2024年11月13日 (水)

紫金山・アトラス彗星を見る 2024/11/13

夕方からキレの悪い雲が広がって今日の彗星時間も邪魔されるのかと思われましたが18時過ぎて雲が切れだしたので撮影に入りました。
C2023_a3_20241108_1828
2024年11月13日18時28分 D=60mm、F=370mm、Uranus-C、SharpCap 4.1、露出5秒×180スタック、gain:420、トリミング、縮小

月明かりと街明かりと薄雲の通過があり写りは今一つでした。
上方右端の星は7.1等、彗星の左下2つ並んだ星は9.5等と9.6等。彗星は8等級くらいまで暗くなったようですがまだ尾は健在です。

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木星 2024/11/13

2:20起床。
すっかり寝坊しました。空は快晴となっています。望遠鏡はベランダにセッティングしておいたのですぐに木星を導入して撮影開始。
Jup_202411121731_6
11月13日02時29~34分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が見えてくる前の南温帯縞が途切れている面です。
まず目についたのは南赤道縞の中央やや左の白い雲の湧きあがり。この位置に発生したのを始めて見ました。9日の画像には気配もありませんでした。北赤道縞のイナズママークのような白い雲の湧きあがりと同じ経度。
右端はイオ

Jup_202411121815_2
11月13日03時10~19分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=430、4000フレームを65%スタック×2、RegiStax 6でWavelet処理

レンズ面に結露し始めたので早めに撮影を始めましたが気流が悪化して10ショットのうち良さげな2ショットだけ使用。
南赤道縞の白い雲の湧きあがりは南側は茶縞の流れに引っ張られて左へ、北側は逆の右に流れ始めています。北側の方が流れが速いようです。

Mar_202411121749_4
11月13日02時49分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、7ms、Gain=380、15000フレームを60%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

木星撮影の合間に撮った火星。

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2024年11月12日 (火)

木星と土星と火星 2024/11/12

11日、彗星撮影を終えて鏡筒を7インチに変えて土星を撮影。
Sat_202411110941_3
11月11日18時41分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、17.5ms、Gain=520、4000フレームを50%スタック×7、RegiStax 6でWavelet処理

6月下旬ころから開き始めた輪の傾きは今頃が最高で、この後再び細くなっていき来年3月下旬ころ0度となって以降は南半球側から眺めることになります。

軽く睡眠を取ってから0:00スタート。
快晴ですが少し気流に落ち着きがありませんでした。
Jup_202411111511_4
11月12日00時07~15分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

写りはそこそこ良かったです。
大赤斑が中央を過ぎた面。大赤斑後方に大きな2つの白い雲の湧きあがり領域が見られます。
南赤道縞の茶縞は大赤斑の上あたりで切れ目が入っています。
北赤道縞中央付近の白斑の南に白い湧きあがりの輝点と濃い茶色の島状斑がくっついています。
北半球中緯度右寄りに大きな白斑が見えます。

Jup_202411111609_0
11月12日01時05~13分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

この時間はけっこう気流が安定していたようで南温帯縞の暗斑列の左もツブツブの集合体に見えています。
南赤道縞北縁の青黒い柱状の雲は左に行くにつれ間隔が広がっています。
北赤道縞の中央付近では白い雲の湧きあがりが数本並行して見られます。

Jup_202411111707_0
11月12日02時03~11分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

南北の赤道縞から赤道域にフェストンが伸びて合体しています。
この面では北赤道縞と南赤道縞の幅がほぼ同じに見えます。

Jup_202411111807_1
11月12日03時03~11分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

色付き白斑が中央に来ました。今日はあまり赤味が少ないようです。南極地方の赤斑も見えています。
北赤道縞中央付近南縁の青黒い雲からフェストン画ノブ始めています。
北半球中緯度の中央付近に茶系の濃い縞の一部が見えます。

最後に火星を撮影
Mar_202411111824_7
11月12日03時24分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、7ms、Gain=380、15000フレームを60%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

相変わらずちっこいですが視直径がやっと10秒角まで大きくなってきて何とか模様も分かるようになりました。

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2024年11月11日 (月)

紫金山・アトラス彗星を見る 2024/11/11

午後から晴れ上がって暖かな日となりました。
彗星時間も快晴。半月を過ぎた大きな月が南東の空にありましたが街明かりよりも暗いので影響なしです。
C2023_a3_20241108_175643
2024年11月11日17時56分 D=60mm、F=370mm、Uranus-C、SharpCap 4.1、露出10秒×90スタック、gain:400、トリミング、縮小

自動導入経緯台のおかげで明るい空の中で暗くなった彗星も視野に簡単に入ってきます。
彗星の下にある星は7.7等、左上端にある星は6.6等。写真ではこれらより明るく写っていますが10秒露出1枚の画像では下にある星と同じくらいの輝度でした。

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2024年11月 9日 (土)

羽村かつやに行く

6:30起床。
晴れていますが冷え込んで今秋一番の寒さ。高気圧に覆われて晴れ予報なので自転車で遠出を考えていましたが寒さで怯んでしまいました。
8時半ころ10度を越えてきたのでようやく活動開始。今シーズン初めて下をロングパンツにしました。

8::50出発~多摩川CR~府中四谷橋~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~多摩川右岸~多摩大橋~多摩川CR~羽村~新奥多摩街道~かつや昼食~青梅~R411~日向和田

10度といえば真冬の暖かい日中程度なので指切りグローブでは指先が冷たく長袖ジャージ1枚ではスースーして寒いし、スタート時はウィンドブレーカーを羽織る季節になってしまったのかも。この前まではあんなに暑かったのに。
出発が遅いので羽村のかつやで昼食を食べることを目標にしました。

11:00入店。かつ丼。11:25出発。
気温も上がったので先日発見した梅ケ谷トンネルを通過して日の出町側を走ることにしました。

日向和田の神代橋上流側
P50_20241109_115633
多摩川河口から65km。すっかり渓谷感があります。

~都45~都238~梅ケ谷トンネル~都184~秋川街道~五日市~都165~都29~草花丘陵あたり~羽村~多摩川CRで15:20帰宅。

13時を過ぎると次第に切れの悪い雲が南から広がり始めました。今夜の星見はだめかもしれません。

走行距離:122km

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木星 2024/11/09

0:00からスタート。
大きな移動性高気圧圏内で快晴でした。
Jup_202411081511_0
11月09日00
時07~14分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流が安定していました。
2番と3番白斑がクッキリ見えています。
北赤道縞中央付近では白い雲の湧きあがりが縞を斜めに切っています。

Jup_202411081608_0
11月09日01時03~12分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

快晴は続かず上層の薄雲が流れ込んで来ました。
大赤斑が見えてきました。大赤斑の右で南赤道縞の茶縞の南縁にリング状暗斑の変形したものが見えます。
南赤道縞の北縁には青黒い雲の暗柱が並んでいます。

Jup_202411081708_0
11月09日02時03~12分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=430、4000フレームを55%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

上層の薄雲の流れ込みが続いて気流は今一つですがまあまあの見え方。
大赤斑が中央に来ました。今日は長円潰れた形をしてます。周囲には左から来る暗斑列の崩れた霞のようなものがまとわりついています。
大赤斑の後ろ側の白い雲の湧きあがりは直近のものは崩れて右上に流れ出し、その後方2つが活発です。
南赤道縞北縁の青黒い雲の暗柱は大赤斑の左側にも続いています。
3,4,5,7番の白斑がかろうじて見えます。

Jup_202411081807_0
11月09日03時03~10
分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=430、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流が一気に悪化しました。庇による口径食の影響も大きいようです。

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2024年11月 8日 (金)

紫金山・アトラス彗星を見る 2024/11/08

午前中は切れの悪い雲や上層の薄雲がありましたが午後から穏やかな晴天となりました。
月が大きくなってきて彗星撮影には不利になってきていますが、元々市街地の光害の強い所なのであまり関係ありませんでした。
C2023_a3_20241108_1834
2024年11月08日18時34分 D=60mm、F=370mm、Uranus-C、SharpCap 4.1、露出10秒×60スタック、gain:400、トリミング、縮小

まだまだ撮影するには楽しめる大きさと明るさ、尾もしっかり。
今が一番日没後の高度が高い時期で撮影時間が楽に取れます。
左上端の星は6.1等星。すぐ上の尾の端にある星は8.9等星

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木星 2024/11/08

寒気が流れ込んで気流が良くない上に今夜も風のぶつかりによるキレの悪い雲がかかっていました。Jup_202411071559_0
11月08日00
時54~03分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=430、4000フレームを55%スタック×9、RegiStax 6でWavelet処理

切れ間がないためgain値を手動で変化させながらの撮影。細かい模様は見えてきません。
右下にややオレンジ色っぽい色付き白斑と南極域に赤斑が見えています。
南赤道縞の中央やや左の北辺に白い明るい領域が見えます。

Jup_202411071701_0
11月08日01時57~04分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=430、4000フレームを55%スタック×8
、RegiStax 6でWavelet処理

相変わらずの雲と気流。
エウロパの影が落ち始めました。
その右下には1番白斑。

Jup_202411071800_5
11月08日02時54~03分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=430、4000フレームを55%スタック×8
、RegiStax 6でWavelet処理

切れの悪い雲の領域の北の端から抜けて雲の邪魔無しでしたが気流は変化なし。
北赤道縞の左寄りでは白い雲の湧きあがりが縞を斜めに横切っています。
エウロパの影と1番白斑が接近しました。左の横線はエウロパの移動した跡。

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2024年11月 7日 (木)

木星 2024/11/07

0:00スタート。
昨日は夕方前に雲が切れ始め彗星が見えるかと期待しましたが日没後はキレの悪い雲が増えて撮影できず。南の方では雨も降ったようです。
夜遅くなるにつれて雲の隙間が多くなり木星時間は時々雲がかかる程度まで回復。
Jup_202411061524_0
11月07日00
時19~28分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

大きく揺れるような気流でしたが意外と写りは良かったです。
大赤斑の面。細かい所は見えていませんが大赤斑の後方で白い雲の湧きあがりが活発で4波くらいあります。大赤斑に一番近い所は崩れて大赤斑の北側に流れ出しています。

Jup_202411061622_8
11月07日01時18~27分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=430、4000フレームを55%スタック×7、RegiStax 6でWavelet処理

途中でキレの悪い雲がかかり10分かけて7ショットを利用。
大赤斑後方の白い雲の湧きあがりはこちらの方がよく見えています。一番左の4波目は湧きあがり始めたたばかりで領域が小さいです。その左にも沸き上がり領域になりそうなやや明るい部分が2つ見えます。
北赤道縞の中央から左で白い雲の湧きあがりが活発です。

Jup_202411061725_3
11月07日02時22~29分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=430、4000フレームを55%スタック×3、RegiStax 6でWavelet処理

キレの悪い雲が多くなり雲の隙間からの撮影で3ショットだけとなりました。気流もかなり悪化してボケボケとなったので打ち切って就寝。
寒気が北から流れ込む季節になると関東南部は風のぶつかりによるキレの悪い雲が湧きやすくなるので困ったものです。

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2024年11月 6日 (水)

木星MAP 2024/11/05

11月4日、5日と続けてまずまずの気流で木星撮影できてほぼ全周をとらえることができました。
さっそくMAPに落としてみました。
20241105_map1
1番白斑から5番白斑まで。
2番から5番はほぼ等間隔です。4番は輪郭が無くて小さく見えています。

20241105_map2
4番から8番白斑と色付き白斑まで
左端の色付き白斑はかなりオレンジ色っぽくなりました。

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2024年11月 5日 (火)

木星 2024/11/05

23:40からスタート。
庇による口径食がいつ終わるかを確認していましたが、結局日付が変わった0:10過ぎでした。
真夜中スタートが続くので結構寝不足。
Jup_202411041518_0
11月05日00
時14~21分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=430、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流は昨日より悪くなりました。昨日の続きの面で大赤斑が右端です。
5番7番8番白斑が並んでいます。
大赤斑後方の白い雲の湧きあがりは昨日と大体同じ形。
北赤道縞中央右寄りの白斑の北辺が茶縞の領域から抜け出しそうです。

Jup_202411041618_0
11月05日01時14~21分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=430、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

7番と8番白斑、左端に色付き白斑が見えます。
南温帯縞の右よりは縞が二重になっているようです。

Jup_202411041718_0
11月05日02時14~21分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=430、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

色付き白斑と南極地方の赤斑の赤味が同じくらいです。
北半球高緯度の中央付近に大きな濃い茶色の島状斑が見えます。

次のタイミングでは雲が流れ込んで悪気流となったのでボツ。

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2024年11月 4日 (月)

紫金山・アトラス彗星を見る 2024/11/04

今日も好天となりました。午後少し雲が出ましたが日が暮れると消散して快晴の空。
さっそく彗星撮影に入りました。
C2023_a3_20241104_1754
2024年11月04日17時54分 D=60mm、F=370mm、Uranus-C、SharpCap 4.1、露出10秒×90スタック、gain:400、トリミング、縮小

1日では変化は認められませんがせっかくの明るい彗星なので撮れるだけ撮っておこうと思います。
彗星の右上のこの範囲では一番明るい星は8.5等

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土星、木星 2024/11/04

前の晩、彗星撮影後に木星撮影に備えて望遠鏡を準備したついでに土星を見たら気流が良かったので撮影。
Sat_202411031128_6
11月03日20時28分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、17.5ms、Gain=510、4000フレームを55%スタック×7、RegiStax 6でWavelet処理

輪を照らす太陽の高度が2.7度と低くなり輪からの反射光が減って暗くなりました。土星面を通る輪はグレーになっています。

0:00起床。
快晴が継続していました。すぐに木星を導入して撮影開始。
Jup_202411031518_7
11月04日00
時15~22分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流は安定していました。お隣のエアコン室外機も11月に入ってようやく停止しまたとない好条件。
1番白斑が右寄り、2番と3番白斑が左寄りに見えます。
南温帯縞の切れ目が中央付近で左に暗斑列となっています。
北赤道縞からフェストンが伸びています。

Jup_202411031618_6
11月04日01時15~22分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

1番から4番の白斑が見えています。大赤斑も見え始めました。
南温帯縞の暗斑列は2番と3番白斑の中間ぐらいの経度で終わっています。
北赤道縞の南縁はフェストンの素となる青黒い雲が帯状に連なっています。

Jup_202411031718_6
11月04日02時15~22分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

2番から5番の白斑が等間隔に見えています。4番5番は輪郭がはっきりしません。
大赤斑の南側を通過して右側に暗斑列が伸びています。
南赤道縞の茶縞は大赤斑を大きく回り込みその北側に白い雲の湧きあがりがあって右方向にずっと流れ出しています。
北赤道縞の南縁の青黒い雲の湧きあがりはずっと左側まで続いています。

Jup_202411031818_5
11月04日03時14~23分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを55%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

3番4番5番と7番白斑が並んで見えます。
北赤道縞の北縁から青黒い柱のような雲が赤道域に向かって並んでいます。
左端の南温帯縞からの暗斑列が大赤斑のすぐ南側に続いています。
北半球高緯度の中央付近に白斑が集中しています。

最後に火星を撮影して就寝。
Mar_202411031831_4
11月04日03時31分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、7ms、Gain=400、18000フレームを60%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

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2024年11月 3日 (日)

紫金山・アトラス彗星を見る 2024/11/03

日没後も快晴が継続。
紫金山・アトラス彗星は薄明が終わる18:10で南西の空、高度36度もあり撮影時間がたっぷりとれます。
暗くなったのでファインダーで探し出すのが難しくなりましたが自動導入を使えば簡単に彗星にたどり着けます。スバラシイ。
C2023_a3_20241103_1807
2024年11月03日18時07分 D=60mm、F=370mm、Uranus-C、SharpCap 4.1、露出10秒×90スタック、gain:400、トリミング、縮小

小さく暗くなりました。10秒露出で90枚をスタックしています。
彗星の右上はへびつかい座の73番星(5.7等)で10秒露出の1枚ものではほぼ同じくらいの明るさでした。
でも写真にとればダストの尾がしっかり伸びています。

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梅ケ谷峠とか3つ越える

5:50起床。
快晴の朝でした。未明から晴れる予報ではありましたが低気圧通過後の荒れた気流であろうと予想して木星撮影は捨てて睡眠に当て今日は自転車走に集中です。

7:30出発~多摩川CR~羽村~新奥多摩街道~青梅~R411~日向和田~都45~都238~梅ケ谷トンネル往復~梅ヶ谷峠
都238で梅ケ谷峠に上り始め、最初の急坂区間を過ぎ緩斜面をゆるゆると上って行くと峠に向かう急坂区間が始まる手前に梅ケ谷トンネルの入り口がありました。
トンネルの開通は今年の3月16日だったそうで、今年に入ってこのコースを全然走っていなかったので知りませんでした。
P50_20241103_102135
自転車は車道走行禁止となっていて、青梅市側から見て右側に歩道があり自転車は底を走行することになります。歩道の幅は十分自転車が対面ですれ違える幅があり路面もきれいでした。
記念にトンネルを往復してみます。
P50_20241103_102720
日の出町側のトンネル出口。突き当りは都184で右折するとつるつる温泉まで2kmの標識がありました。
トンネルの銘板によるとトンネル長は1333mと結構長く、トンネル内にある青梅市と日出町境を頂点に両側が緩い下り傾斜となっていました。
猛暑日に涼みに来るには絶好の場所と思われます。

10:40梅ケ谷峠
P50_20241103_103719
梅ケ谷トンネルから戻って峠に向かうとすぐに急坂区間が始まります。小粒でもピリリと辛い梅ケ谷峠。

~都251~秋川街道~五日市~都32~11:00小峰峠
P50_20241103_110405
小峰峠は鬱蒼とした木々の中の暗闇に包まれていました。
都32の小峰隧道手前から旧道に入り込むと昨日の雨で路面はびしゃびしゃでぬれ落ち葉が敷き詰められ徐行を強いられました。

~都32~都61~戸沢峠
P50_20241103_112149
峠通過後振り返って撮影。
戸沢峠は交通量の比較的多い中を追われながら上り切ったところに峠の標識があるだけの味わいの無い峠です。
下りに入ると都61は新しく開通した区間になっていました。

~都61~陣馬街道~浅川CR~多摩川CRで拝島橋で折り返して14:50帰宅。
一日中快晴が続いた日なんていつ以来のことでしょうか。これで今年の秋雨明け宣言を出しても良さげですね。

走行距離:142km

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2024年11月 1日 (金)

木星 2024/11/01

0時からスタートしたかったけど低い雲が南から流れ込んで全天を覆っていました。
わずかな隙間に木星が見える数回のタイミングで木星を導入しピント合わせして大きな切れ目の到来を待ちました。
Jup_202410311605_0
11月01日01
時03~06分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=440、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

1時間後に来た雲の切れ目で4ショットだけ撮影できました。雲は対流性のもののようで気流は良くありません。
エウロパが木星面経過を開始したところでその影が右の方に落ちています。
エウロパの右下にかすかに1番白斑が見えています。
赤道域はたなびくフェストンの青黒い雲が漂っています。

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11月01日02時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=430、4000フレームを5
0%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

低い雲の流れ込みは解消しましたが高い所の薄雲が邪魔し続けていました。気流は相変わらず安定しません。
エウロパは中央付近の1番白斑の北、南温帯縞の北辺にいるのですがほとんど同化してしまっています。
南赤道縞の中央やや右の北辺は白い雲の湧きあがり域で明るく見えています。

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11月01日03時01~08分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

エウロパが輝度の低い右端に移動して白点として浮き上がって見えてきました。
視ない温帯縞は中央付近でぷっつりと途絶えその左側が広く空白域として見えています。

Jup_202410311903_8
11月01日04時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

薄雲が消えて気流が少し安定しました。
大赤斑が左端に見え始め、2番、3番白斑が見えています。
北赤道縞の北辺は白斑の位置で北に盛り上がって見えるようになりました。北側が少し縮小し始めたのかも。
南赤道縞の中央は大赤斑あたりから右に黒い帯が続いています。

次の5時のタイミングでは庇による口径食が5割以上になっていて解像度が悪くボツ。

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2024年10月31日 (木)

紫金山・アトラス彗星を見る 2024/10/31

関東南部は久しぶりに南まで張り出した移動性高気圧に覆われましたが未明頃からかかり始めた秋雨前線北縁の薄雲が日中次第に増えて日が暮れる頃には全天を覆ってしまいました。
それでも雲に濃淡があるので薄まった部分に彗星がはまれば見えるんじゃないかと望遠鏡を準備し自動導入で彗星をとらえてみました。
薄雲越しでもGainを上げると彗星の頭部が見えたので雲の薄まるのをじっと待ちました。
C2023_a3_20241020_1900
2024年10月21日19時00分 D=60mm、F=370mm、Uranus-C、SharpCap 4.1、露出5秒×36スタック、gain:440、トリミング、縮小

11日ぶりの彗星です。もう天気悪すぎです。
薄雲がかかり続けながらも電子観望の要領でスタックしてヒストグラムを見ながらストレッチすると立派な尾が浮かび上がりました。夏の天の川の中にいるので細かい星屑がいっぱいです。
画角は横1.0度×縦1.7度くらい。
写真の一番下中央の星は8.2等星なので小型望遠鏡でもまだまだ十分明るく大きな彗星です。

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木星 2024/10/31

0:40起床。
晴れていました。もう10月は今日でおしまいですがしつこい秋雨シーズンの影響で木星もあまり撮影機会が無かったです。7日ぶりの木星です。
Jup_202410301553_3
10月31日00
時49~56分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

低気圧が去った後面の気流だったのでややボケ気味でした。木星の衝が12月8日でずいぶん大きく写るようになりました。
大赤斑とその後ろの面です。4番、5番、7番白斑が並んでいます。
大赤斑の後ろで白い雲の湧きあがりが活発です。
北赤道縞の北縁は白斑の部分で北に盛り上がっています。
木星のすぐ右上はガニメデ。

Jup_202410301655_2
10月31日01時51~58分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流は相変わらず落ち着きがありません。
大赤斑は沈み5番、7番、8番白斑が見えています。

Jup_202410301753_2
10月31日02時49~56分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞内最大の白斑が中央です。
色付き白斑がぼやけながらも8番白斑の左情報に見えています。

Jup_202410301853_0
10月31日03時49~56分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=420、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

すでに庇による口径食を起こしていました。気流の影響と口径食、さらに秋雨前線北縁の薄雲がかかりぼけぎみです。
かろうじて色付き白斑の薄いオレンジ色が分かります。南極地方の赤斑もボケて意外と大きく写っています。
木星の左上はガニメデ。WinJuposの衛星処理を加えてみました。

この後も気流は戻らず薄雲は増えるしで打ち切って本寝。

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2024年10月26日 (土)

どん曇り続く

6:10起床。
どん曇りです。低い雲が垂れこめて今にも小雨が落ちてきそうですが予報は一日曇り。
秋雨前線は南岸に停滞したままですが雨は心配しなくて良さそうなので自転車走に出発。

7:40出発~多摩川CR~是政橋折返し~多摩川CR~羽田折り返し~多摩川CR~府中四谷橋~多摩大橋間周回~多摩川CRで14:50帰宅。
とにかくどん曇りで薄暗く気分は沈みがちなので少しでも体を動かして体温を高めて汗を流すしかありません。
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いつの間にかキンモクセイのシーズンは過ぎ去ったようで全く香りはありませんでした。今年は開花した時期と天気と自転車走行のタイミングが合わず気持ちの良い秋を感じられずに季節外れに暖かい晩秋に突入していきそうです。
せっかく明るい彗星も見られるはずなのに毎日毎日雲雲雲雲雲雲雲雲雲雲ばっかりでもったいないですな。

走行距離:151km

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2024年10月24日 (木)

木星 2024/10/24

1:10目覚めました。
外を見ると南から低い雲が速いスピードで流れていましたが木星は雲間に見え隠れしていたので雲の切れ間待ちで撮影準備。
Jup_202410231649_2
10月24日01
時46~51分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、10ms、Gain=450、6000フレームを45%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

前線の近くで気流は荒れ気味で詳細は見えません。
7番と8番白斑、左端に色付き白斑、北赤道縞中央あたりに北赤道縞内で一番大きな白斑
北極の上空にカリストの暗い姿が見えています。

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10月24日03時46~52分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Uranus-C、SharpCap 4.1、15ms、Gain=450、4000フレームを50%スタック×7、RegiStax 6でWavelet処理

南からの低空の雲の流れは無くなり気流はやや回復したもののその上層の雲がかかり続けました。
色付き白斑が右端に移動しました南極地方にある赤斑と同じくらいの色合い。
南赤道縞の南縁がリング暗斑の並びで凸凹しています。
カリストの暗い姿が左に移動しました。

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