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2007年8月 6日 (月)

分杭峠と地蔵峠を越えて

三日目:7月30日(月) 
 未明頃から南風が吹き始めテントを揺らす音で時々目覚める。ラジオを聞いて天気を知りたかったがずっと選挙の放送をしていた。
 4:30起床。朝焼けで東の空がピンク色。展望台まで行きしばらく明け方の風景を楽しむ。湿った空気に覆われて悪天が予想される。テントを撤収、茶を沸かしてビスケットであわただしく朝食を摂り出発を急ぐ。荷物を積む段階で後輪パンクに気づく。急いでパッチ修理。チューブのバルブを切らないように慎重に空気を入れるので高圧にできない。

Map20070730今日は2つの峠を越えて1900mのしらびそ高原まで進むハードなコース。
 6:50出発。最初の14kmは美和湖までの下りだが走り始めてすぐ雨が降り始める。そのうち濃い霧につつまれスピードを落として慎重に下る。さらに雷雨となり猛烈な雨。偶然近くにあった炭焼き小屋に避難。ここで10時まで足止めされる。10時雨がやっと弱まったので意を決して出発。ハネが靴を濡らす。
 R152に戻って分杭峠を目指す。本格的な登り坂となる頃雨が止んだ。11:20中沢峠~11:33分杭峠~大鹿村に一旦下り12:23村中心部鹿塩の交差点にある食堂で昼食とする。
 しらびそロッジに電話して現地の天気を確認すると「雨と霧で寒い」とのこと。しらびそは断念し予約をキャンセルする。
 13:10出発。今度は地蔵峠への登りが始まる。天気は幸運にも薄日が出るまで回復。中央構造線博物館を過ぎると登り一方となる。14:54地蔵峠着。ここでR152は不通区間となり蛇洞林道をさらに登る。そのうち雷鳴が聞こえてきて雨が降り始めた。しらびそへの分岐は躊躇無く下へ。R152に出る前に土砂降りの雷となった。一旦は高架下で10分ほど雨宿りしたが時間が押してきたので再び大雨の中を走る。幸い道は下り坂で交通量も無い。
 16:20上村中心部まで走ると雨は止んで陽射しも出た。一息入れて今夜はどうするか検討。村内の案内板を見るとさらに下ったところに道の駅遠山郷(温泉)とある。まずはここで温泉につかって態勢を立て直すことに決める。
 17:00遠山郷着。温泉につかってしばらくするとまた雷雨となった。本当の豪雨状態。露天風呂から室内に避難する。この雷雨は21時の閉店になっても収まらず仕方ないので施設の隣にあった建物の庇の下にテントを張った。

かぐらの湯:600円 21時まで すごく立派な施設だが平日の夕方だったのでお客さんはガラガラ。この日、この施設が無かったら悲惨な一日となっていたことでしょう。

Img20070730_0505025:05鹿嶺高原の展望台から東の方角を写す。
朝焼けに雲が染まる。南からは灰色の雲がどんどん押し寄せてくる不気味な空模様。





Img20070730_0704077:04鹿嶺高原からの下り途中、濃い霧につつまれる。雷鳴が近づきつつあり一刻も早く美和湖まで下りたいが見通しが利かず路面は濡れているのでゆっくり下るしかない。(写真を撮ってる余裕はあった)




Img20070730_0732037:30ついに雷雨となり大粒の雨が降りしきる。まるで夕方のように暗くなった。偶然に発見した炭焼き小屋の軒先に飛び込みしばらく避難。ここで10時まで足止めとなる。
だんだんとしらびそ高原行きは困難となってくる。




この間雨中走行となり写真撮影不可。

Img20070730_11202911:20中沢峠(26.3km)
峠とは言え分杭峠への登りの通過点に過ぎない。
雨は止んでいるが路面は濡れたまま。湿度が高く大汗掻いて結局全身濡れている。




Img20070730_11334611:33分杭峠(27.7km)
標高1424mの峠。ゼロ磁場のパワースポットとして有名らしくここで取れる湧き水をゼロ磁場の秘水として販売もしている。僕の自転車にもコンパスをつけているがちゃんと北を指していたのでゼロ磁場の意味が良くわからない。
少なくともここから先はしばらく下り坂であることは確実。でも路面が濡れていたので思いっきりスピード出せないのが悲しい。

Img20070730_12230112:23大鹿村中心部
分杭峠から下って鹿塩温泉の入り口まできた。ここで食堂を発見。次いつ食事のできるところが現れるか不明なので迷わず昼食とする。
店はおばちゃん一人で切り盛りしていた。僕が旅行者であると知るとテレビをビデオに切り替えてTBSの世界不思議発見で鹿塩温泉を取り上げたときのビデオを見せてくれた。そういうサービスをしてくれる店らしい。おまけに地元で取れたブルーベリーもサービスしてくれた。

Img20070730_1327217月28日、29日の2日間僕が辿っている秋葉街道を走るサイクリング大会がおこなわれていたらしい。ここはまだ片づけがおこなわれていないで残っていた。





Img20070730_13323913:30中央構造線博物館
残念ながら今日は休館日だった。外観だけ見て先に進む。
ここからは地蔵峠に向けての登りが始まる。





Img20070730_14543314:54地蔵峠(59.4km)
標高1314mの峠。R152は一旦ここで途切れているが道なりに蛇洞林道につながっている。林道とは言え道路の規格は
国道と一緒。
ここからはさらに1480mくらいまで登っていく。



Img20070730_145633地蔵峠に祀られているお地蔵様
これから先の安全と天気好天を祈願する。
本気で手を合わせましたよ。





Img20070730_15355515:35しらびそ高原への分岐点
お地蔵様への願いもむなしく峠を出発後間も無く進行方向から雷鳴が響き始めた。この分岐に到着したときはすでに雨となった。左の登りがしらびそ方面だが迷わず右の下りにハンドルを切る。だが下りきる前に豪雨に襲われカッパを着ていても全身ぐっしょりとなった。全身濡れてしまえばそれ以上は濡れないので不思議と精神的には開き直ることができる。

Img20070730_17002017:00道の駅遠山郷(90.7km)
とはいえ肉体的にはつらいので態勢を整えるべく温泉施設かぐらの湯につかる。だがここでも18時から猛烈な雷豪雨に襲われ身動きが取れなくなる。村内の防災放送ではxx地区で崖崩れで不通とか言ってる。
閉店時間21時になっても収まらず、とうとう店から追い出される。今回ツアー最大のピンチ!
 

Img20070731_050042結局温泉施設の隣にある建物の庇の下にこっそりテントを張って寝た(翌朝撮影)。もちろん迷惑にならないように翌朝5:30にはテントは撤収。コンクリートの上は意外と水平で寝やすい。





走行時間:5h26m、距離:90.7km、AV.16.7km/h

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