奥只見枝折峠
8月12日(火)4日目
4:40起床。湖畔のキャンプ場では大概朝露でテントが濡れるがここも例外ではなかった。
インスタントの焼きそばと味噌汁の朝食。今日はR117を走って新潟県に入り小出で洗濯して態勢を整えてからいよいよR352でメインの奥只見に進む。
6:20出発。県38~野沢温泉街~県353~R117~7:50森宮野原駅(26.9km)。
野沢温泉の棚田
昨日行くのをあきらめた野沢温泉を通って行く。温泉街の下のほうは整然とした棚田になっていて稲の緑が美しい。
外湯
温泉街には13箇所の外湯と呼ばれる共同浴場がある。
入浴料はお布施として気持ちで納める慣わしらしい。
R117沿いに咲くひまわり
思わぬところにひまわり畑出現。
森宮野原駅
ここは飯山線の長野県側最後の駅。その先にある道の駅で休憩後、県境を越えて新潟県にはいる。
8:30津南コンビニで休憩。国道が山際を通過する場所ではスノーシェードが作られていてこの付近一帯が雪国であることを示している。民家も玄関部分に囲いのある造りで3階建てが多い。瓦屋根は見当たらない。
R117越後田沢駅付近
R117は路側帯も広く走りやすい国道だった。
道路の中央に融雪用の散水施設が続いていてる。十日町市あたり一体は冬季豪雪で有名で、平年値でも降雪量11.5メートル(降った雪が解けないで全部積もったとした量)、最深積雪2.3メートル(実際積もった最大)にもなる。
夏のこの時期に通ってもそんな気配は建物の形や道路の施設で感じられる。
~10:15小千谷市のR117とR351の交点(74.5km)~R351~R17~11:20小出市街。
小出の市街地をコインランドリーを探して30分ほど周回。結局食料調達で立ち寄ったスーパーの店員さんに聞いてたどり着いた。洗濯中に昼食を済ませる。
これからR352に入り枝折峠を越えて奥只見湖の湖畔にある銀山平のキャンプ場まで走る。
950m登って300m下る。
13:50小出を出発(100m)。県50~道の駅で水補給~R352~奥只見シルバーライン(270m)を左に見送る。
シルバーライン分岐
標識には「峠道路 転落死亡事故多発」の脅し文句が書いてあるが、つい最近も尾瀬観光のバスが道路から転落したニュースを思い出しまんざら脅しではない。
シルバーラインは歩行者自転車通行禁止。ほとんどトンネルで奥只見のダムサイトまで通じている。
駒の湯山荘への分岐(350m)を過ぎると本格的な登りとなる。
峠まで10キロ、今日の目的地銀山平まで17キロ。
シャツは汗でぐっしょりだが時々コーナーで受ける風は心地よい。何より雷の心配が無いのはありがたい。
見上げるとはるか先にこれから進む峠道が見えている。まだまだ孤独な戦いが続く。
16:05枝折峠(130.0km、1065m)。
小出との標高差は950mほどあり午前中100キロ走った後だったので結構きつかった。
小出を出た時刻が遅かったのでここまで抜いていった車ゼロ、バイク4台くらいで非常に交通量が少ない。峠で一休み。
峠から登ってきた道を見下ろす。
幾重にも重なる山並みの中に延々と走ってきた道路が山肌に見える。よくこんなに走ってきたと思う。というか良くここに道を作ったと思う。
峠出発。300mほどのダウンヒルで風を切って汗を乾かす。~16:35銀山平キャンプ場着。管理棟でキャンプ手続き。
銀山平キャンプ場の管理棟
16時くらいまでは食事も取れるらしい。
カップめん、缶詰、お菓子などの食料も販売していた。
テント設営してすぐ温泉に向う。温泉は洗い場3つ。湯船は大人6人はきついかなーって感じなのに7人も入っていた。こんな山奥まで来て芋洗い状態。でも枝折峠で大量にかいた汗を流しサッパリする。キャンプ場は標高770mほどあり谷沿いなので夜はとても涼しい。
夕食はサトウのごはんにカレー。
銀山平キャンプ場テント1張り1570円。テントサイトは林間でコンクリートの台が用意されている。かもしかの湯400円(19時まで)、トイレ、炊事場、かまどあり。谷沿いではオートキャンプもできる。
走行時間:7h08m、距離:138.0km、AV.19.4km/h
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コメント
はじめまして、ツーリングレポートとても楽しく読まさせていただいています。またお邪魔させてください。
投稿: ちちまる | 2008年8月22日 (金) 12時38分
はじめまして、ちちまるさん
つたない文章でお恥ずかしい限りです。
今後ともよろしくおねがいします。
投稿: しいたけ | 2008年8月22日 (金) 20時31分