三沢川源流
6:50起床。昨日よりどんより度が増した朝です。曇っているので冷え込みはありませんが見た目が寒そうで動き出すのにきっかけが必要です。
2月に入ってから天気のスイッチが完全に切り変わったようで天気パターンは春先のようです。関東南部はスキあらば東よりの風が吹いて低い雲が広がり日差しを遮り日中肌寒い日が多くなります。僕の一番嫌いなパターンです。厳冬期なら寒いのが当り前だし晴天なので日差しの暖かさがあるので苦にはなりません。2月、3月に自転車の走行距離が落ち込むのは忙しいだけではなくこの天気のせいなのです。
レーダーを見ると伊豆半島南端から房総半島南端を結ぶラインを北限としてエコーがあり東北東進しています。すぐにかかってくることは無さそうですが天気はこれ以上よくならないようです。 今日のコース
川崎市多摩区布田の堰の下流で多摩川に合流している三沢川を遡って源流部を目指しました。
9:40出発。多摩川CR~三沢川沿い~三沢川源流部 多摩川に流れ込む三沢川
多摩川CRから見た三沢川です。ここを流れなさいと深さ6m以上の両岸をがっちりコンクリートで固められた都市河川です。自転車で走るときは天気の良い日なのでこの水路のような川が増水している姿は見たことがありません。
ここから川沿いの道を上流に進みます。 ペットボトル風車
走り始めてすぐこれがあります。一時期は多摩川CR沿いにも飾られていたことがありました。梨園
所々住宅地の中に虫食い状態になっていますが梨園が広がります。 管理境界
都県管理の河川なので東京都と神奈川県の県境が管理境界となります。ちょうど境界の所で柵の形状が変わります。川崎市側はコンクリート製、稲城市側はアルミ製。川の中の護岸コンクリートもきれいに分かれていました。 武蔵野貨物線
高架を走るのは貨物列車です。多摩川を南武線と一緒に鉄橋で越えた後貨物線はずっとトンネルを走り三沢川の谷間だけを高架で越えて再びトンネルに入ります。次に地上に出るのは川崎市高津区の梶ヶ谷あたりで実に10km以上のトンネルです。新幹線と地下鉄以外の鉄道トンネルではたぶんベスト10にランクインする長さです。 三沢川分水路
扇橋という洒落た街灯の付いた橋のそばに三沢川分水路という川のトンネルが枝分かれしていました。トンネルの先は丘陵となり稲城中央公園となっています。帰宅後ネットで調べるとこの分水路トンネルの出口は南武線鉄橋の上流の多摩川だそうです。三沢川沿いの住宅地開発を始めた頃、下流の稲田堤あたりで洪水を起こしたそうです。これまで森や田畑だった場所をコンクリートやアスファルトで固めては降った雨が一気に川に流出して下流増水し洪水となります。東京都の開発で下流の神奈川県に河川洪水対策負担をかけさせられないために増水時の水をここから多摩川にバイパスしてしまうという工事をおこなったとのこと。あとから住んだ人は何も知らずにいるんだろうなぁ。
ちなみにここの標高は50m、多摩川の河床が40mなので多摩川の水がこちらに逆流することはありません。 棚田があった!
相変わらずの冷えでトイレに行きたくなり丘の上にある稲城中央公園に上る途中に棚田が見えました。10段ほどの小さな棚田ですが自宅からこんなに近いところにあったなんて驚きです。田植えの頃また訪れて見ましょう。 峡谷となる
川沿に沿った道を辿れたのは分水路から上流300mほどまででした。そこからは鶴川街道しかありません。道が狭く交通量が多く左端はガードレールがりおまけに緩い上りという自転車にとってこんないやな道はありません。川は常に左手にあり、時々左折できる道があると川を見に行きます。 水路となる
三沢川はいやらしい鶴川街道と一緒に京王相模原線若葉台駅近く、小田急線黒川駅近くを通ってその先で鶴川街道の呪縛から解き放たれ丘陵に挟まれた静かな田園地帯のはじっこを細くなって流れます。 谷戸となる
ここが自転車で追跡できた最上流部です。谷戸には現役の田んぼが広がっています。奥の斜面の端を流れています。この先は国士舘大学のグラウンド。右側の尾根を越えると”尾根幹線道路”が通っています。
三沢川は源流から多摩川合流点まで全流路をコンクリートでがっちり固められた川でした。
三沢川源流部~丘陵の細道~鶴川~真光寺川沿い~鶴川沿い~市ヶ尾~R246~県13~あざみ野~宮前区~登戸~多摩川CRで14:30帰宅。
走行時間:4h15m、距離:75.9km、AV.17.8km/h
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