牧丘の巨峰を食べる
9月18日(土) 1日目
4:30起床。明るくなるまでに朝食を済ませ、荷物を自転車に搭載して明るくなるのを待ちます。ようやく僕の夏休みがやってきました。今日から自転車キャンプツーリングに出発です。最新の予報では向う5日間は雨を心配する必要無さそうです。
5:30出発。多摩川CR~浅川CR~7:20高尾~R20~大垂水峠~9:40大月休憩
実に良い天気なのですが暑くて仕方ありません。国道沿いではまだ蝉が夏だと言っています。初狩までのルートは1週間前にも走っていたので新鮮味がありません。初狩を過ぎてようやく旅らしく感じられてきました。
~10:20笹子駅水補給
笹子駅は無人だったと思ったら、今朝は駅員さんが水をまいて改札付近を掃除中でした。駅員さんに頼んで水を汲ませてもらおうとしたら、わざわざホースを抜いて蛇口を使わせてもらいました。ちなみに水道は改札を入ったところにあるのですが入場料は取られません。
~県212~11:20笹子峠(102.1km)、歩いて旧峠往復。
笹子トンネル
笹子峠を通過するのは今回で5回目ですが初めて通過したとき以外は旧道が工事中だったり交通量の少ない時間帯だったりしてR20の笹子トンネルを突破していました。今回は久しぶりの旧道通過となりました。カンカン照りの国道から樹林帯に入るとほっとする涼しさでした。
国道の分岐点で700m、峠のトンネルが1050mくらいなので350m上ります。
笹子峠へ
せっかくなので、トンネルの先から登山道で笹子峠を目指しました。トンネルの少し先にかつての甲州街道の上り口があります。トンネルの標高が1050m、峠の標高が1100mくらいなので50mほど登れば峠です。
笹子峠
10分かからず峠部分に到着。登山の標柱が立っているだけの草と木で覆われた峠でした。五街道の一つであっても峠越えは大変だったのですね。
僕が持っているツーリングマップルには「眺望もすばらしく雰囲気のある峠」と書いてありますが、木が邪魔で眺望はありませんでした。
笹子峠から先のルート
峠から甲府まで下りなのですが、今回は盆地の縁をフルーツラインを通って牧丘を目指します。笛吹川まで下ってしまうとこの暑さの中を牧丘までの上りが憂鬱だったのです。
11:40笹子峠出発~県212~R20~フルーツライン~13:10牧丘で巨峰(127.7km)
フルーツライン
フルーツラインは広域農道で標高500m前後をアップダウンしながら勝沼、塩山、牧丘を結んでいます。走行中左手に盆地の見晴らしが広がります。道路の両側の斜面は一面のぶどう棚が延々と続きます。
写真は塩山の市街地越しに見える牧丘の斜面です。あそこに巨峰がいっぱいぶら下がっています。
あやしいトンネル
R141交差点の先に怪しいトンネル発見。トンネルの形状から見ると鉄道のトンネルのようです。記念に通過しておきました。
三塩軌道敷跡
トンネルの先に三塩軌道敷跡の碑がありました。
昭和6年三富と塩山を結ぶ延長18.5kmのトロッコ軌道の跡だそうです。三富村はR140沿いの雁坂峠から下ったところです。
牧丘ブランド
牧丘は巨峰の町です。
試食の巨峰を手と口を休めずぶりぶり頂きます。実に甘くて濃い味わい。自転車の疲労回復に即効性があります。地方発送は2kg2600円、4kg4600円と書いてありました。「じゃ6kgはいくら」と聞くと7200円だけど7000円でイイよとの回答。予想では6600円かと思っていたのですが2kg箱2つまでは1個分の送料なのですが6kgだと2kg箱2つと2kg箱1つの2個分の送料がかかるようです。ならば4kgがお買い得ということで手を打ちました。
マンホールのフタも
下水道のマンホールのフタは各自治体ご自慢のものをデザインしています。自転車で旅しているとその町のものが分ります。牧丘ではやはり巨峰ですね。
13:40牧丘出発~R140~県205~県216~笛吹川沿いの道~石和~R140~甲府~県6~韮崎~R141~15:45道の駅韮崎着。
牧丘から甲府までは下り基調です。R140は狭く交通量もあり、路側帯の路面が荒れているので県道に逃げます。
甲府市街を走る県6は片側2車線道路なのですが無理やり2車線にした感じで狭く路側帯がありません。甲府市街を抜けるとじわじわと上りが始まります。
韮崎からはR141で清里方面へ。平坦なようでジワジワとした上り坂ですが今日は追い風に背中を押してもらって道の駅韮崎に到着
道の駅の反対側にある温泉施設
ここは2007年GWのツーリングのときにも利用した道の駅です。温泉施設、24時間コンビニ、ほか弁屋があり食住の充実した道の駅です。
巨峰を食べる
駐車場はすでにP泊を決め込んだ車が並んでいます。
僕は公園内の東屋に場所を確保し、牧丘でおばちゃんからお土産に貰った巨峰2房を洗って至福のときを過ごします。これで今回の旅の目的はほぼ達成されました。1粒1粒の実に僕が映っています。
テント設営状況
道の駅の裏を流れる塩川河川敷には芝生広場があり、そちらで寝た方がふかふかと思われますが、朝露で濡れるのがいやだったので東屋の軒先にテントを張りました。
雨の心配はないし、冷え込みも無いのでフライシートは無しです。寒さを心配してフリースの長袖とスエットを持ってきたのですが暑くて使えません。この先、ずっと余分な重荷となったのです。
走行時間:8h22m、距離:169.2km、AV.20.2km/h
| 固定リンク | 0
コメント