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2010年5月 8日 (土)

小熊黒沢林道と青鬼の棚田

5月1日(土) 3日目
4:40起床。松林の中でよく見えませんが空は晴れているようです。でも標高760mほどの湖畔は冷え込んでいます。さっそくお湯を沸かしてカップそばの朝食で体を始動させます。
心配した夜の雨もポツポツ程度で、今朝もテントは乾いた状態でしたので撤収が楽です。

出発しようとしたら左手の手袋が無いのに気づきました。昨日の安曇野走行中どこかで落としたようです。100円ショップの毛糸手袋なのにこの冬を乗り越えてくれた相棒を失いちょっとがっかりです。仕方ないので左手は軍手をはめることにしました。
Map20100501 今日前半は小熊黒沢林道を走り北アルプスを眺め、白馬から青鬼集落に立ち寄り、棚田越しの北アルプスを眺める絶景コースです。今回のツーリングのメインといってもいいでしょう。天気さえ良ければ絶景を堪能することが出来るはずです。




6:10出発。いきなりキャンプ場の前から小熊黒沢林道が始まり急登が始まります。
P50_20100501_061330 小熊黒沢林道の始まり
キャンプ場のすぐ脇から林道が始まります。体を温める前に急坂登りなのでいきなりギアはファイナルローです。





P50_20100501_063000 あっという間に標高を稼ぎ、さっきまで寝ていた木崎湖が見下ろせるようになります。すでに汗をかき始め、ウインドブレーカ、手袋、ヘルメットは脱いだ状態です。





P50_20100501_065626 尾根の西側に出ると北アルプスの山並みが見え始めます。つい立ち止まっては写真ばかり撮ってしまいます。






P50_20100501_065928_2 鹿島川の谷を挟んでたぶん鹿島槍ヶ岳方面の山並みです。山頂は一面雪で覆われ一段と白く輝いています。ずっと見ていても飽きませんが、止まっていると寒さが滲みてきます。





P50_20100501_072134 尾根を越えると木崎湖から大町方面の見渡せるポイントです。ここはパラグライダーの滑空場だそうです。ここから木崎湖に向って飛び出していく感じってどんなものなんでしょう。
この写真の左でライトバンが行ったり来たりして地面を固めていました。何をしているのか聞いてみるとモグラが地面を掘り返してしまっているので、穴をつぶしているのだそうです。


P50_20100501_073848_2 山頂付近の雲がちょっと残念ですがずっとこんな風景を見ながら走れます。






P50_20100501_073900 林道はサンアルピナ鹿島槍スキー場方面に下り始めます。林道の最高点はこの手前で1300mほどです。ここからはウインドブレーカを着て手袋着用、ヘルメットも装着してダウンヒルとなります。




P50_20100501_074034 北側斜面では残雪が見られます。1mくらいはあるでしょうか。







P50_20100501_075822 林道を下りきり、中綱の集落に入ります。







P50_20100501_080026 中綱の集落はほとんどが冬場のスキー客相手に民宿を経営しているようです。この茅葺の家も民宿でした。






8:00中綱集落(17.5km)~R148旧道~中綱湖~青木湖~佐野坂トンネルをくぐるとR148との交差点に達します。ここでばったり自転車ツーリング中の若者と出くわし、ちょっと会話をしました。
彼は愛知県を出発し、中仙道を走ってきたそうです。今回がはじめてのキャンプツーリングとのこと。大きなサイドバッッグを装着しているので自炊もしているのかもしれません。お互い糸魚川の日本海を目指していたのですが、彼はR148を、僕は佐野坂交差点から真っ直ぐ下る道を進むのでこの場でお互いの健闘を誓ってお別れしました。
P50_20100501_083132 僕が選択した真っ直ぐ下る道
白馬に向って一直線です。でもやがてR148と合流するんですけどね。





県33~R148~白馬~姫川第二ダム~9:20青鬼集落(37.6km)
P50_20100501_090234 青鬼集落へ
R148から下って姫川第二ダム上の道で対岸に渡ったあと、標識に従って青鬼集落を目指します。川を渡りきったところから1.5kmの標識です。この道がまた激坂でした。特に集落手前は厳しかったですねぇ。ジグザグ走行をしたので2kmかかりました。集落まではダムからの標高差100mです。


P50_20100501_091434 青鬼集落
集落内には14軒ほどの民家があります。みな茅葺屋根なのでしょうが鉄板で覆われています。ちょっと残念ですがかやの葺き替えなどメンテナンスを考えると仕方ないですよね。




P50_20100501_091952 青鬼の棚田
集落を抜けると棚田百選に認定されている棚田が現れます。そして振り返るとこの風景が待っています。自転車を降り、石垣に腰を下ろしてしばらくポーっとただ見るだけです。




P50_20100501_092858 棚田最上部からの風景
自転車を止め、棚田の上のほうまで歩いてみました。林道走行中にかかっていた山頂の雲も取れました。こんないい天気になってくれてなんて運が良いのでしょう。




P50_20100501_093904 棚田の石垣
今回のツーリングで自分が映っている唯一の写真です。
棚田の石垣の高さを感じて欲しくて自分をスケール代わりにしています。




P50_20100501_095456 集落内の道祖神
一緒に石仏群が立っています。ここを立ち去るのが実に惜しいですが先に進まねばなりません。またいつか訪ねてみたいものです。




9:50青鬼集落出発。   つづく・・・

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