GPSデータロガーの記録
先週の日曜日に多摩水道橋から羽村の堰間の走行をGPSロガーで計測した結果をカシミール上にプロットしてみました。
今回は位置計測を1秒ごとにおこなっています。 多摩水道橋~羽村間の記録
これくらいの縮尺に記録を重ねると誤差は目立ちません。 羽村の堰付近の拡大
地図とデータがかなり良く一致しています。羽村の堰にある東や手前まできちんと経路が引かれています。周囲に高い建物などないと精度が良いようです。でもコンビニに立ち寄って静止していると誤差が出ます。移動している方が精度が良いというのも不思議です。 標高データの記録
赤い線がGPSロガーのデータ、緑色はカシミールの50mメッシュ標高のデータです。多摩水道橋から羽村の堰までは100mも標高差があるのです。
図ではGPSロガーの示す標高が定常的に40mほど高く計測されています。これは誤差ではなくGPSロガーの標高の求め方によるものだそうです。
地球は自転しているため完全な球体ではなく南北に押しつぶされた回転楕円体(極端に言うとおまんじゅうのような)になっていて、GPSから求める標高はこの楕円体表面からの高さを示しているそうです。
一方地形図に使われている標高は「ジオイド」という基準面からの高さだそうで、
標高 = 回転楕円体高 - ジオイド高
なのだそうです。
関東地方ではジオイド高は大体40m前後なのでこの差が数値に現れているのですね。
安いGPSロガーではこの補正を計算してくれないものがあるようです。
現在のHOLUX M241Cのファームウェアバージョンは1.11。このバージョンでは補正してくれません。これを1.12にアップすると回転楕円体から求めている高度がジオイド面からの高さに変更されるそうです。
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