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2012年5月

2012年5月27日 (日)

多摩川・荒川・入間川周回

4:40起床。今日も晴れています。5月は連休の天気が良くなかったですが後の3回の週末は連日好天でした。昨日の走りで足に疲れが残っているので今日は平地の川沿いを走ることにします。
Map20120527 今日のコース
5:40出発。多摩川CR~羽田~昭和島~海岸通り~晴海通り~皇居周回~晴海通り~R357歩道~9:10荒川河口橋(69.4km)~荒川CR~10:10荒川知水資料館休憩(94.0km)~11:10秋ヶ瀬公園休憩(112.5km)~入間大橋~入間川CR~釘無橋休憩~13:20狭山(150.5km)~R299沿いの道~飯能休憩~県195~都28~東青梅~新奥多摩街道~14:50羽村休憩(174.9km)~多摩川CRで17:00帰宅。

P50_20120527_093252 平井大橋あたりのポピー畑
総武線鉄橋手前から前方に赤い絨毯が見え始めなんだろうと思っているうちにポピー畑が広がりました。先週鴻巣に行ったとき荒川河川敷で行われている日本一広いポピー祭りに立ち寄ったのですが連休の時の大雨で痛めつけられたため例年のような一面に広がるお花畑は見ることができませんでした。ここは見事に咲かせることに成功したようです。

P50_20120527_094628 謎の水色ライン
見慣れない水色ラインが引いてありました。右のグリーンはセンターラインです。前方の白い立て看板にその意味が書いてありました。
国土交通省荒川下流河川事務所による「利用区分の試験的実施」なのだそうで、水色のラインより土手側が自転車通行帯です。道の幅7.5mのうちたったの2m幅です。しかも驚くなかれ、対面通行!ですよ。川崎市側の両側を草に覆われた多摩川CRと同じ状態です。さらに追い打ちをかけるように、自転車以外は自由使用と来たもんだ!。この狭い自転車通行帯は自転車専用レーンではなく歩行者も通って良いのだそうです。
歩行者と自転車の接触事故防止を目的としているらしいですが、ならば専用レーンにすべきでしょう。幅をセンターラインまで広げないと自転車同士の正面衝突が頻発しそうで怖いです。こんな危険なラインは無視することにしましょう。
P50_20120527_100828 TOKYOセンチュリーライド葛西
そんな規制が行われる中、ここを利用した自転車のイベントが6月9日に開催されるらしい。葛西臨海公園をスタート・ゴールとし最長で秋ヶ瀬橋の先まで往復80kmだそうです。
制限速度20km/h厳守とのことです。



P50_20120527_123836 並行する送電鉄塔
入間川も釘無橋あたりに来ると進路は西になり追い風の恩恵がなくなります。やがて南西方向に進むようになるとモロに向かい風となり急速に失速。後半は休憩回数が増えました。




走行時間:9h25m、距離:212.2km、AV.22.5km/h

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2012年5月20日 (日)

鴻巣あたりへ行く

4:50起床。薄曇りの朝です。スカッと晴れた五月晴れというのは続かないものです。
今日は用事があって鴻巣あたりまで自転車で行きます。
5:30出発。多摩川CR~都12~県36~羽根倉橋~荒川CR~糠田橋~9:05鴻巣あたり着。11:40鴻巣出発。R17~県32~12:20羽生~市道~県364~行田~市道~県76~糠田橋~荒川左岸~羽倉橋~志木~県36~ひばりが丘~都12~都19~多摩川CRで17:30帰宅。
P50_20120520_083526 川幅日本一
吉見町と鴻巣を結ぶ県道27号線の御成橋のたもとに川幅日本一の柱が立っています。でも本当の日本一はここではありません。日本一を広めるために道路脇に立てているのです。




P50_20120520_083950 川幅日本一ポイント
本当の日本一ポイントは橋から上流に500mほどのCR上にあります。河口から62kmのキロポストがあり、CRに日本一とペイントされています。
なお、この場所に到達したと地元自治体に連絡しても認定証は出ません。


P50_20120520_083932 説明
そこに立てられている説明の






P50_20120520_142238 上尾荒川左岸ねこ
上尾あたりの荒川沿いには数カ所牧場があり牛が生活しています。その牛の近くでぼーっとしていたねこです。ぼーっとしているだけあって人懐こいのです。




P50_20120520_142612 うし
上のねこに見守られているうし。CRのすぐ脇に寝転んでもぐもぐしていました。牛のゲップに含まれるメタンガスが地球温暖化の一員とも言われています。




P50_20120520_145418 丸堀ねこ
埼京線の下流、佐藤学園のグランドの下流に広がるうっそうとした森の中に丸堀(まるっぽり)という細長い沼があります。おそらくかつての荒川の名残と思われます。そこは静かな釣り場となっていて釣り人が桟橋の上で釣り糸を垂れています。その獲物を狙っているのがこのねこです。


走行時間:8h17m、距離:180.5km、AV.21.8km/h

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2012年5月19日 (土)

松姫峠日和

5:00起床。快晴の朝ですがちょっと冷えています。5月に入ってから週末前に寒気が流れ込み雷が暴れたあとで冷え込むというパターンが続いています。幸い先週ほどではありませんが、ちょっと出発を遅らせました。空気が入れ替わって乾燥した透明度のよい天気です。
Map201205191 6:00出発。多摩川CR~羽村~新奥多摩街道~青梅~R411~深山橋~R139~10:30小菅村(90.3km)~11:45松姫峠(1250m、100.3km)



P50_20120519_104744 小菅村
奥多摩に入ると新緑が鮮やかです。強い光が若葉を透かして明るい緑。5月に数回現れる清々しい天気です。





P50_20120519_113732 新緑
峠道に入り標高が1000mを超えると芽吹いて成長し始めた若葉の新鮮な緑色一色です。





P50_20120519_114418 松姫峠
最近は新緑の季節にしか上らなくなりました。紅葉の季節も来てみたいのですが日が短いので家から自走では難しいのです。



 

P50_20120519_115450 峠直下
いつ見てもここはいい風景です。今日は風景がとてもクリアでした。緑の海に重力落下していきます。





峠~R139~大月~R20~13:20猿橋(132.6km)~R20~鳥沢
P50_20120519_133304 犬目峠へ
R20走りは車が気になります。あの緑を見てきたあとではR20走行はつまりません。鳥沢から県30で犬目に迂回しました。いつものことですが恋塚まで上りがきついのです。




~県30~犬目峠~上野原~R20~14:50相模湖(158.8km)~R20~千木良~県515~県517~R412~津久井湖休憩~R412~県47~町田街道~高尾~浅川CR~多摩川CRで17:40帰宅。

走行時間:10h18m、距離:218.3km、AV.21.1km/h

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2012年5月18日 (金)

たま駅長に会った

6:30起床。大阪市内のホテルで目覚めました。今日は休暇を取っています。
かねてから懸案の和歌山電鐵貴志川線の終着駅である貴志駅のスーパー駅長”たま”に会いに行きました。
8:30地下鉄~8:49天王寺駅発JR紀州路快速~10:20和歌山駅発和歌山電鐵貴志川線のいちご電車で10:50貴志駅着。
P50_20120518_101652 和歌山電鐵貴志川線ホームへ
貴志川線のホームは和歌山駅9番線。切符を買おうと一旦JR和歌山駅の改札を出たけれど切符の自販機は無し。駅員さんに聞いたら貴志川線ホームで売っているとのことで和歌山駅に再入場しました。
貴志川線ホームへの階段の壁には駅長たまのパネルがいっぱい。

P50_20120518_192442 1日乗車券を購入
終点貴志駅まで片道360円。往復すると720円ですが一日乗車券なら650円でお得です。購入すると既に乗車日がスクラッチしてありました。年が2017年まで用意されていますがそれまでは値段は変わらない予定なのでしょうか。

 

P50_20120518_101816 勤務予定
たま駅長と最近就任したニタマ駅長の勤務予定が張り出されていました。たまは貴志駅専任で日曜だけお休み。新人のニタマは伊太祈曽駅勤務で週休2日ですが日曜日はたまの代役で貴志駅勤務です。



P50_20120518_101828 いちご電車
行きはいちご電車でした。貴志川線は単線で2両編成の電車が走っています。昼の時間帯は30分に1本ペース。3編成の運行です。
車両の中はいちご柄でいっぱい。照明の蛍光灯も暖色系を使っています。通勤通学の時間はすぎていましたがそれなりの乗客があります。半分以上は観光客でしょう。
電車はのどかな風景の中をごっとんがったんと各駅停車で走ります。終点までの所要時間は30分ほど。
P50_20120518_105428 貴志駅到着
ひとしきりお客さんがはけるのを待って静かになってからホームから駅舎へ。ここは無人駅ですが常に人がいる駅です。駅舎は左手にたまカフェ、右に駅長室。たまは駅長室で執務中でした。

 


P50_20120518_105908 執務中
たまは駅長であるとともに貴志川電鐵の執行役員でもあるのです。駅長室はガラス張りでお客さんから丸見え。サボっているとすぐバレます。
そしてこのあとすぐにたたき起こされることになりました。



P50_20120518_111218 取材中
今日は和歌山駅からTV局の取材チームが乗車しており、何と両備グループの代表であり貴志川電鐵の社長でもある小嶋氏も一緒でした。
人がはけたあと駅舎前で小嶋氏と駅長のTV取材中。駅舎の屋根はねこをデザインしてあります。


P50_20120518_111036 社長に抱かれるたま駅長
駅長室の入口は駅舎左手にある小山商店の中にあります。たまグッズを漁っていると小嶋社長が入ってきて駅長室のドアを開け、挨拶がわりに煮干を振舞っていました。
そのあと駅長室を出て社長と一緒に取材を受けました。公式の場に出る場合は特注の帽子をかぶって正装します。


P50_20120518_111116 取材を受けるたま駅長
今日の取材はBS日テレの番組で6月に放送されるそうです。放送日と番組名をちゃんと聞いておけばよかった。





P50_20120518_113320 たまカフェでまったり
小嶋社長とたま駅長のツーショットも見れて今日はとてもラッキーでした。帰りの電車を待つあいだたまカフェでコーヒーをいただきます。たまカフェの中はたまミュージアムになっていて駅長たまの写真やこれまでの功績などが展示されています。

 

P50_20120518_114620 辞令
小島社長から貴志駅の「スーパー駅長」に命じられた時の辞令です。





P50_20120518_114630 表彰状
これは和歌山県知事から和歌山を全国に発信した功績をたたえた表彰状で「ナイト」の称号も与えられています。





P50_20120518_114848 駅長室に戻った
取材が終わり駅長室に戻ったたま駅長。まだ小嶋社長がお帰りになっていないので寝るわけにはいかずしゃんとして駅長業務をこなしています。




P50_20120518_115120 帰りはたま電車
今日運行されていたのはいちご電車とたま電車と普通の電車の3編成でした。帰りはたま電車にあたりご機嫌です。





P50_20120518_115308 賑やかな車体
中も外もたま柄の車両です。残念ながら反対側と天井は確認できませんでした。





P50_20120518_115438 ねこシート
車内はたまの小さなイラストが車内いっぱいにはられ、シートは三毛デザインです。





11:56貴志駅発のたま電車~12:40和歌山駅発JR紀州路快速~14:13大阪駅~14:27新大阪発のぞみ~東京~自宅。
P50_20120518_192616 おみやげ
たまドロップを買いました。
今日は9時間ほど電車に乗っていたので帰りの新幹線のなかで蓋を開けて舐め始めてしまいました。

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2012年5月14日 (月)

認定されました

ゴールデンウィークの自転車キャンプツーリングで佐久市の「日本で一番海から遠い地点」を訪問しました。
佐久市観光協会では到達した人に到達認定証を発行しているとのことでしたのでメールで訪問した旨と氏名、住所を連絡したところ、届きました!
P50_20120514_210458 認定証
佐久市役所のA4封筒にて郵送されたきました。
到達者名を入れて佐久市観光協会臼田市部長の角印入の立派な認定証です。日本で一番海から遠い地点にも住所もがあって「長野県佐久市田口字榊山209-1」だそうです。
僕の場合は到達した時の写真を添付しましたが、自己申告制です。宛先はここです。

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2012年5月13日 (日)

シフトワイヤー交換

4:50起床。早く起きれました。これなら松姫峠あたりまで行けるでしょう。天気は快晴ですがとても冷え込んでいます。7℃位でしょうか。
5:50出発。多摩川CR~立川。寒くて手が痛くなってきたので日向ぼっこして暖をとります。日差しはもう7月下旬の盛夏の頃の強さを持っています。ふと自転車のハンガーの所を見るとリアのシフトワーヤーに何か絡んでいるように見えました。実はワイヤーの一部が切れてほつれていたのです。峠を走るときは軽いギヤにシフトしますのでワイヤーのテンションが高くなります。そんなところで切れたら一番重いギヤに入ったまま走らなければなりません。
今日は峠を諦めて修理に戻ることにしました。
~多摩川右岸CR~浅川CR~多摩川CRで9:00帰宅。
P50_20120513_074904 清々しい天気
冷え込みさえ無ければとても気持ちの良い天気です。というか早く出発しすぎたのが敗因でもうちょっと気温が上がってからなら日向ぼっこしなくても済んだのです。でも、おかげで早めにワイヤー切れに気づいたのだから良しとしますか。



P50_20120513_105158 取り外したワイヤー
撚ってあるワイヤーのうち4本くらいが切れていました。交換後、シフトワイヤーの構造を調べてみると、中心に7本を右周りに撚ったワイヤーがあり、その周りを12本のワイヤーが左回りに撚ってあります。今回切れていたのは外側の4本なのでした。



昼寝後、15:10出発。多摩川CRで多摩大橋折り返したい焼き休憩~多摩川CRで17:30帰宅。
今日は奮発して鯛を2匹。僕が購入後鯛焼き屋さんは暖簾を仕舞い店じまい。営業は16時までのようです。

走行時間:5h03m、距離:104.7km、AV.20.7km/h

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2012年5月12日 (土)

岡本太郎の「マスク」と「青空」をみる

6:40起床。土曜日としては寝坊しました。晴れていますが肌寒い朝です。そのうち急に雲が広がって朝日が陰ってしまいました。
9:40出発。多摩川CRで多摩大橋~都169~右岸CR~浅川CR~府中四ツ谷橋~左岸CR~是政橋~右岸川崎側の道~多摩水道橋で12:20一旦帰宅。
14:40出発。多摩川CRで等々力緑地にある川崎市とどろきアリーナでマスクと青空を鑑賞~多摩川CRで16:50帰宅。
P50_20120512_160202 多摩川CRから見えるとどろきアリーナ
今日は近くのとどろきスタジアムでJの試合をやっていたようです。とどろきだけに太鼓の音や大観衆の上げる大歓声がとどろいていました・・・。




P50_20120512_155130 マスク
1995年太郎最晩年の作品。マスクと青空はサブアリーナに入ったロビーの壁に展示されています。
マスクは全部で5つありました。




P50_20120512_154942 マスク1
タイガース柄。手前のロープは良い感じで作品に溶け込んでいますが作品とは関係ありません。





P50_20120512_155012 マスク2
ま正面から見た時はヘビの串刺しのようでしたが、ちょっと角度をつけてみると鼻と口が立体的に見えてきました。





P50_20120512_155040 マスク3
顔が4つ並んでいるのでしょうか。






P50_20120512_155108  マスク4
赤のXがかっこいいです。






P50_20120512_155118_2 マスク5
太郎作品で顔に鼻の穴があるのか珍しい。






P50_20120512_155202 青空
青空を飛ぶのは鳥でしょうか。
赤いコーンをどかしたかったのですが・・・。





走行時間:4h38m、距離:100.1km、AV.21.6km/h

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東京都と埼玉県境が未定な場所

5月5日(土)8日目
5:10起床。久しぶりに晴れた朝ですが北西風が強く吹いています。昨日の予定が狂ったので寝ている間に今日は定峰峠からグリーンラインでも走ろうかと考えていましたがこの風をみて利根川江戸川くだりで楽をしようという考えが浮かび予定を変更しました。
単なる荷物と化しているテント、マット、シュラフを久しぶりに荷台にくくりつけ予定外の4泊も厄介になってしまった実家に別れを告げました。途中で食べなと赤飯のおにぎりまでもらって6:40羽生出発。
利根川CR~栗橋~利根川CR~8:10関宿城公園休憩(35.5km)~江戸川CR~10:20水元公園(78.0km)~公園沿いの道~中川沿い~柴又~江戸川CR~12:30葛西臨海公園(112.8km)
久しぶりの晴天で江戸川下流方向から多くのサイクリストが向かい風と戦いながら北上してきていました。僕は鼻歌気分でスイスイと風に押されて下っていきます。
P50_20120505_085216 江戸川も増水
春日部の庄和町では大凧あげが予定されていたようですが、河川敷の会場まで水位が上がっているので中止にするという放送が流れていました。




P50_20120505_095304 アンダーパスも水没
車道は突っ切れないので土手下の市街地に降りてまたCRに戻ります。





Map20120505_2  三郷、葛飾の謎の都県境
あまりに水没アンダーパスが多いため水元公園に入り込んでみました。公園は川に沿って大きく蛇行しています。川の南が葛飾区、北が埼玉県三郷市で川が県境だと思っていたのですが、GSPロガーの結果を地図に落としてよく見ると都県境の緑色の線が川の中に書き込まれておらず途切れています。八潮市との間の大場川には県境が引かれています。
良く地図を見ていたら川と思っていた蛇行する水辺(青く着色している)は閉じた沼らしいのです。大場川は沼の北側に張り付くように流れているのです。そこで葛飾と三郷との間で沼は葛飾のものなので沼の外側が県境↔沼の真ん中が県境と意見が食い違っているらしいのです。ひょんなことからセコイ話を掘り起こしてしまいました。

葛西臨海公園で休憩予定でしたが、久しぶりの好天で連休終盤のためか近場で過ごす人たちが繰り出してすごい賑わいでした。トイレだけ済ませて新木場のコンビニで休憩としました。
~荒川河口橋~R357に並行する道~晴海通り~築地~都50~海岸通り~芝浦~旧海岸通り~昭和島~14:40羽田(142.6km)~多摩川で16:00帰宅。

走行時間:7h57m、距離:170.7km、AV.21.4km/h

結局7泊8日で自宅に帰ってきたわけですが、キャンプツーリングとしては最初の3泊4日までで、あとは悪天に災いされて再起をかけた予定も崩され流れ解散的なツーリングとなってしまいました。まぁ、こんなこともあってもいいのかな。怪我や事故にも会わず当初の目的は達成してきたわけだし。

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2012年5月11日 (金)

雨で閉じ込められた3日間

5月2日(水) 5日目
5:30起床。曇っています。せっかく羽生の実家に避難してきたのですから雨が降ってくれても問題ありませんが、午前中に稲の種まき労働です。
育苗のビニールハウスの中で土を敷いた苗床に手押し式種まき機で種まきします。
そのあと手押し式種まき機で3往復くらいして土をかぶせ、冷え込まないようにトンネルにしてビニールをかけます。外は曇っていますがビニールハウスの中は湿度が高く猛烈な蒸し暑さ。峠上りでかいた汗の量の数倍が吹き出しました。農作業はスポーツです。
仕事後、自転車を掃除して注油。近所を試走しようとしていたら油揚げ買出し指令をうけました。油揚げ収容用にフロントバックを空にして取り付け走ろうとしたら雨が降り出して来ました。結局このあと雨は降り止まず油揚げはマボロシとなりました。


5月3日(目) 6日目
6:30起床。雨です。風です。今日一日中降る予報。あすからの3日間は回復するらしいので後半戦のコースを再検討するために二度寝します。
寝ながら考えたコース
4日:羽生~栃木市~県32~県15~粕尾峠~足尾~R122~水沼駅温泉
5日:水沼~桐生~高崎~県13~県42~R462~大田部楢尾集落~両神薬師の湯
6日:両神薬師の湯~県37~R140~県11~定峰峠~グリーンライン~R299~飯能~青梅~多摩川CR~自宅
明日は早起きして出発しようと早寝する。


5月4日(金) 7日目
5:10起床。曇っています。路面も濡れたまま。今日からツーリングに戻るつもりでいましたが、早い朝食をとっていると屋根をたたく雨音がしてきました。こりゃだめだと二度寝に入りました。貴重な連休に2日間の雨降りで水を差され3日目になっても午前中は降ったり止んだり。午後になって雲に切れ間も出て路面も乾いたので荷物を降ろした軽い状態で利根川沿いを走りました。せっかくいくつもの峠を越えて足が強化されつつあったのにこの3日間の停滞でカラダはすっかりなまってしまいました。
14:30出発~利根川CR~昭和橋~利根川左岸CR~渡良瀬川CR~三国橋~利根川CR~利根川橋~利根川右岸CRで周回して17:50帰宅
P50_20120503_163428 堀増水
2日間の大雨で田も堀も増水して水浸し。カエルだけが大はしゃぎしています。





P50_20120504_155746 渡良瀬川増水
北川辺と古河間の三国橋付近です。川幅いっぱいの茶色い流れになっていました。上流にあるゴルフ場は完全に水没。





P50_20120504_161318 CR水没
JR宇都宮線鉄橋を河川敷にアンダーパスするCRも水没。






P50_20120504_165156 加須市サイクリングセンター
利根川のスーパー堤防工事で解体された加須市のサイクリングセンターが加須未来館の脇に新装されていました。ちょっとトイレだけ拝借。ここには何とシャワー施設があります。申請書に記入すれば無料で利用できるらしい。



走行時間:3h06m、距離:66.3km、AV.21.4km/h

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雨からの退避

5月1日(火) 4日目
4:40起床。予想に反してよく晴れています。浅間山方面から朝日が差し込んで明るい朝です。予報が良い方に外れたかと期待してラジオで朝の天気予報を聞くとやはり夜には雨で、明日、明後日と大雨の可能性があると言っています。やはり一旦羽生に退避することにしました。2日間も雨に降られての停滞は耐えられません。
6:00道の駅みまき出発。北国街道~R18~小諸~県131~県80~7:50追分宿~R18~軽井沢~8:40碓氷峠(32.2km)
Map20120501 プロフィール
R18の最高点は碓氷峠ではなく追分付近




P50_20120501_070902 小諸あたり
こんないい天気なら軽井沢からR146で浅間方面から二度上峠を超えていこうかとも思いましたがこの晴天はつかの間でした。青空の下で見る桜もこれが今年の見納めです。




P50_20120501_083816 霧と雨の碓氷峠
あれほど晴れていた空が軽井沢を前にして厚い雲に覆われ始め、やがて霧雨が降ってきました。所々に水溜りもありこちらで昨夜から天気が悪かったようです。軽井沢の市街を過ぎ碓氷峠では濃い霧とポツポツ雨に強まっています。峠の写真撮影も1枚だけ撮って横川に下り始めます。路面はウェットでハネが上がるのでせっかくの下り坂なのにゆっくり走行です。

~R18~松井田~県33~県216~県125~安中~碓氷川CR~烏川CR~農道~県30~一本松橋~倉賀野~井野川CR~群馬の森~12:10柳瀬橋(99.3km)~烏川CR~利根川CR~13:10坂東大橋~利根川CR~14:30刀水橋で雨宿り。
P50_20120501_094642 安中あたり
松井田から安中まで交通量の少ない県33~県216~県125で旧道を繋いで走れます。





P50_20120501_101626 碓氷川CR
安中から碓氷川CRに入りました。
CRは碓氷川から烏川に変わりこのまま利根川まで続くかと期待しましたがあえなく途切れ狭くて車の多い県30を逃れて倉賀野に出たところで道を間違えて少し彷徨して時間をロスしました。



P50_20120501_104650 高崎のだるま交通安全標識
碓氷川沿いにR18が走っています。
4番目のだるまの目はウインクしています。
5番目のだるまの目は星が光っています。




P50_20120501_120900 柳瀬橋
高崎市内を流れる井野川のCRを発見して入り込みます。これをたどれば烏川の柳瀬橋に到達できます。群馬の森手前で黒雲接近。雨が降ってきましたが群馬の森内のコースに侵入して森が屋根代わりをしてくれて濡れずにすみました。黒雲は北方に去り無事に柳瀬橋から烏川CRに到着。羽生まで川沿い走行であと70kmというところ。ここで家に電話を入れてみると今日稲の種まきするという。向かい風でもあるし到着は夕方で間に合わないでしょう。
P50_20120501_142150 前方雨雲接近
利根川CRに合流して刀水橋手前で右手前方に雨脚を伴った黒雲接近。予報よりも降り出しが早いようです。進めばその分雨雲に接近。刀水橋を過ぎたところで進路をふさがれました。




P50_20120501_144912 雨宿り1
今日は雨雲が断続的に流れてくるパターンで降り続ける雨ではなさそうなので土手下にあった東屋に退避して雨宿り。まもなく強い風を伴って雨が降り始めました。乾いていた路面があっという間に濡れていきます。これでは止んだ後は一層スローペースとなりそうです。
荷物には応急の雨対策。フロントバックには大きなレジ袋をかぶせ、シュラフも大きなレジ袋で封印。テントはビニール袋にくるんであります。

15:10出発~利根川CR~15:55利根大堰雨宿り
P50_20120501_152146 完全ウエットな利根川CR
40分の雨宿り後、ポツポツ雨は落ちていますが走らないことには着かないので出発です。きれいに再舗装されたCRは水が浮いた状態で15km/hで走ってもハネが上がるほど。呆れるほどのスローペースで走ります。



P50_20120501_160042 雨宿り2
のろのろ走っていたせいで利根大堰手前で次の雨雲に遭遇。仕方ないので忍ばせておいた100円ポンチョを羽織りました。走り始めてすぐに100円ポンチョはスポーツ自転車には向いていないことが判明しました。生地が薄くて風にはためき後ろはバットマンのマントのようにひらひらとまきあがります。かぶっている上半身が濡れないだけの効果はありました。
行田のサイクリングステーションのトイレの先で雨宿りしていると下校途中の小学生がトイレを利用に来て挨拶されました。そうか、今日は平日だったのです。子供たちが一生懸命勉強しているときにオジサンは自転車遊びしていたのですよ。申し訳ない。

~利根川CR~16:50羽生着。
稲の種まきは労働力が増える明日に延期したそうです。

走行時間:8h31m、距離:161.3km、AV.18.9km/h

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2012年5月10日 (木)

日本で一番海から遠い地点に立つ

  4月30日(月) 3日目 つづき
Map201204303 田口峠と長野群馬県境あたり

10:50日本で一番海から遠い地点入口(59.0km)~山登り~11:40日本で一番海から遠い地点着~12:30入口まで下山



P50_20120430_105248 日本で一番海から遠い地点の入り口
最初は川沿いの石ゴロゴロの林道歩きです。ところどころに案内の小さな標識があるので迷うことはありません。





P50_20120430_122904 ゲート左脇の案内地図
林道区間1300m、歩道区間1002mとありますが歩道区間1000mで良いのではないかな。山道で1m単位で表現しても誤差でしょう。




P50_20120430_105244 ゲート右脇の注意書き
このほかにクマ出没注意というのがあります。






P50_20120430_110244 滝ガ沢林道から支線林道に左折します。一つの尾根を巻いて細い沢沿いに登っていきます。






P50_20120430_112140 あと650m地点
林道支線の終点を過ぎると沢伝いの登りとなります。あと650mの標識を通過するしいたけの姿です。今回の旅で自分が写っているのはこの1枚だけ。後ろから見てもオデコが広くなったなぁと感心します。沢の水はしばらく大雨がないおかげでチョロチョロとした流れで歩くのに問題ありませんでした。


P50_20120430_114056 日本で一番海から遠い地点が見えた
沢が途切れて広くて緩い斜面に出ると右手の木々の中に白い標柱が見えました。周辺は下草や笹が刈り取られて歩きやすくなっています。




P50_20120430_114142 日本一海から遠い標柱
この標柱の位置が日本で一番海から遠い地点です。出発してから50分ほどかかりました。
北緯36度35分36秒
東経138度35分49秒
標高1200m


P50_20120430_115136 日本で海岸線から一番遠い地点
他に誰もいませんでした。特異点を独り占めです。海まで114.85km離れている場所は日本でここだけなのです。
もう少し上れば中央分水嶺の尾根にも出れるようです。




P50_20120430_114212 解説図
人工物は標柱とのこ解説図だけです。この地は計算によって1996年に「発見」された場所なのだそうです。
ここで朝買い込んでおいたおにぎりを「日本で一番海から遠くにあるおにぎり」だとかみしめて食べ、10分ほど特異点の雰囲気を味わってから下山しました。


今は比較的雨の少ない時期で木々や草も芽吹き前だったので歩きやすかったですが季節によってはちゃんとした格好で来ないと危ないかも知れません。特に帰りの沢沿いの下りは足元が不安定です。
帰りは林道のゲートまで40分ほどで到着。富士山と一緒で一度訪れればもう来なくてよい場所かもしれません。

12:30出発~県93~12:50龍岡城跡(66.3km)~13:40稲荷山公園のロケット(73.3km)。14:00出発。県89~県120~市道~県156~市道~旧中山道~御代田~県135~R18~小諸~旧北国街道~境橋~県40~16:40道の駅みまき着(110.9km)
再び自転車にまたがり臼田に向け自由落下の走行で山登りの疲れを癒しました。
P50_20120430_130800 龍岡城跡
日本に2つしかない五稜郭のうちの1つです。周囲は桜の木で覆われ満開を過ぎた花びらがひらひらと途切れなく散っていました。




P50_20120430_132256茅葺きの鳥小屋
小海線青沼駅近くの田んぼの中に茅葺きの小屋が見えたので立ち寄ってみました。物置かと思ったら中でチャボが飼われていました。茅葺き屋根で生活できるなんて幸せなトリです。




Kosmotower コスモタワー
稲荷山公園のロケット型展望台です。塔のてっぺんまでの高さは34.9m
昨年の大河原峠ツーリングのときR141から見えた気になる構造物を訪ねてみました。公園は千曲川の脇にあり小高くなっている稲荷山です。タワー内の階段をくるくる回りながら地上21.9mの展望室に上ると想像以上に見晴らしの良い所でした。
ここも公園内には桜があり最後の花見を楽しむ人たちでにぎわっていました。とはいっても東京の花見みたいに密度は高くなくゆったりのんびりとした花見です。


P50_20120430_154848御代田のたいやき
中込から小諸方面に移動していくと関東地方から山を吹き越えてきた東風が強まりました。御代田駅前からR18に出る途中の交差点にたい焼き屋さんを発見。早速1個120円で購入。顔や鱗の模様がはっきりとしていて若いたい焼き器のようです。がぶっと行くと塩味を感じるこしあんでした。


P50_20120430_165852 道の駅みまき
今年も来ました道の駅みまき。昨年夏のツーリングのときは温泉施設改築中でしたが新装オープンしています。入浴料は100円値上がりして500円となっていました。明日から連休の谷間のせいかそんなに混雑していませんでした。



P50_20120501_052022 テントは駐車場から木の植込みで隔てられているすべり台のあるちょっとした公園に張りました。

夜のラジオでは明日1日夜には雨と言っています。肝心のあさって以降の天気を伝えてくれないので177の電話天気予報で聞いてみるとあさって2日は一日雨らしい。やはりこの先に進んでは悪天に巻き込まれて帰れなくなる可能性が出てきました。

走行時間:6h22m、距離:110.9km、AV.17.4km/h

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2012年5月 9日 (水)

田口峠越え

4月30日(月) 3日目
4:40起床。標高1250mのキャンプ場の割には冷え込みも無く快適な朝です。空は白いベールのような雲に覆われています。今朝は食料がないので管理棟前の自販機で暖かいカフェオレを購入して初動のエネルギーとします。ここからはしばらく下りが続くので途中のコンビニまで持ちこたえればなんとかなります。今朝もテントは乾いていて撤収が楽です。洗濯したばかりのウエアはべたつきも嫌な臭いもせずこちらも快適。
Map201204301 今日のコース
今回の目玉であり目的地である「日本で一番海から遠い地点」を訪問します。
5:50松原湖高原キャンプ場出発~県480~R141~小海~県2~7:10R299交点(18.9km)~R299~8:00古谷ダム(30.1km)~大上林道~8:20大上峠(32.5km)~熊倉集落~県108~8:50勧能(42.2km)~県93~10:30田口峠(54.2km)~10:50日本で一番海から遠い地点入口(59.0km)

Map201204302 プロフィール
上信国境の田口峠を越えたかったのでわざわざ大上峠を越えて一旦群馬県南牧村に入ってから田口峠を越えました。



キャンプ場を出発してペダルを回すことなくR141に出て、その後もほとんど座ったままで道路沿いにあったコンビニに到着。エネルギーを補給したあとも交通量の少ない対岸の県道2号線をのんびり下っていきます。さすがに運動量が少なく風をきって走るので体が冷えてきたのでウインドブレーカを羽織りました。
P50_20120430_064830 八千穂駅の桜
駅のホームに沿って桜並木があり良い感じで満開です。
ちょうど列車が出発していきました。





P50_20120430_075638 古谷ダムから大上林道へ
古谷ダムまでのR299はきついところもなく、古谷ダムから大上峠までもきついところはありません。今日は曇りで気温も低めでウェアが汗臭くならず助かります。




P50_20120430_081906 大上峠
2度目の訪問です。この峠は太平洋側と日本海側を分ける中央分水嶺の峠。一旦太平洋側に戻ります。アスファルト舗装の色が異なっているところがピーク。




P50_20120430_082422 泣いている?
その時の気分で泣いているようにも笑っているようにも見える砂防ダム。笑っているように見えますよね。





P50_20120430_085022 勧能
大上峠から南牧村の急な下り坂で手が痛くなった頃勧能
の集落に到着。ここから県道93号線で田口峠に上り返しです。





P50_20120430_091348 根性の段々畑
県道は谷沿いに細く続きます。所々に集落があり谷の斜面に畑が作られています。この場所は最も大規模だったところで、石垣で組んだ段々畑が谷のかなり高い場所まで拓かれていました。すごい努力が必要であったと想像され感動します。

 

P50_20120430_092600 峠手前なのに長野県に入る
なんでもないところに県境がありました。長野群馬県境はほとんど山の尾根沿いに引かれているのにここは利根川水系に長野県がなだれ込んでいる場所です。関東から長野県に行くにはどこか峠を越えなければならないと思っていましたがここはラクして長野県の地を踏むことができます。
 

P50_20120430_094136 広川原集落
谷に沿った道が次第に高度を上げてくると峠手前最後の集落があります。みんな赤い屋根です。静かな場所です。見下ろしているとどこかの家から三味線の音が聞こえてきました。
 



P50_20120430_101228 田口峠へのぐねぐね
広川原を過ぎると谷から離れてぐねぐね道が始まりました。細尾峠の日光側の上りのような感じです。見上げると何段ものガードレールが積み重なって見えます。




P50_20120430_103436 田口峠(1120m)
もうちょっと頑張れば尾根を乗り越せそうなのですが、その手前でトンネルで峠を越えています。自転車の位置に田口峠と書かれた標識があります。トンネルは短く照明はありません。ここも太平洋側と日本海側を分ける中央分水嶺の峠です。

 

P50_20120430_105014 日本で海から一番遠い地点入口
峠からしばし下るとこの標識があります。上3つはイメージ絵と英語表記がありますが「日本で海から一番遠い地点」の標識は後から追加したようで文字だけの味気ないもの。とはいえイメージ絵はどう表現したら良いか難しい内容です。
この先の林道入口に自転車を止めていよいよその地点を目指して山の中にハイクします。

つづく・・・・。

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2012年5月 8日 (火)

クリスタルラインから信州へ

4月29日(日) 2日目
4:20起床。既に外は明るくなっています。キャンプツーリングの生活に入ると超早寝早起きのモードに切り替わります。天気は快晴。キャンプ場は1500mの標高があるので霜が降りるくらい冷え込むのかと覚悟していましたが全然冷え込んでいません。テントにも露が付いておらず乾いています。撤収が非常に楽です。早速お湯を沸かして味噌汁とおにぎり1個の朝食。非常食の柿ピーの小袋を2つ食べて終了。これで今日はクリスタルラインを通って長野県上川村に入るまで何の補給もできません。
Map201204291 コース前半、上川村まで
クリスタルラインから信州峠を越えて川上村に入ります。
5:50金峰山荘キャンプ場出発。クリスタルライン~6:05焼山峠(2.3km)~6:30乙女高原(4.5km)~6:50黒平集落(14.3km)~8:30木賊峠(24.4km)~9:00増富ラジウムライン交点(29.9km)~瑞牆山荘(33.9km)~10:10県610交点~県610~10:40信州峠(41.7km)~県106~11:10川上村ナナーズ休憩。

Map201204292 コース後半、上川村から松原湖まで
川上村からいくつかの峠越えをして八ヶ岳山麓の松原湖へ。
11:50川上村ナナーズ出発~県68~県2~12:50馬越峠(57.4km)~県2~林道~三川~13:50栗生坂(67.5km)~県472~県2~日向~村道~15:20大芝峠(82.3km)~15:40R141交点~R141~県480~16:40松原湖高原キャンプ場(96.4km)

Map201204293 プロフィール
今日は上ったり下りたりの根性コース。最後が上りで終わるところが厳しい。



P50_20120429_060352 焼山峠(1525mくらい)
キャンプ場を出発して少し下ったあと上りが始まるとほどなく焼山峠に到着。峠といってもクリスタルラインを進む分には単なる上り坂の途中です。写真の右の道から上ってきました。クリスタルラインは左の道へ進みます。ここから乙女高原2km、黒平12km、木賊峠20kmの標識があります。峠には綺麗な水洗トイレがありました。トイレットペーパーが山のように積んであったのには感動しました。

P50_20120429_062738 乙女高原(1675mくらい)
焼山峠からほどなく乙女高原に到着。ここでひとつのピークを通過します。途中に湿原があったりして緩やかな上りでした。このポイントの反対側にはロッジがありましたが夏だけの営業のようです。
ここを過ぎると黒平(くろべら)の集落まで延々10kmの下りとなります。

P50_20120429_065810 黒平集落(1100mくらい)
ハンドルを握る手が痛くなった頃ようやく黒平集落への分岐に到着。ここから木賊峠まで570mほどの上りとなります。その前に黒平の集落内で自販機で補給できないか立ち寄ってみましたが期待は裏切られました。



P50_20120429_083232 木賊峠(1670mくらい)
これでどうして”とくさ”と読むのでしょうか。木賊とは山間の湿地に自生するシダ植物の一種だそうです。ここに自生しているのでしょうか。写真ではかすかに富士山の姿を見ることができます。意外と大きい姿です。



P50_20120429_084422 金峰山
木賊峠から道は下りとなります。最初は緩やかに気持ちの良い下りでした。正面に特徴的な岩峰を持つ金峰山(2599m)が見えます。
高度を下げて谷沿いに下るようになるとコンクリート舗装の荒れた路面で再び手が痛くなる頃、瑞牆山荘への上り返し分岐点に到着します。

P50_20120429_093732 瑞牆山荘(1520m)
途中で1530mほどのピークを過ぎるとゆるい下りとなり瑞牆山荘が現れます。ここは瑞牆山登山の拠点となっており途中で何台もの車が追い越していきました。登山者もいっぱい。でも車でここまで来てから山登りなんてずるいですよ。ペットボトルの水が無くなっていたので山荘で150円払って水を汲んでもらいました。最初の3口目までのなんと美味しいことか。でもここからは下りなのでちょっと我慢すれば下った黒森に自販機はあったのです。

P50_20120429_104354 信州峠(1470m)
黒森から県道610で信州峠を越えます。ずっと2車線の道路でクリスタルラインと比べると味気ないですが、ここは日本海と太平洋を分ける中央分水嶺の峠です。左の切通の自転車の上には「甲信林道開通記念碑」というのがあります。ここから長野県入りです。午前中のお勤めもこれで終了です。


P50_20120429_105104 信州峠から上川村の下り
上川村に下り始めると、最初くねっとしたところがありましたが一気の直線下りが現れました。後方の安全確認後、「ヤッホー」と叫びながら重力落下を満喫しました。




P50_20120429_105924 白樺と八ヶ岳
下るにつれ左手には八ヶ岳連峰が姿を現します。ちょっと畑の中の脇道にそれて一本だけ立つ白樺と記念撮影。





このあと”村”にあるには巨大すぎるナナーズというスーパー?で惣菜や飲み物を購入して早めの昼食。僕の地元のスーパーより値段が安いのですよ。上川村は住みやすいところなのではないのでしょうか。午後もいくつかの峠越えを企画していたのでしっかり食べて少し復活。
P50_20120429_125054 馬越峠(1615mくらい)
標高の割には川上村の畑地帯を見下ろしながら淡々と走れる峠道でした。峠は切通になっていて川上村の谷の見晴らしが利きます。




P50_20120429_131108 栗生坂入口(1240mくらい)
馬越峠から南相木村に下る途中で県道2号線から右にそれて三川の集落にくだりました。そこから栗生に向かう峠越えの栗生坂が始まります。




P50_20120429_134856 栗生坂(1410mくらい)
この上りは厳しかったです。三川からの標高差170mほどですが今日走った上り坂の中で一番こたえました。峠まで休みどころがありませんでした。汗ビッショリです。川上村ナナーズで満タンにしたペットボトルの水をこの坂で飲みきってしまいました。峠には道路開通の記念碑があり、そこには陸上自衛隊施工の文字がありました。どおりで厳しい道だったのね。

栗生坂越えですっかり足を使い切った感じでその先栗生峠越えも計画していましたがそんなことしたら足がつぶれてしまうので素直に栗生川沿いに下って県道2号線に復帰。今日最後の大芝峠に向かいます。
P50_20120429_152526 大芝峠(1265mくらい)
トンネルまでの上りが辛かったです。トンネルは通過せず旧道に入り込んで峠を越えました。トンネルからさらに130mほど上りますがくねくね道なので苦になりません。峠からの見晴らしはありませんが大芝峠開通記念の碑がちょこんとありました。この先の大芝集落への下りは落ち葉や枯れ枝が路面に散ってちょっと荒れた感じです。

R141の松原湖入口交差点から県480で今日最後の上りが始まります。またこれがハンパじゃなくきつい坂で10%標識が続きます。すっかり売り切れてしまった足を機械的に回して時速7,8km/h程度のノロノロ走行。でも走っている限りいずれは目的地に到着するのです。
P50_20120430_052152 松原湖高原キャンプ場
テント一張525円。サイトは林間でフリー。ここはバイク屋さんが多くテントを張っていました。テントサイトで焚き火もOKなようです。近くにある八峰の湯が割引で400円で入れます。管理棟にはコインシャワーとランドリーがありました。この2日間予想外に暑くて汗をかきすぎたので洗濯。風呂と食事は八峰の湯で済ませ21時前には寝てしまいました。

走行時間:7h55m、距離:98.8km、AV.12.4km/h

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2012年5月 7日 (月)

金峰山荘キャンプ場まで

4月28日(土) 1日目
4:10起床。曇っています。昨夜遅くまで小雨が残っていたので路面もしっとりしたまま。予報ではこれから晴れてくるらしいのでいそいそと出発準備。
Map201204281 甲府盆地から金峰山荘まで
5:30出発。多摩川CR~浅川CR~R20~8:00大垂水峠~9:15鳥沢休憩(78.0km)。
9:30鳥沢出発~R20~県212~11:30笹子峠(104.9km)~県212~R20~柏尾~フルーツライン~13:15道の駅まきおか休憩(131.2km)。
13:50まきおか出発~県210~クリスタルライン~16:00鳥居峠(146.1km)~16:05金峰山荘キャンプ場着(147.0km)

Map201204282 プロフィール
目的地は1500mの高地にあるキャンプ場です。




大垂水峠まではどんより曇り空で霧がかかったりしましたが相模湖を過ぎると青空が広がりました。気温も急上昇していきます。R20は相模湖インターで多くの車が中央高速に飲み込まれ大型車もたまーに追い越していくくらいです。
P50_20120428_112032 R20から県212笹子峠旧道の入り口に通行止めの看板がありました。昨年秋に勝沼側から越えたときも台風の影響による路面崩落で通行止めだったのでずっと継続しているのでしょう。思案していると近くの工事現場のおじさんから「自転車は越えられるようだよ」と背中を押すようなお言葉。昨年秋のときも自転車は通れたので峠越えすることにします。


P50_20120428_113326 笹子峠
矢立の杉の先にあるゲートは閉まっていましたが自転車は脇を通っていけました。路面には落ち葉、小枝、小石が散らかっている状態。
トンネルのポータルの左側が剥がれ落ちています。



P50_20120428_114438 峠道の桜
通過する人もほとんどいない峠道に満開の桜が咲いていました。土手沿いの桜並木の桜と違って山の桜は幹が細く背が高いですね。




P50_20120428_114902 復旧工事現場
峠からずっと下ってもうすぐ駒飼宿の集落にはいるかなというところで復旧工事現場に出くわしました。道路が谷に崩落したため通れる幅は50cmもありません。重たい自転車を肩に担いでバランスを崩さないように左端を通過しました。

 

P50_20120428_123020 フルーツライン
牧丘に向かうのに出来るだけ高度を落とさないように広域農道フルーツラインを使いました。甲府盆地内は異常な暑さ。道路わきの自販機コーナーで水分補給してこの景色を眺めていると飲料補給の車が到着。「自転車旅ですか、うらやましいですね」と話しかけられました。
手前のビニールハウスの中はさくらんぼの栽培だそうです。白い花がいっぱいついていました。

P50_20120428_143250 クリスタルライン
牧丘の県210をひたすら上ります。とにかく暑くて汗が噴出します。道路拡幅工事をしているおじさんから「ダムまで上がるの?がんばって」と声をかけられますがうなずくのが精一杯。集落を過ぎて琴川を渡るところまでが一番つらいところです。

 

P50_20120428_155854 鳥居峠
ここを越えればキャンプ場に着いたも同然。一瞬の下り坂を利用して勢いをつけ上り返せば金峰山荘のある小学校前です。
ここまで来たのはこれで3回目です。標高が1500mもあるので寒いかと思いましたが下界の暑さがここまで到達しているようで全然寒くありません。


P50_20120428_163022 金峰山荘
早速キャンプの申し込みをしに行くと、今日は天体望遠鏡を持参したグループで貸切状態らしいのです。天体写真の撮影をするので照明は迷惑になるのです。シャワー使えるか聞くと今の時間ならOKとのことだったので速攻で浴びてサッパリ。キャンプ代を支払おうとしたら「今回はいいからまた来てね。」とのこと。ありがたや。でもまたあの道を上って来なければならないのね。

P50_20120428_173632 テント設営状況
ここで良かったらと案内されたのが小学校脇の物置小屋の隣のスペースでした。キャンプ場は三角屋根の校舎の向こう側になります。
予想外に汗をかいてしまったのでパンツとシャツを気温の高いうちにテントの上に干しました。


P50_20120428_170834 テントから見える風景
牧草地越しに越えてきた鳥居峠と琴川ダム(乙女湖)が見えます。
ここは終戦直後に満蒙開拓団の引揚者が入植して切り開いた土地なのだそうです。今から67年ほど前、よくぞこの高地で農業を目指したものだと感心します。


P50_20120428_173602 夕食
牧丘で購入したおにぎり4個とカップそば、インスタント味噌汁が担ぎ上げた全食料です。今夜はおにぎり3個とカップそば、味噌汁、明日朝はおにぎり1個と味噌汁に非常食の柿ピーという配分にして明るいうちに夕食としました。周辺に自動販売機などありません。水は山荘にいただきに行きます。


夜、月が山陰に隠れるときれいな星空が広がりました。明け方になれば夏の天の川が見れるかと期待していましたが日中の暑さと疲れで爆睡してしまい目覚めたときは日出直前で明るくなっておりガッカリ。

走行時間:8h39m、距離:147.0km、AV.16.9km/h

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2012年5月 6日 (日)

「日本で一番海から遠い地点」を訪ねる旅

連休に入る直前の最新の週間天気予報では5月3日、4日に傘マークがありました。
今回の自転車キャンプツーリングは4泊5日できれば上出来かなとコースは短めで練り上げ28日早朝に出発しました。
Map2012gw 今回のコース
28日、甲州街道で笹子峠を越え甲州入り。あまりの暑さに標高1500mの金峰山荘キャンプ場へ。
29日、クリスタルラインを走り信州峠越えで長野県入り。標高1000m以上をずっと走っているのにとても暑い。
30日今回の旅のメインイベント「日本で一番海から遠い地点」訪問
01日、翌日から雨の予報に変わったため東御市から羽生の実家に避難。
そのあとは荒れた天気でツーリングは終了。
キャンプツーリングとしては3泊4日の短いものになりましたが走りごたえのある旅でした。

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