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2009年8月 2日 (日)

カヌーでマングローブ

7月20日(月) ツアー3日目
5:00起床。テント生活ではどうしても早寝となるため起きるのも早くなります。

P50_20090720_052140 日食2日前の月
東京と比べると50分ほど遅い夜明けです。まだ日出前で東の空には日食2日前の細い月が金星と並んでいました。日出まで陸上競技場のスタンドの一番高い所に座ってゆっくりと明けていく奄美の空を眺めます。なんて贅沢な時間でしょうか。
ここからは海を越えて喜界島まで見渡せる絶好のロケーションで、他にも何人か夜明けの様子を眺めている人がいらっしゃいます。
朝食は7時から弁当で支給されます。500mlペットボトルのお茶とジャワティとミネラルウォーターの3本も付きます。7時になるともう太陽の光でテント内は暑くなり、折りたたみいすを木陰に持ち出してそちらで食事をします。
今日はレンタカーが借りられるので8時にキャンプ場を出発して空港に歩いていきます。
まずは島の北端を目指します。
P50_20090720_091530 あやまる岬
空港から車で北に10分ほどのところです。とても見晴らしのよい場所でした。
最初はここも日食ツアーのテントサイトとなる予定でしたが、申込者が少なかったため一般者のテントサイトとなったようです。日食当日はマスコミ関係はここに集中するらしく各社の駐車場が予約されていました。
「あやまる」の由来が書いてあります。岬一帯のなだらかな珊瑚礁の地形が綾に織られた手鞠に似ているからだそうです・・・?? 綾に織られた手鞠が分からない僕たち。
P50_20090720_094718 最北端
笠利岬です。ここでは太陽が丘よりも40秒以上も長い皆既時間があります。暑いので灯台には登らず島の西側に出て南下します。




P50_20090720_103318 奄美クレーター
隕石孔といわれている龍郷町の赤尾木湾。奄美大島が一番くびれている部分です。
奄美大島にも国道58号線が通っています。国道58号線は鹿児島市を起点として種子島、奄美大島を経由して沖縄の那覇市を終点とする海の上を渡る国道です。

名瀬市は明日バスで来る予定なので素通りして国道58号線で島の南部を目指します。この国道、走ってみて分かったのですが意外と長いトンネルが多いのです。
 新和瀬トンネル 2,435m
 三太郎トンネル 2,027m
 和光トンネル  1,820m
 朝戸トンネル  1,725m
 地蔵トンネル  1,065m
 本茶トンネル  1,055m
 小和瀬トンネル  515m
 屋入トンネル   506m
500m以上のトンネルが8本もあります。そのほとんどが平成に入ってからの開通なので、20年前は島内の移動には大変時間がかかったものと想像されます。トンネルを使わないと400mくらいの峠越えの連発になるのです。自転車で旧道を使って島内一周をしようとしたら伊豆半島なんか比較にならない厳しさでしょう。今日は車でよかった~。
運転は友人に任せてそんなことに想像をめぐらしながら亜熱帯の風景を眺めます。
P50_20090720_113648 道の駅奄美大島住用
奄美市住用にある島内唯一の道の駅です。ここで昼食とし、左の地図にあるマングローブのカヌーツアーに参加することにします。もちろん予約なんかしていませんがラッキーなことに13時からのツアーは空きがあり参加できることになりました。

 

P50_20090720_125632 カヌーの乗り方教習中
ここを流れる住用川をカヌーで下ってマングローブ原生林のある役勝川合流点まで約1時間かけて往復します。
出発前にインストラクターの人からカヌーの操作方法を5分ほどレクチャーされます。カラダを横に乗り出して転覆させない限り楽勝な乗物ののようです。


P50_20090720_125952 出発
ボートとカヌーの違いは進行方向に対して後ろ向きか前向きかの違いがあります。自分自身の力でパドルを操り前を向いて進む乗りとしては自転車に近いといえるのではないでしょうか。




P50_20090720_131544 マングローブ
川の両側はマングローブ原生林です。西表島の原生林に次ぐ面積があるそうです。川といっても河口部分なので流されることはありません。それよりも風の力で流される方が多かったです。カヌーに乗って川面から見る風景というのもなかなかおもしろいものです。それに涼しいのです。


P50_20090720_134004 マングローブ
この時間帯は干潮、しかも大潮に近いので潮位が大きく下がってマングローブの根っこが全部陸地に露出しています。潮が満ちると幹の部分までひたひたになるそうです。




P50_20090720_151340 焼内湾
ここは宇検村。島の南西部にあたります。つい焼肉湾と読み間違ってしまいます(^^)





P50_20090720_151610 何かの養殖
焼内湾内には円形の生簀があります。島の南部瀬戸内町やここ宇検村は養殖業が盛んだそうで、中でもクロマグロの養殖シェアは国内出荷の50パーセントを超えているとか。生簀の中にはお宝が泳いでいるのですな。



P50_20090720_151650 アダン
これはたぶんたこのき。
島を代表する植物と言ってもいいかもしれません。
とにかく気になる植物でした。熟れた実は黄色くなってばらばらになって地面に落ちます。それをカナブンやヤドカリが寄ってたかって食べています。
そんなにありふれた木なのに写真1枚も撮って無かったです。

P50_20090720_182100 歓迎されていた
17:30奄美空港のレンタカー屋に車を返し18:30空港から路線バスでテント村に帰着しました。
今日も風呂代わりのプールに1時間浸かります。風呂代わりとはいえちゃんとシャワーを浴びて汗を流した後にプールに入ります。相変わらずすいているのでビート板を抱えてプカプカします。
夕食は運動公園内の駐車場に出来た屋台村で郷土料理の軟骨丼です。出店している店が少ないので3日間食べ続けると全種類制覇できそうです。
日が沈むと一定の風が常に吹いているのでテントの中は意外と快適に過ごせます。もちろん熱帯夜なのですが、屋外で27度で日差しが無いとじっとしていれば快適なのです。東京の熱帯夜が暑いのは部屋が締め切りで風が無いし建物が日中の熱を放出するからでは無いでしょうか。

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