久比岐自転車道で日本海沿いを走る
5月2日(日) 4日目
4:40起床。ツーリング中は早寝早起きの生活にスイッチされ、日出と共に目覚めるようになります。海沿いは冷え込むことも無く温かい朝。今朝もテントは濡れていないので撤収が楽です。
今日は折り返し点である富山県から昨日通ってきた親不知をもう一度通って新潟の直江津まで行き、そこから飯綱高原を越えて千曲川のほとり小布施を目指します。
6:20出発。県2~入善町~農道~県60~R8~親不知~8:40糸魚川(42km)~R8~久比岐自転車道~海岸沿いの道~県468~11:50直江津(88km)
湧水
キャンプ場付近一帯は湧水が豊富で全国名水百選に選定されています。キャンプ場の炊事場では掘りぬき井戸からの湧水を流し続けていました。写真は近くにあった湧水です。1メートルくらいの高さの噴泉にモコモコと湧き上がっていました。
富山県新潟県境
県境は境川にかかる橋でした。新潟に入るときの看板はどこでもトキのようですね。
逆方向の親不知は朝方で交通量が少なかったのと海側の開放された明るい部分を通るのと、昨日一度体験している慣れによりそんなに精神的に苦しまずにすみました。
糸魚川市街地を走行中
ガラス窓に走行中のしいたけの姿が映っています。
走りながら右手でカメラを構えて写すことがありますが、カメラって右手操作用に作られているのですね。世の中は右利き優先の社会です。
久比岐自転車道
ツーリングに出発する直前にツーリングマップルを見ていて発見したCRで、糸魚川市から直江津市までのR8に並行して海岸線を走る32キロほどの自転車歩行者道(県道542)です。スタート地点は見逃してしまいましたが、浦本あたりからずっと走りました。
白石休憩所そばの神社
立派な茅葺の神社がありました。
日本海沿いの家並み
筒石地区は、2階~3階建ての木造民家が隣家との境も無いほどにくっついて建ち並んでいます。黒くてツヤツヤの屋根瓦も見所です。
コースは旧北陸本線の廃線跡を利用しているので急坂は無く、赤レンガ積みの雰囲気のあるトンネルや大きなRのゆるいカーブが続き、海岸線や集落の風景を見ながらのんびりと走れます。
太平洋自転車道はたいがい砂漠の古代都市楼蘭のように砂にうずもれていますが、こちらは海岸から高い位置を走りますので砂でスタックするなんてこともありません。へたな凸凹舗装が施されていることも無く実に快適でした。直江津方面から走ってくるサイクリストも結構いました。でも冬型のときは風が強くて走りにくそうです。
CRは直江津に近づくと歩道のような感じになり突然終点となります。
直江津の海岸沿いにある水族館前で日本海を最後に見て一路南下。県123~県579~R292~県584にはいると登りが始まります~R18。日ざしも強く今回のツーリングで初めて暑さを感じました。
関川にかかる信濃大橋を渡ると長野県信濃町に入ります。橋の下を覗くと関川が流れ、旧道の橋が見えます。木の陰にはまだ残雪が残っているようです。ここは旧道を行けばよかったかなと思わせる風景でした。その後の上りが大変なんですけどね。
14:50野尻湖休憩~高速道路を越える付近が最高点で約710mくらいです。野辺山のように高原状に越えていくので峠という認識はありません。下り始めてからも2回ほど小さい上り返しをしながら長野盆地に向って380mほどの下りです。
このコースは日本海側に出やすいルートらしく、長野側から上ってくる10人以上のサイクリストとすれ違いました。
15:50R117交差点~千曲川左岸堤防上の道~小布施橋
小布施橋から見た千曲川河川敷
河川敷内には桃やリンゴの果樹園が広がっていてちょっとした桃源郷となっていました。
~県343で道の駅小布施(164km)
テントを張れる場所が無いか周辺をぶらぶら。広い公園もある。すごく混雑していて駐車場は満車でテントを張るどころではないので日帰り温泉に入りに山のほうに登っていきます。
16:50穴観音の湯 600円。後でインターネットで調べたら100円割引の入館券がありました。 白っぽくにごったお湯。風呂上りに夕食も済ませます。毎日温泉や銭湯で広い湯船に入れるので実にリラックスできます。
18:50薄暗くなった道の駅小布施に戻ります。20時には道の駅の施設も閉店しテニスコート脇の臨時駐車場の車がほとんどいなくなったので片隅にテント設営。
上信越自動車道のすぐ近くなので夜通し車の走行音がしていましたが自転車乗りは日中の疲れのほうが上回ってすぐ寝てしまいました。
午前中は東向き、午後は南向きに走ったので1日中太陽光を前から浴びました。この日に一気に顔が日焼けし目の周りだけサングラスで焼けない逆パンダ顔が出来上がりました。
走行時間:8h30m、距離:169.5km、AV.19.9km/h
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