ドンベイ峠
8月21日(金) 1日目
5:20出発。多摩川CR~浅川CR~高尾~R20~8:00大垂水峠~9:30猿橋休憩(87km)。ここで仕事電話1件対応。体の調子も良く時間も余裕なので当初予定した笹子峠越えを変更して河口湖方面に迂回していくことにします。 9:40猿橋発~大月~R139~おひめ通り~R137~県710河口湖畔~12:00道の駅かつやま休憩(121km)。
大月から川口湖までの上り区間は暑さもあり長く感じられました。しかし湖畔は標高900mほどで吹いてくる風は秋の気配が濃厚です。
12:10道の駅発~県710~県21~西湖~R139~12:50精進湖休憩(136km)。精進湖のR358沿いにはヤマザキのコンビニがあるので助かります。
13:00精進湖発~R358~精進湖トンネル~13:10芦川入り口(143km)
精進湖トンネル内は狭く暗いので車のタイミングを見計らって突入します。トンネルから先は県道36分岐まで一気にダウンヒルとなります。
芦川入り口からは県36で上りが始まります。 芦川村入り口
春は桃の花ツーリングでここを通り、県36の鳥坂峠を越えました。 今日はさらにその奥にあるドンベイ峠(日向坂峠)を越えることにします。芦川入り口からドンベイ峠まで約900mの登りです。
芦川地区に入ると薄雲を通して陽射しがあるのにポツポツと雨が落ちてきました。しかし登坂で発熱した体には冷たくて心地よい状態です。県36の鳥坂峠への道を左に見送りさらに先に進みます。
すずらん畑、新道峠方面への案内板
ドンベイ峠という名前はどこにも出てきません。 茅葺民家
このあたりが芦川の最奥の集落です。
傾斜は次第にきつくなってきます。雨粒の密度ももだんだん濃くなり路面が濡れた状態に変化し始めます。引き返すべきか?。道は林道のような区間に入り木々の枝がひさしのように道路上にかぶさり雨をしのぎながらの登りです。スズラン自生地あたりから路面はコンクリート舗装がひび割れガタガタになりお尻に厳しい区間です。 やがて分岐点が現れました。雨は本降りとなり、ここでとうとう100円カッパ登場です。
分岐から左は相変わらずのガタガタ道、右はきれいなアスファルト舗装。ツーリングマップの地図は持っていたのですが雨のためフロントバッグにカバーをかけていたのですぐ見れません。ここは道の良い右へ。 芦川の谷を埋める雲海
雨を降らせている雲ははるか上空にあり、谷を埋める雲海との間は見晴らしが利いています。 しかし上り続けること20分、林道は突然行き止まりとなりました(泣;)。標高1530mくらいの場所です。その先は登山道で新道峠の案内板があるだけ。天気がよければ峠まで歩いてもいいのですが雨のため林道分岐点まで引き返します。
15:25ドンベイ峠(163km、1450mくらい)。
気を取り直して分岐点から左のガタガタ道を登ること10分でドンベイ峠に到達しました。道を間違えたりしたものの20kmの上りでした。
ここからは蕪入沢上芦川林道区間の始まりです。林道は一旦下った後上り返して林道のピーク(1460mくらい)を過ぎると下り一方となります。せっかくきれいな舗装路なのに路面がすっかりウエットになってしまってブレーキを引き続けての下りです。ブレーキシューが磨耗しきってしまうのではないかと心配です。 下るにつれ雲海の中に突入。
標高の高い部分では晴れていれば見晴らしが良さそうなのですが、今日は雲に覆われ全く眺望なし。途中から下層に広がる雲海に突入して濃い霧に覆われたりしながらR137合流点まで下りきったときはほっとしました。
R137は直線的に甲府盆地に下って行きます。着ていた100円カッパがマントのように後ろになびいてバサバサ騒がしいです。少し下ると雨も止み路面も乾いています。雨は峠部分だけだったようです。やがて果樹直販所などが道の脇に現れますが、100円カッパの立てるバサバサ音に皆さん驚いたようにこちらに顔を向けます。まぁ一瞬のうちに通過してしまうので気にしないことにします。 16:10、県34との交差点を右折して金川の橋を渡ったところでようやくカッパを脱ぎました(180km)。
100円しかしないくせに今回程度の雨ならしのげることが判りました。明日も天気がどう変わるか判りませんので捨てずにきれいにたたんでおきます。
ここからは果樹園地帯の中をほぼ等高線に沿って走ります。
県34~県38~勝沼ぶどう郷駅~17:00勝沼ぶどう郷YH着。
結局ドンベイ峠越えと道を間違えたことにより遅くなり県道34沿いに並んでいる果樹園は閉店準備で立ち寄ることが出来ませんでした。一の宮あたりの道の両側にある果樹園の桃の木にはすでに実は無く桃の季節も終わろうとしているようです。 勝沼あたりのぶどう畑
丘を埋め尽くすぶどう棚が斜面に沿って広がります。 勝沼ぶどう郷YH
さっそくYHにチェックイン。ユース会員でない僕は料金1泊4260円(オンシーズン素泊まり)です。
チェックイン後、夕食と温泉に向います。YHからは坂道を下ることになるので帰りは登り。また汗をかいてしまうので歩いていくことにしました。帰りは温泉にYHの車が迎えに来てくれます。
夕食は勝沼ぶどう郷駅近くの銀月でユース定食を注文。この定食にぶどう(デラウエア1房)が付いていたので良しとしましょう。 温泉 甲州市勝沼ぶどうの丘にある天空の湯温泉
市外者600円のところYH割引で300円で入れます。ここに備え付けのシャンプーやボディーソープはぶどうの香りがします。
露天風呂からは西側の見晴らしがすばらしく、笛吹川で行なわれている花火が遠くに眺められました。ぬるめの露天風呂なので長時間浸かりながら遠くに音も無く開く花火(25秒後くらいにドドンと聞こえます)を眺めていました。
YHは平日なので家族連れ2組と僕だけ。部屋は僕一人だけでした。まだ夏休み期間中なのに若者たちはYHを使った旅をしないのかな?。
走行時間:9h42m、距離:189.6km、AV.19.5km/h
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