吾妻川のほとりへ
シルバーウィークに走ってきたキャンプツーリングの記録です。今年は夏休を日食観測旅に費やしてしまったのでゴールデンウィーク以来の自転車キャンプ旅です。
9月20日(日) 1日目
4:30起床。自転車キャンプツーリング初日の朝はいつものことながら早起きです。
秋分の日目前とあって日の出時刻は5時半頃まで遅くなっているので外はまだ暗い状態です。天気は薄い雲がかかっているようですが今日は晴れの予報。気になるのは風です。台風14号が関東の南東沖を北東に遠ざかりつつあり、それのあと押しをするような北風が吹き始めています。日中は結構な向かい風となりそうです。今日のキャンプ地は特に決めてはいませんが体力と夕暮れ時間との兼ね合いとなるでしょう。
5:30出発。多摩川CR~都19、都12~ひばりが丘~県36~志木~7:20羽根倉橋~荒川CR~
都内を走行中は建物が密集しているので風も弱められて良いペースで北上します。交通量の少ないうちに荒川CRに出てしまいます。
荒川CRでは正面からの向かい風。この日埼玉県の荒川沿いでは午前中5~6m/sの風速だったようです。走行スピードもガクッと落ち20km/hがやっとの状態となります。
吉見の桜堤公園を走るCRです。さくら並木は早々に葉を落として明るい雰囲気になっています。土手の両側には彼岸花が咲いています。昔はこんなに無かったような気がするのですが。
9:00吉見総合運動公園で休憩(65.1km)。荒川CRの中では充実した休憩所の一つです。腹が減ればおにぎりやカップめんの販売もしています。今日は途中で仕入れたパンと缶紅茶で栄養補給します。
まめ?
管理棟の隣の民家からはみ出した植木に実っていました。超でかいさやえんどうみたいな実です。
吉見運動公園を後にし再び向かい風と戦います。
10:00熊谷駅前通過~県341~10:40利根川刀水橋(93.3km)~利根川左岸CR~12:10坂東大橋(115.7km)で休憩~
熊谷市街地は一時的な風避けの役割を演じてくれましたが利根川CRに達する頃には一層パワーアップした向かい風を浴びます。
利根川CR
右に赤城山、左に榛名山が見えます。利根川は両山の間を流れています。今日のような北西風のときは両山の間が風の通り道となっています。
下流方向に走っていくサイクリストがうらやましー。
利根川CR上ではさらに走行スピードが落ち、15~16km/hが巡航速度となりアップアップです。これ以上速く走ろうとすると足が売切れてしまいます。ただでさえ広漠とした風景の中、こんな速度だと走っていて全然風景が変化せずいい加減ウンザリしてきます。坂東大橋のたもとにあったコンビニで昼食休憩とし気分転換を図ります。
五科橋~利根川右岸CR~13:20斉田休憩所で休憩~
五科橋を渡って右岸CRにはいると向かい風の状況は少し改善されます。CRの両側に樹林や濃密な竹林、住宅が現れて防風の役割を担っています。その代わり、ほんのわずか上り坂を感じるようになりますが、風の抵抗が減った分少しスピードアップしました。
榛名山
前橋市を過ぎると榛名山が大きく見え始めます。
羽生の実家からも赤城や榛名の姿は見ることが出来ますがここまで来ると見える角度が変わって違う山のように感じます。火山地形は山腹から山頂に向って傾斜がきつくなるのでキャンプツーリングのときは不用意に近づき過ぎないようにしないといけません。
14:45渋川の大正橋(151.6km)~渋川駅~県33~県35~金島~R353~15:30道の駅おのこ~16:00小野上温泉駅
金島駅近くの吾妻川
荒川、利根川の長いCR区間が終わり、吾妻川に沿って一般道走行となります。金島には富貴の湯という日帰り温泉があり、状況によってはキャンプ地の候補になっていましたがまだ日は高いので通過します。
道の駅おのこ
今回のキャンプ地の候補になっていた道の駅です。施設の隣に小さな公園がありテントを張るのによさげでしたが人は多いしまだ日は高い。一応合格として先に進むことにします。
R353は次第にアップダウンを繰り返すようになります。そして予想以上に交通量が多かったです。吾妻川沿いに向かい風が吹いていますが上り坂のほうが負荷になってきました。荒川、利根川CRでの向かい風走行がボディーブローのように効いてきた感じです。
小野上駅
しゃれたデザインの無人駅です。隣には時計塔を持ったトイレもあります。時計はこの駅舎の丸い窓に付ければ良い感じなのに。
小野上温泉駅
この駅舎の屋根も尖っています。この辺では屋根を尖らせるのがはやっているのでしょうか?。駅舎はとても新しい感じで木の香りが漂っていました。ここも無人駅です。
岩井堂
ツーリングマップルによれば小野上温泉駅の少し先にコンビニマークがあったので買い物しようと進んだのですが数キロ行っても見当たらず、諦めて引き返しました。
小野上温泉
駅の前には大きな温泉タンクを持った温泉センターがあります。周辺を走ってキャンプ適地を捜索すると温泉施設前の駐車場とは別に吾妻川のほとりにも駐車場があります。キャンピングカーもいるし今夜の宿によさげです。
温泉施設の玄関
泉質はぬるぬる系でした。2時間400円で時間超過すると追加料金となります。21時まで営業。内湯と露天もあります。ついでに夕食もここで済ませます。おねえさんに御飯大盛をお願いしたら「出来ません!」と言われちょっと(´・ω・`)ショボーン
今日のキャンプ地(翌朝撮影)
温泉施設を出て19時にはテントを設営し吾妻川の流れる音を聞きながら21時前には眠ってしまったようです。一日中快晴の天気でしたが、とにかくずっと向かい風だったので疲れました。
小野上温泉センターの下の駐車場。朝になったらキャンピングカーが数台ほど停まっていました。テントは砂利の地面の上よりは草のクッション付き地面のほうが寝るのに快適です。そして朝露で濡れるのを少しでも少なくするために木の枝の下に張ります。ここはまた利用したい場所リストに登録です。
走行時間:8h37m、距離:170.7km、AV.19.8km/h
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