三川温泉でキャンプ断念
8月17日(水) 5日目その2
12:40両津港出港~15:10新潟港着
両津港
フェリーは定刻通り両津港を離れました。船員が出港の銅鑼をジャーン、ジャーンとたたいて回っています。
佐渡島には正味48時間も滞在していなかったので島の外周を一回りしただけで終わってしまいました。島を横断する山岳路や天然記念物のトキや金山跡など見所が残っていたのに残念です。また自転車にテントを積んで来ることがあるでしょうか。
姫崎灯台が見える
出港して30分ほどして姫崎を周って新潟港に進路を変えます。岬の先端に白い姫崎灯台が見えます。2時間ほど前は
あそこに立っていたんだったなぁ。
いつまでもかっぱえびせんを投げる人が絶えないのでカモメがずっとついて来ます。船速は時速40キロくらいあるのにほとんど羽ばたきもせず同じ速度で飛んでいます。
新潟港
きれいだった海面が濁った色に変わったと思ったら新潟港の入口でした。新潟港は信濃川の河口から内陸に入ったところにあります。結局かもめはえびせんにつられて新潟まで渡ってきました。
航海中何度か地図を広げて新潟到着後のコースを検討。海沿いのキャンプ場マークは紫雲寺などがありましたが、翌日以降のコースに結びつきません。R49で会津方面に進むと温泉の近くに三川温泉川口というキャンプ場マークがあるのでそこを目標とします。
今日後半のコース
会津地方を源流とする阿賀野川沿いに走ります。明日はこの川をさらに遡って会津方面を目指すのです。
新潟港出発。県3~15:50阿賀野川太平橋~左岸堤防上の道~R49~16:40阿賀野市街~R49~三川駅前~県14~18:00三川温泉スキー場折り返し~18:10YOU&湯ホテル三川着。
阿賀野川河川敷
公園のようですが不規則にひび割れた地面が見えます。7月末の新潟会津の大雨で発生した洪水で土砂が堆積しているようです。
泰平橋
14個のトラスが並ぶ長さ938mの橋。竣工が1951年なので今年還暦。車道橋は狭く交通量が多いので脇の歩道橋を通行。
阿賀野川左岸
ここから進路が南を向き向かい風でした。遮るものの無い広大な田園地帯、河川敷の中まで田んぼです。あえぎながら進みます。山の方には低い雲がかかり始めているのが見えました。R49に入って阿賀野川の谷沿いを走るようになると、ついにポツポツ雨が落ち始めました。あぁ、毎日雨に降られているなぁ。
三川温泉スキー場
三川温泉に向う県14の途中で右折して急坂を上っていきます。スキー場は山の斜面にあるのでどうしても上らされます。その中にキャンプ場があることになっているのです。しかし人の気配なし。このゲートの手前には先の洪水で浸水して使えなくなった家具などの廃棄物置き場があり大きな山を作っていて殺伐とした雰囲気。それに温泉でサッパリした後にこの坂を上るのではまた汗びっしょりになってしまいます。ここは断念。
YOU&湯ホテル三川(翌朝撮影)
先に温泉に入ることにします。もう18時を回ってすっかり夕暮れです。YOU&湯は日帰り温泉施設かと思ったらホテルだったのですね。500円払って温泉に浸かります。何はともあれホッとします。宿泊客が少ないのか貸切で、露天も堪能。でもまだキャンプ地を決めていないのが頭の重石になっています。雨も路面が濡れる程度の小雨が降り続いています。ここに止まるのも賢い手だなぁと思い素泊まり料金を聞くと5400円とのこと。途中にあったR49の道の駅まで戻ることにするか、道は下りだし。
ということで19時過ぎライトを点けてYOU&湯を出発したもののもう真っ暗。ちょっと走って賢い手を使うことに即決。キャンプツーリングで宿とまりは初のパターンです。
自転車は車庫の中に置かせていただきました。
改めて心置きなく温泉にドボン。頭の重しが取れた後の温泉はまた格別です。しかも貸切。せっかくお泊りなのだからランドリーも利用して今日着ていた服も洗濯、乾燥OK。
しかも日帰り入浴で払った500円も返金されました。ラッキー!
これで今夜はどんな大雨になっても雷が来ても怖いものは無いのですが、明日は今日以上に雨が降りやすいようです。濡れても走る決意を固めるときが来たようです。
走行時間:7h01m、距離:152.0km、AV.21.6km/h
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