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2007年9月25日 (火)

大弛峠を越えた

9月22日(土)その1
 今回のツーリングのメインイベントでもある大弛峠と三国峠越えの日を迎えた。
5:00起床。快晴の空に金星がまぶしく光っている。テントには朝露が降りてフライシートは濡れているがそのまま撤収。どうせ今夜も夜露に濡れるのだから。
 夜明けの風景を眺めながら朝食(小豆かゆ)を暖めて食べる。道の駅の公園の高台からは塩山市街の見晴らしがよい。今回はボトルゲージを2つにしてきたので2本の500mlのペットボトルに水を満たして準備完了。
Map2007092216:00出発。道を間違わないように進む。牧丘の町は「平坦」部がほとんど無く、ちょっと道を間違っただけですぐに50mくらいの登りの罰則が待っている。
・県道210号線
 まずは県道210号線に出てる。畑仕事のおばちゃんから「朝からご苦労様」と声援をもらう。県210は両側にブドウ棚を見ながらひたすら登る。ほとんど直登に近く峠までの登りの中で一番きつかった様に感じる。
・杣口林道
 琴川を渡るところから杣口林道に変わると道はつづら折れとなり勾配も落ち着いてきた。しかし工事車両の通勤時間帯にぶつかったらしく、ダンプ、ミキサー車、大型トラックが数分おきに追い抜いてゆく。路面は非常に良い。ある程度行くと2車線になり走りやすい。
やがてダムサイトが見えると金峰牧場に到着。
・川上牧丘林道
 ここからは川上牧丘林道となる。峠まで14kmの標識があり、以後1kmおきにカウントダウンされていくので励みになった。しかし登りは変わらないので相変わらず8~12km/hくらいでノロノロ進む。途中で数台タクシーが登っていく。塩山駅から来ているらしい。
林道が南に大きく巻きこみつづら折れを過ぎると峠の鞍部が見えた(峠方向の写真)。

・10:30大弛峠(2360m)到着(峠の写真)。数年前から一度は来てみたかった場所である。ここは太平洋と日本海を分ける分水嶺でもある。自転車を止めて15分ほどかけて夢の庭園までのぼると今走ってきた道が大パノラマの中に見えた(パノラマ写真)。いやー、来れてよかったと感動する瞬間。10分ほど景色を楽しみ駐車場に戻りおにぎり昼食とする。
 登山に来た50代くらいの夫婦に声を掛けられる。
夫「ここの高さはどれくらい?」
僕「(登山に来ていて出発地点の標高知らないのと思いつつ)2360mです。」
夫「なんだ高度計全然違うぞ!」
妻「(傍らの自転車を見て)まぁ自転車で?!。何時間かかったの?」
僕「牧丘から4時間半です。」
妻「あなた、4時間半もですって!。すごいわねぇ。(と夫に話を振る)」
夫「この高度計おかしいなぁ」
だんなさんは機器に頼りすぎているようです。

・峠の反対長野県側は調べておいたとおりのガレガレ(ガレガレ写真)。とても700×28Cでは乗れない。転がり落ちようとする自転車を抑えながら歩いて下る。4kmほど下ったところでやっと乗れる程度の道になったがブレーキかけっ放しで10km/h以下でそろそろ下る。こんなところでパンクはごめんだ。手首が異常に疲れる。下りで汗をかいたのは初めてだ。
 9.5kmほどにある橋から先で舗装路となった(舗装路に変わっている写真)。なんという滑らかな走行感。滑っていくように感じる。
 やがて森林を抜けると高原野菜の畑が広がった。と思ったら畑の真中で前輪パンク。林道の悪路ではパンクしなかったのに快適な舗装路になったらすぐパンクとは皮肉じゃ。修理に20分ほど時間をロスする。

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