2018年12月28日 (金)

有田でみかんの香りに包まれる

5月1日(火)
4:40起床。快晴です。宿は素泊まりだし、今日も長距離になるのでさっさと出発します。
Map20180501_01今日のコース
明日の雨に備えて紀伊半島の西海岸をひたすら北上します。今夜の宿は昨晩手配済みなので余裕なのですが、夕食が18時から1時間という制約があるためそれに間に合うよう走ります。



5:20白浜出発~県34~県31~田辺~R42~6:20みなべ(22.1km)~R42~7:40御坊(47.1km)~由良~R24~8:40水越峠(63.9km)~県23~湯浅~県20~9:40有田(82.2km)
和歌山市までの御坊から由良間と由良から湯浅間に2つの峠越えがありました。水越峠が190mくらいで今日の最高地点となりました。
P50_20180501_102726_01みかんの木
湯浅に下った後R42を離れて海沿いの道を走っていると次第にみかんの花の匂いが漂うようになってきました。有田市に入ると一層濃い香につつまれました。周囲は小高い山になっており、その山肌の高いところまでみかんの木が植えられていて開花の真っ盛りなのでした。みかん星人の僕としては幸福感につつまれた時間でしたが、匂いだけというのは残念。みかん収穫の季節だったらここで一泊してしまったことでしょう。
~R42~県175~11:30和歌山駅(110.5km)
P50_20180501_115638_01紀の川を渡る
久し振りの大都市和歌山このあたりを西日本を東西に分断している大断層中央構造線が走っています。この橋を渡ると久し振りの大都市和歌山の市街地ともおわかれです。




~県752~県7~13:00田倉崎(126.9km)
P50_20180501_131355_01田倉崎
かなり進捗が良いので田倉崎に寄り道。沖に見えるのは地ノ島(右)と沖ノ島。ここは淡路島に一番近い場所なのですが淡路島は2つの島陰の向こうにあるので見ることはできず。このあたりまでが紀伊半島としての海岸線が楽しめたエリアになります。


~県65~大川峠~県65~府65
P50_20180501_134005_01大川峠120m弱
ここが紀伊半島最後の峠でした。県道はトンネルで通過しますが最後なので車は封鎖されている旧道で越えました。峠で止まってしばし静けさを楽しみます。ここから先は大阪湾に沿うことになりのんびりムードを楽しむことはできないでしょう。



P50_20180501_135404_01大阪府に入る
海沿いの県65を走っていると突然前方に大阪府の標識が現れました。県境を境に大阪府側の路面にはセンターラインが引かれています。ここからは府65となります。左は養魚場で自転車がもたれかかっているポールの上には魚のオブジェが。



~府752~府250~15:10りんくう(160.8km)~府204~16:40大阪国際YH着。
大阪に入ると海沿いなのに海は見えず市街地が続き交通量が増えます。房総半島の西海岸で富津を過ぎると工業地帯に変わるようなイメージです。幹線はつまらないので紀州街道の旧道を辿りました。
P50_20180502_053600_01大阪国際YH
予約しておいたYHは高石市の羽衣公園内にありました。直営のYHでした。部屋数も多くドミトリー形式ではありましたが平日で空いていたので僕一人で一部屋占有。ほかには米国から来た夫婦の団体がいました。18時の夕食は何とバイキング方式。今日の米国団体客のおかげでなのでした。宿泊客数に応じて夕食の形式が変わるようです。ビンボー旅人に取ってバイキングとは有り難や。一泊夕食腹一杯食べて¥4500とはありがたや。米国団体は先に引き上げていきましたがバイキングの料理はかなり残っています。僕一人ではとても食べ切れません。賄いのおばちゃんに聞いたところ19時になったら食堂は閉めて残った料理はもったいないけど廃棄なのだそうです。だけどバイキングで料理が足らなかったらそっちの方が問題になるからということで多目に用意するそうです。ホントにもったいない。
これで今回の旅もほぼ終わりです。あすは雨の降りだす前の早朝に新大阪駅まで走って新幹線で帰ることになります。
走行時間:9h09m、距離:184.5km、AV.20.1km/h

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本州最南端に立つ

4月30日(月)その3
そんなわけで、三重県熊野市の丸山の棚田鑑賞を終えて新宮川沿いに下り和歌山県新宮市で再び紀伊半島海岸線に復帰。潮岬を目指します。
熊野速玉社~R42~10:40湯川駅前休憩~串本~県41~12:10潮岬(117.2km)昼食
新宮市から串本までのR42は、これまでのような辟易とするアップダウンの繰り返しはほとんどなく一定のペースで走行できました。潮岬は串本の市街地から南に半島のように出っ張っており、起伏の多い地形でちょっと上らされました。
P50_20180430_123952_01本州最南端に立つ
2016年8月に本州最北端の大間岬に立っているので本州の南北を押さえました。最南端付近は断崖になっており残念ながら海に降りることはできません。どれくらい南かというと関東地方で言うと伊豆諸島の三宅島と八丈島の中間地点よりもちょっと南に当たります。これで今回の旅の目的は果たし、ここからは帰路になります。

P50_20180430_125025_01潮岬灯台
潮岬が本州最南端なら潮岬灯台は本州最南端の灯台ということになります。この付近には本州最南端の○○がいっぱいあるところです。本州最南端の駅、最南端の郵便局、最南端のコンビニ、最南端のラーメン屋、最南端の公衆電話、最南端のトイレ、最南端の自転車屋・・・。何でもありです。


12:40潮岬出発~県41~串本~R42~14:10すさみ(145.4km)休憩
P50_20180430_141635_01絵文字鑑賞
串本の街に戻り引き続きR42の旅です。進路はゆっくりと北寄りの成分を持ち始めます。交通量は少なく走りやすいのですが午後の疲れが出始めるとちょっとしたアップダウンも精神的に辛くなりは決めます。標高差は大したことは無いのですが何度も何度も繰り返すアップダウンは修行です。
FISHINGモリシタの文字で魚を描いています。スバラシイ。近くにある釣具屋さんらしい。気になるのはその脇にぶら下がる車のアルミホイールとそれを叩くための金槌。
P50_20180430_153025_01CRに入り込む
アップダウンの国道走りに嫌気がさした頃、海岸線沿いに走るCRを発見。こいつでちょっとのんびり走るかとそちらに乗り換えました。しばらく海岸線を走っていると急に上り坂が現れ、逃げる分岐も無いままあれよあれよとぐんぐん標高を上げる原生林の中のくねくね道に変身してしまいました。紀伊半島は一歩奥は山ばかり。道なりに進むしかなく、突然R42に出た時はホッとしました。このCRによりちょっと長いR42のトンネルを1個パスしたことになります。
~R42~県34~県214~16:20白浜駅~県31で16:50白浜の宿着。
P50_20180430_192239_01白浜の夜
白浜は太古から温泉の湧くリゾート地。近くにはパンダが生活しているアドベンチャーワールドもありますがビンボー自転車旅のおっさんが繁忙期に来るところではありません。白浜駅前の旅館では「ひとり者は泊めないよ」と軽くあしらわれ、駅の観光案内所でなんとか温泉宿を紹介してもらって夜露をしのぐことができました。僕にとっては3泊分の宿代です。火山の無い南紀にあってなぜに温泉が沸くのか。その熱源は火山のマグマではなく南から押し寄せてくるフィリピン海プレートが南海トラフで紀伊半島の下にもぐり込んだときにプレートに含まれた水がマントルで熱せられ割れ目を通って湧出してくると考えられているそうです。そんな壮大な地球のからくりを考えながら、「まんとるか・・」と一人貸し切り状態の大きな湯船のツルツルのお湯に沈んで疲れを癒したのでした。
さて、天気予報では明後日5月2日は雨の予報。明日はできるだけ新大阪駅に近い場所まで進んでおきたいところです。
走行時間:8h59m、距離:193.0km、AV.21.5km/h

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2018年5月31日 (木)

奈良県の最南端に立つ

4月30日(月)その2
丸山の棚田鑑賞を終えて紀伊半島の海岸線沿いに戻るのですが、来た道を戻るのはつまらないので引き続きR311で新宮川沿いに海岸線を目指します。
Map201804302_01三重・奈良・和歌山県境付近
R311を走って行くと三重県、奈良県、和歌山県境を通過していきます。奈良県がこんな南まで張り出していたのは意外でした。




丸山棚田~県780~県765~R311~8:00北山川の瀞大橋を渡って和歌山県入り
P50_20180430_080106_01和歌山県に入る
山北川の橋を渡り切ったら和歌山県に入りました。自転車では初の走行となります。この付近は三重県と奈良県の県境に和歌山県の飛び地が入り込んで県境が複雑になっている地域です。和歌山県に入りましたがまだ一時的なものです。



~R311~8:15奈良県入り
P50_20180430_081310_01奈良県の最南端に立つ
北山川からはなれて小さな尾根越えの峠で予想外の奈良県十津川村に入りました。日本一大きな村です。ちなみに地図をみるとここは奈良県の南端が突き出している場所で車道で行ける奈良県の最南端になります。しばし初の奈良県走行を味わいます。


~R311~R169~葛山トンネル
トンネルの中で再び和歌山県に入ります。奈良県内の走行はわずか7分間であっけなく終了したのでした。
~R169~宮井橋~R168~9:40熊野速玉神社(65.0km)
P50_20180430_083144_01三重県の最西端をながめる
北山川は流路を南に変えて新宮川と合流し熊野灘にそそぐまで三重県との県境を成しています。正面に突き出しているあたりが三重県の最西端。対岸に渡る橋はもっと下流まで行かないと渡れないため眺めるだけとなりました。このあたりから河口まで30km近くあるのですが、その間に三重県に渡れる橋は2本しかありません。

P50_20180430_093352_01三重県の最南端をながめる
R168は新宮川に沿ってほぼ平坦で快走できるのですが所々トンネルや橋が自転車通行禁止となっていて迂回させられてしまいつい愚痴が出てしまいます。新宮市街地に入る手前のトンネルも通行禁止のため旧道の越路隧道に迂回です。そのトンネルの手前から見える対岸が三重県の最南端の地なのです。対岸には県道が1本並行して走っているのですが途中で崩壊していて通行止めのため止むなく対岸から鑑賞したのでした。
P50_20180430_094939_01熊野速玉神社をみる
新宮市街地に出てようやく海岸線沿いのR42に合流。ちょっと休憩がてら熊野速玉神社に立ち寄りました。見るだけです。立ち寄って門の手前で一礼して写真を取りトイレでボトルに水を満たしてすぐに出発。次の目的地は潮岬です。

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2018年5月30日 (水)

丸山の棚田をみる

4月30日(月)
5:00起床。晴れています。昨日の走行の疲れでぐっすり眠れてすっきり目覚めました。ツーリング3日目というのがこれまでの疲労が一番出る時期ですが紀伊半島周回はまだ半分も達成していません。買い込んでおいたパンと牛乳を食べて先に進みます。
Map20180430_01今日のコース
今回の大きな目的は紀伊半島周回ですが、どうしても立ち寄りたかった場所が2か所ありました。一つが丸山の棚田。もうひとつが本州最南端潮岬です。今日はこの2か所を訪問することになります。熊野神社とか那智の滝とか熊野古道とかは今回ありません。


5:40熊野出発~R42
P50_20180430_055903_01海岸線沿い平坦路
熊野から和歌山県一宮までは七里御浜と呼ばれる長い砂浜の海岸線が続き、その海岸線に沿ってR42が走ります。鳥羽から和歌山市までの区間で約20km続く一番長い平坦路です。ここを真っ直ぐ進めば潮岬まで約75kmで到着できますが、丸山の棚田を鑑賞するためにちょっと内陸に寄り道です。


~県739~R311~風伝峠
P50_20180430_063909_01風伝峠への上り
しばらくR42の平坦路を楽しんだ後、県739に右折して内陸に侵入。R311に合流すると風伝峠に向けて緩い上りとなりました。山から吹き下ろしてくる風が思いのほか強く、大した標高ではないのですが苦戦。R311は峠をトンネルで通過します。



~県40~6:50丸山千枚田県道展望所(22.0km)~棚田内の道
P50_20180430_070839_01眼前に広がる丸山の棚田
風伝峠のトンネルを過ぎてすぐに右に分岐する県40に入り緩い上り坂をうねうねとコーナーをクリアしていくと前方から次第にケロケロ音が大きくなってきました。そして県道の木立が途切れた場所から丸山の棚田のほぼ全景がドーンと目に飛び込んできたのでした。スッパラシイ!!。鴨川の大山千枚田よりも田の枚数も段数も標高差も圧倒しています。千枚田といいますが1000枚を超えるそうです。ケロケロ音はここで暮らすカエルの鳴き声なのです。
P50_20180430_072732_01棚田上部からの風景
県40はこのあと棚田最上部の集落に回り込んでいきます。集落からは棚田の中を下る道路が分岐しているので棚田内に降りていきます。上から見下ろしても水を張った細長い棚田が幾重にも重なって見えて圧巻です。集落の裏の谷から引いた川の水を上位の田から下位の田へまんべんなく水が落ちて満たしていくシステムです。よくぞ切り開いたものです。

P50_20180430_073702_01転がり落ちようとする巨岩
棚田のど真ん中に巨岩が鎮座していました。この角度からだといまにも道路側に転げ落ちそうです。2枚上の写真の真ん中ちょっと左にも写っています。棚田を切り開いたときこの巨岩は取り除くことが出来なかったんでしょうね。



P50_20180430_073756_01土地が傾斜しているので広い田にしようとすると段差が大きくなり、田を支える下側に大きな石垣を組まなくてはなりません。そのため幅を狭くして段差を小さくして支え側に労力をかけない工夫をしたのでしょう。故に小さな田が並ぶ景観となっています。1地時間ほどをかけてのんびり下りながら棚田を鑑賞したのでした。見に来る価値のある場所でした。


棚田の最下部まで下って丸山棚田鑑賞は終わりを告げました。まだ時刻は8時前。お昼くらいに潮岬到着を目指します。

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2018年5月23日 (水)

熊野市に向かう

4月29日(日)2日目その2
お昼に尾鷲に到着し、駅前の食堂で親子丼大盛りをガッツリ食べて出発しようと店のオヤジに勘定を払うと、これからどこに行くのか地元の言葉で話しかけてきました。これから熊野市に向かうのだと言うと、オヤジは道を教えてくれているようなのですが言葉の半分も分かりませんでした。とりあえずありがとうとお礼を述べて食堂をあとにします。まずは尾鷲から九鬼までひと山越します。R311を使うとトンネルで楽が出来ますが当初の計画では自分に厳しく県778で海側の峠越えルートを計画していました。
12:40尾鷲出発~県778~13:50R311交点(128.5km)~R311
P50_20180429_132619_01尾鷲から高度を上げていく県道778
市街地からしばらくは海岸線沿いを鉄道と並行して走っていましたが大曾根浦駅を過ぎてしばらく行くと上りが始まりました。海のすぐそばなのに際限なく続く上り。県道とはいえ林道並みで車の通りはなく果てしないクネクネ。



P50_20180429_132952_01県道778
標高が300m近くなると坂も緩くなり少しペースが上がりました。上りが始まってからR311交点までは全くの無人地帯で人工物はアスファルトとガードレールと標識だけです。こんな所でコケてメカトラブルなんかあったら大変です。道路脇の崖は大きなシダがびっしり群生しています。尾鷲からR311交点までの県道778は約17km。通過に70分かかりました。

Map201804291_01プロフィール
GPSロガーから標高を抽出したものです。今日の志摩から熊野のルートで繰り返されたアップダウンを示しています。県道778が一番高かったわけですが、一つ岬の尾根を越えて下り始めた先に次の岬の上りが見えてしまった時の方が精神的にはきついのです。

P50_20180429_144847_01木造校舎をみる
ただひたすらにペダルを回して現れてくる上り坂をクリアし、一瞬の下りをノーブレーキで精神を開放し次の上りと戦う。たまにトンネルで一回休みのご褒美が来るがいつまで続くのか。道の厳しさなど知らぬ気に海の風景はひたすらにキレイ。そして入江となった集落の中にはすでに廃校となってしまった立派な2階建て木造校舎。

14:30三木里(141.3km)~15:10熊野市に入る(152.4km)~15:50新鹿(165.2km)~大泊~R42~鬼ヶ城歩道トンネル
P50_20180429_163135_01自転車通行禁止
大泊りでR311はR42に合流して熊野市街に向かいます。その最後の鬼ヶ城隧道は自転車通行禁止なのでした。トンネル手前にこの案内がありますが、気付かずにトンネル直前で通行禁止標識にぶち当たることになります。



P50_20180429_163501_01鬼ヶ城歩道トンネル
案内板に従って歩道に上がり歩道橋を渡って鬼ヶ城歩道トンネルを通過します。このトンネルは熊野市街からの一方通行の車が通ります。車は国道だけ通せばいいのに歩道トンネルとは名ばかり。でもこのトンネルが無かったら自転車での紀伊半島海岸線沿いツーリングは断たれるわけです。


~16:40熊野市駅(175.5km)~獅子岩を見る
P50_20180429_164922_01獅子岩
熊野市駅前を通過して宿に向かいます。海岸線沿いのR42に合流した先に獅子岩という奇岩があります。久しぶりに見る広い砂浜も新鮮です。今回の旅用に購入したツーリングマップル2018関西版の表紙にもなっていました。
そして今日の宿はこの獅子岩から目と鼻の先なのでした。


~16:50熊野市青年の家YH着
GW前半の3連休の中日だというのに4人部屋を個室使用でした。何といっても宿泊代が2280円は自転車旅でも安すぎます。2日目なので洗濯をしましたが洗濯機もタダで利用できます。スバラシイ。
走行時間:9h13m、距離:176.5km、AV.19.1km/h

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