数馬の切通し
5:30起床。朝から晴れています。今日は雷の心配も無いので思いっきり走っていられます。さっと朝食を取り6:10には出発準備完了。
そしてなぜか二度寝してしまいました。
7:50に目覚め気を取り直して今日の目的地を決めます。
8:10出発。多摩川CR~羽村~新奥多摩街道~青梅~R411~白丸ダム 鋸山林道を目標に走ってきましたが、思った以上に体が重くここまで数回の休憩を入れながら白丸ダム到着。すでに12時になってしまいました。ここでも休憩を入れて初めて魚道を見学します。
魚道入り口
ダムの隣にある管理棟から螺旋階段を下って魚道に下ります。入ったことはないですが巻貝の中のようです。下から冷ややかな空気が漂ってきます。階段は20段が1セットで7セットありました。140段ですね。1段25センチと仮定して標高差35mです。
帰りはこれを登り返すのかと思っていましたが順路ではダム湖の方に出て斜面を登って戻ることになります。 魚道1
ダム湖とダム下流の多摩川を結ぶ地下の魚道です。
とても涼しいです。疲れが少し回復しました。真夏にこのコースを走っていて暑さにやられたときはここに入ると回復できます。
この魚道は1963年のダム完成と同時に作られたわけではなく2002年の完成。その間約40年に渡り上流と下流のさかなの交流は途絶えていたわけです。 魚道2
ダムの堰堤上から下流を見下ろすと地下区間から外に出た魚道が見えます。正面の階段のようなのが魚道です。一旦下流側に流れて折り返して手前に下って多摩川に注いでいます。
このダムは東京都が建設した発電用ダムなのだそうです。もう不要なのではないでしょうか?。この付近は岩盤が露出しているので渓谷となっています。ダムを撤去すれば鳩ノ巣から白丸まで長い渓谷が現れるはずです。
地下空間の涼しさで少し復活したものの上り返しで元に戻ってしまいました。もはや奥多摩まで進むことも無理と判断。持参した地図を調べて白丸の先にある数馬の切通しを今日の最終目的地に変更です。
白丸駅~数馬の切通し~白丸トンネル 白丸駅
R411からコンクリートガタガタの急坂を登ると白丸駅に突き当たります。正面の家は玄関を出ると自動改札があると言う好立地。 切り通しに向う道
白丸の集落を抜けると舗装は途切れ急に細くなります。ここで自転車を降りてハイキングです。 切り通しが見えてきた
切り通し手前にここの歴史や旧道の説明があります。
右手には宝暦年間(1751~63)に建てられた供養塔。
国道411はこの切り通しの下をトンネルでぶち抜いています。 数馬の切通し
元禄年間の1700年頃岩盤を切り崩して開削された切通しだそうです。
いい雰囲気です。ここが出来るまでは尾根を越えていくしかなかったそうです。 切り通しの先
右は垂直の岸壁が迫り、左は切り立った崖で20mくらい下を旧道が走っています。この先を進むと白丸トンネルの上で道は途切れていました。トンネル掘削のときに崩してしまったのでしょう。 旧道のトンネル
一旦R411まで戻って白丸トンネルの脇から旧道に進みます。すると素彫りのステキなトンネルというか隧道があります。これは数馬隧道と呼ばれ大正12年(1923)開通だそうです。このトンネルによりはじめて車両が通れるようになったのでしょう。 白丸トンネル
現在の国道411号線が通る長さ126mのトンネル。
元禄、大正、昭和の300年の時代が積み重なった白丸トンネルを抜けて帰途に着きます。
~R411~軍畑大橋~都45~R411~多摩川橋~ 多摩川橋ねこ
R411から多摩川橋で多摩川左岸に渡ってすぐ右側にあるコンビニでガリガリ君休憩です。
建物の影でガリガリ君をかじっていると、じっとこちらを見ている視線に気づきました。
ねこはガリガリ君を食べないだろうと思いつつ、ちょっと欠いて投げてあげたらにおいだけ嗅いで手をプルプルっと振って行ってしまいました。
多摩川沿いの道~羽村~多摩川CRで16:30帰宅。
走行時間:5h59m、距離:133.3km、AV.22.2km/h
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