四尾連湖への道はシビレる
8月7日(土) 2日目
4:40起床。とても涼しく静かな朝です。キャンプサイトからは直接富士山が見れないのでキャンプ場の一番西の端まで行って夜明けの富士を眺めます。早起きしたカヌーイストが静かな湖面に漕ぎ出して行きます。
今日はテントをそのままにして軽くなった自転車で周辺を周回して来ます。珍しく朝からお湯を沸かしてさとうのごはんを暖めサンマの蒲焼丼です。
食後、洗顔歯磨きに行こうとして髭剃りを忘れたことに気づきました。まぁ髭は剃らなくても体調に影響はありません。その後、朝のトイレに向ったのですが、針の長さが1cmもあろうかという巨大な蚊がぱっと見30匹以上飛び回っています。この中でぷりんとお尻を出して静止していようものなら僕の桃のようなお尻を吸いに来るに決まっています。ここは自重して走行途中で処理することにしました。
6:00出発。R300~本栖~R139~県21~県710~7:10道の駅かつやま朝のトイレ休憩(20.3km)~県710~R137~県708~8:30御坂峠(38.9km)
R137から県708の分岐地点に御坂峠から先トンネルから先通行止めの表示板がありました。峠からの富士山を一度見たかったので上るだけ上ることにします。本当にだめだったら戻ってR137の御坂トンネルを突破します。
峠にむかう旧道の県708は勾配がゆるく木陰の中を走れるので意外と快適です。
御坂峠に到着。
トンネル入り口には通行止めの簡単なゲートがありました。富士山は雲がちょっとかかり始めていますが何とか見ることが出来ました。
ためしにトンネルの先がどうなっているのか見てくることにします。トンネルの先に道路いっぱいに封鎖するバリケードがあります。右脇が少し甘いので走れなくなっている現場を確かめるべく下り始めます。上り返すとしても勾配がゆるいのでそんなに苦労はしないはず。
路面には小枝や落ち葉が散らかっている部分もあり最近通行止めになったのではないようです。下っても下っても復旧工事をおこなっている場所もなく問題なく通行できます。結局笛吹側のR137合流点まで下ってしまいました。どこが通行止めの原因なのか??です。
帰宅後調べると4月28日17時00分から通行規制がおこなわれており、原因は床版橋損傷だそうで復旧は未定とのこと。路面の異常は気づかなかったのですが橋のどこかが壊れていたのですね。自転車は軽かったので問題なかったのでしょう。
R137~県34~県306~R411~笛吹橋(70.2km)
R137で笛吹市側を一気に下ります。車に抜かれることもありません。
やがて県34に右折して桃とぶどうの果樹園地帯をのんびり走ります。
~県310~笛吹川CR~県113~R358~R140~11:20道の駅とよとみ休憩(89.8km)
11:50出発~農道~県4~市川大門~県409~県414~堀切峠~県9~県404~14:15照坂峠~R300~本栖湖
笛吹川まで来ると盆地の底です。気温も上がり暑くてしかたありません。涼しい本栖湖に戻るのにR300を上るルートを考えていましたが、市川大門からR300に出るのに富士川沿いではなく県道409で小さな峠越をもくろみました。ところがこのルートは四尾連湖(シビレコ)まで急勾配の道だったのです。
帯那峠?(470mくらい)
ひとしきり上りきるとトンネルで峠を越えます。トンネルを抜けると帯那集落に向ってわずかな下りの後、再び厳しい上り坂の連続。四尾連湖まで行くと標高1000mで行き止まりなので県道414に逃れ、やがて堀切峠に達します。
堀切峠(630m)
予想外に厳しかった上り坂もここまで。しばらくはお気楽な下り坂です。
堀切集落
堀切峠を越えて道が下りになると、こんな山の中にという場所にこじんまりと民家の密集した集落が現れました。堀切集落です。標高500mほどなのでそんなに高くは無いのですが周囲の山の雰囲気から高山都市の雰囲気があります。
照坂峠(400mくらい)
県414を下って県9と合流。左折して県9から県404で照坂峠を越えて一旦下ってようやくR300に合流。ここから本栖湖まで360⇒950mで590mの上りです。
本栖湖への上り
R300の上りは相模湖側の大垂水峠と同じくらいの勾配でしょうか。ただ標高差がありますのでそれなりにきつくなってきます。テントが高い場所に張ってあるので意地でも上らなくてはなりません。
千円札と同じ風景
最後のトンネルを抜けると目の前に本栖湖と富士山が現れます。この付近から見た富士山が千円札の裏にデザインされています。
本栖湖~15:40レークサイドキャンプ場着。
キャンプ場に戻ると予約スペースは全て埋まりほぼ満員状態になっていました。みんな巨大なコールマンテントを建て、タープを張り、テーブルに椅子にツーバーナーのストーブを所狭しと広げています。桟橋から湖に飛び込む子供、釣りをする人など超過密な状態となり、まるで鈴鹿のF1のときのキャンプ状態です。でも僕のテントは一番はじっこに張ってあるので巻き込まれることもなく安泰です。
喧騒は夜になっても続き21時を過ぎても静かになる気配はありません。ここは一人で来るところではなかったですね。
しょうがないので両耳にヘッドホンをはめて録音してある拓郎のオールナイトニッポンGOLDを聞きながら寝ました。
走行時間:6h50m、距離:129.1km、AV.18.8km/h
| 固定リンク | 0
コメント
2度目の書き込みです。
いつもレポートの楽しく読ませていただいてます。情報源としてもかなり参考にさせていただいてますが、この2年間遠出は全くしてませんでしたが先日やっと重い腰を上げて甲府から河口湖へ向かいました。
これまで甲府方面からだと精進湖ルートか御坂峠ルートしか選択の余地がありませんでしたが、3月に若彦トンネルができたということで早速見にいきました。
まだあまり知られてないのか交通量もかなり少なく今後も使えそうなルートと思えました。
レポートアップしてみましたのでお暇でしたら・・・
http://www1.ocn.ne.jp/~maro3/kirokutop_001.htm
では
投稿: takaji | 2010年8月15日 (日) 21時54分
takajiさん、ツーリング再開おめでとうございます。さっそく拝見させていただきました。
今回は若彦トンネルの存在に全く気づきませんでした。河口湖からはトンネル内上りなんですね。
サイクリングの記録のページ再開していただきありがとうございます。参考にさせていただきます。
(勝手にLinkもさせていただきました。)
投稿: しいたけ | 2010年8月15日 (日) 23時44分