三国峠の先に待っていたもの
9月22日(土)その2
パンク修理後、県道68号線まで下り、13:30川上村梓山地区にあるヤマザキショップで食料調達。ついでに空となった2本のペットボトルに水を汲んでいただく。次は三国峠越えだ。
ここからは 420mほどの登りとなる。梓山地区を出るとすぐに県道区間は終わり林道となる。信濃川源流の川を越えたところに「道路崩壊、通行止め」の看板があった。しばらく走るとバイクが2台下りてきたので大丈夫だろうと進む。途中に林道が幅半分流されている部分を通過する。これでは車は無理だ。あの通行止め看板は車を対象としてたのだと勝手に納得する。
14:40三国峠(1740m)到着(峠の写真)。
切り通しの峠となっている。埼玉側から涼しい風が吹いてくる。しばらく埼玉側と長野側の景色を楽しんだ後、中津川林道を下る。路面は台風の大雨のあとでガレているが大弛峠に比べれば最初から乗って下れる。
300mほど行くと小規模ながけ崩れ(がけ崩れ写真)。押して乗り越える。とまた200mほどでがけ崩れ、倒木もある。バイクが乗り越えたわだちの跡があるのでそれに従って越えていく。そんなことを数回繰り返した先の谷にかかる橋で前進は停止した。大量の倒木と100mくらい上からの土砂崩落で乗り越えることもできない状況(悲惨な状況写真)。
たとえここを越えてもまた崩れている場所があるはず。時刻は15時を過ぎている。ここは素直に峠に引き返し川上村に戻ったほうが正解だ。秩父に抜けることはあきらめた。
台風9号による関東山地の荒れ方は半端じゃないようです。中津川林道が復旧するのはずいぶん先になるのではないでしょうか。
15:30必死に自転車を押し上げて峠に戻り、梓山地区のヤマザキショップまで下って16時くらい。今日はここで食料を調達して、大弛峠からの下り途中にあった廻り目平キャンプ場に泊まることに決めた。
キャンプ場は標高1570mにある。昼に下って来た道を250m登り返す。最後の1kmは残った力を振り絞って17:00到着。
金峰山荘の受付でキャンプ手続き。テント一張り700円。フリーサイトとなっている。敷地内のよさげな場所にテント設営しただちに風呂へ直行する。風呂は19時まで営業。別途400円を払う。この場所で入浴できるのは助かった。100円3分のコインシャワーもあるが湯船につかれることが肉体的、精神的な疲労回復には大切なのです。風呂は18時前から激込みとなり入浴制限が行われていた(男湯のみ)。
風呂上り後プリムスのガスバーナで湯を沸かしてラーメン作成。おかずはさば缶、ソーセージ(貧しい夕食写真)。
ラジオの天気予報によると関東北部は明日夕方から雨といっている。出発前の予報を信じて今回は雨対策していないのでピンチである。三国峠が通行止めとわかった今、埼玉に入るには大きく迂回して別の峠を越えなければならなくなった。明日は早起きして何とか雨の降り始める前に埼玉までたどり着きたいところだ。20時過ぎには就寝。
走行時間:7h29m、距離:82.5km、AV.11.0km/h
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