須賀尾峠越え
9月21日(月) 2日目続き
弁天橋で吾妻川を渡ってR406で須賀尾峠を越えます。
今日後半の峠越えルートです。
弁天橋を渡った所にR406の案内があります。ここはまだ国道区間では無いようです。橋からは急なのぼり坂が始まります。
ここにも586mライン
上り始めのところのフェンスに586mライン標識がありました。
道路幅員増加の警戒標識??
R406の始めは1車線道路ですが途中から高規格な2車線道路に変身します。
通常、警戒標識は幅員減少のときにありますが、ここはその逆のものがありました。生まれて初めて見たような気がします。何かの間違いでしょうか。
草津白根方面
上るにつれ草津方面の展望が広がってきます。交通量もほとんど無く静かにマイペースで走れます。
川原湯方面の展望
中央に湖面3号橋(R143)、右手に湖面2号橋(県道)の工事中の橋脚、さらに右手に打越地区の造成地が茶色く小さく見えます。もしダム建設されるとここに細長いダム湖が横たわっていることになります。
須賀尾峠(1038mくらい)
10:45須賀尾峠(45.1km)に到着です。大きなRを描く九十九折れを上りきると峠に達し長野原町から東吾妻町に入ります。峠は尾根を乗り越える形で見晴らしはありません。小さなお地蔵さんがちょっと高いところに座っていました。
さすがに標高1000m越は日差しがあっても肌に当たる風は冷たく感じます。ウインドブレーカを着込んで須賀尾地区に下り始めます。
峠から先の東吾妻町側の国道は旧規格な時々センターラインも無くなる3桁国道の姿に戻ります。交通量がほとんど無いので快調にダウンヒルをしているとこの看板に出会いました。
「おとせスピード・おとすな化粧」。うまい!、うますぎる標語です。思わずブレーキングして通過したところを上り返して記念撮影です。こんな人家もまだ無い峠道の上のほうに置いておくにはもったいない看板です。きっと名のある地元の識者の作なのでしょう。
須賀尾地区の風景
11:15峠を下りきると狭いながらも温川沿いに広がる田園地帯が現れました。あぜ道にはコスモスが咲き、黄金色に実った田んぼでは稲刈りが行なわれています。吹く風にのってキンモクセイの香りが漂い秋の風情をしばし眺めます。
R406~12:00萩生峠~
萩生峠(675mくらい)
R406は成瀬の丁字路で右折。ここからちょっと予想外だった峠越えが隠されていました。緩いながらも成瀬から標高差170mほどの上りでした。高崎方面はずっと下りだと思い込んでいたので精神的にはそれ以上の峠に感じてしまいます。峠にはつぶれてしまったドライブインが残っていてそのドライブインの名前から峠名を知りました。
ここを下ると高崎市(元 倉渕村)です。
倉渕~R406~県33~
田んぼの中の巨石
倉渕に下りR406から県33に右折して地蔵峠を目指します。県道に入ってすぐ左側の田んぼの中に巨石が突き出していました。その頂上には小さな祠があります。ずっと昔からこの巨石は動かすことが出来ず神様になってしまったのですね。
13:30地蔵峠(78.6km)~天神トンネル~
地蔵峠(692m)
地蔵峠の東側は展望が開けています。峠には名前のとおりお地蔵さんがちょっと高いところに鎮座しています。
天神隧道への道
地蔵峠を下ると松井田までにもう一つ小さな峠があります。現在は天神トンネルで抜けているのでたいしたことは無いのですが、せっかくなので旧道に入り込みました。
旧道はすでに廃道と化しており倒木が行く手をさえぎります。路面にはまだ黄色いセンターラインが見えますので使われなくなってからそんなに経過していないと思われます。
そしてこの先にあるはずの天神隧道は土砂を盛り上げて入り口を埋められていたのです。
旧道から戻り天神トンネルに入った途中でサングラスをかけていないことに気づきました。旧トンネル探索のとき外してどこかに落してしまったようです。急いで戻って探すと前回自転車を止めた旧トンネルの前にありました。やれやれ。
松井田~R18~高崎市街~県12~
今日のテントサイトはもうココロの中では利根川CR斉田休憩所に固まり始めていました。そうなると問題は風呂です。前橋市内の利根川CR近くの銭湯千歳湯を知っているのでそこを目指します。
16:10前橋市江田にあったのスーパー銭湯ふろ一休(121.2km)で入浴
県道12号線を高崎から前橋に向かって走っていると染谷川の橋を渡った右側に偶然スーパー銭湯を発見。何の躊躇も無く駐輪場に滑り込みます。入浴料500円。露天風呂は鴨川沖から取り寄せた海水風呂。せっかくさっぱりしたのにまた自転車で走るのはいやなのですがしかたありません。真っ暗になる前に斉田休憩所にたどり着きたいので長居は出来ません。
17:00ふろ一休出発~県12~県13~利根川CR~17:45斉田休憩所(133.6km)
日没時刻を過ぎ薄暗さを増していく中、汗をかかないような絶妙な運動負荷でペダルを回し何とか到着。でもまだ夕食を食べねばなりません。仕方なくライトを装着して夕食を食べに玉村町の県40を往復。
19:00休憩所戻りにテント設営。
斉田休憩所でのテント設営状況(翌朝撮影)
夜、天気予報を聞くとあと2日間関東では雨は降らない予報に変わっていました。なーんだ!信じて損したー。これで明日からのコースを考え直さなくてはなりません。薄暗いヘッドランプを頼りに地図を広げてコースを検討しているうちに今夜も21時頃には寝ていたようです。
走行時間:7h50m、距離:139.1km、AV.17.7km/h
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