田口峠越え
4月30日(月) 3日目
4:40起床。標高1250mのキャンプ場の割には冷え込みも無く快適な朝です。空は白いベールのような雲に覆われています。今朝は食料がないので管理棟前の自販機で暖かいカフェオレを購入して初動のエネルギーとします。ここからはしばらく下りが続くので途中のコンビニまで持ちこたえればなんとかなります。今朝もテントは乾いていて撤収が楽です。洗濯したばかりのウエアはべたつきも嫌な臭いもせずこちらも快適。
今日のコース
今回の目玉であり目的地である「日本で一番海から遠い地点」を訪問します。
5:50松原湖高原キャンプ場出発~県480~R141~小海~県2~7:10R299交点(18.9km)~R299~8:00古谷ダム(30.1km)~大上林道~8:20大上峠(32.5km)~熊倉集落~県108~8:50勧能(42.2km)~県93~10:30田口峠(54.2km)~10:50日本で一番海から遠い地点入口(59.0km)
プロフィール
上信国境の田口峠を越えたかったのでわざわざ大上峠を越えて一旦群馬県南牧村に入ってから田口峠を越えました。
キャンプ場を出発してペダルを回すことなくR141に出て、その後もほとんど座ったままで道路沿いにあったコンビニに到着。エネルギーを補給したあとも交通量の少ない対岸の県道2号線をのんびり下っていきます。さすがに運動量が少なく風をきって走るので体が冷えてきたのでウインドブレーカを羽織りました。
八千穂駅の桜
駅のホームに沿って桜並木があり良い感じで満開です。
ちょうど列車が出発していきました。
古谷ダムから大上林道へ
古谷ダムまでのR299はきついところもなく、古谷ダムから大上峠までもきついところはありません。今日は曇りで気温も低めでウェアが汗臭くならず助かります。
大上峠
2度目の訪問です。この峠は太平洋側と日本海側を分ける中央分水嶺の峠。一旦太平洋側に戻ります。アスファルト舗装の色が異なっているところがピーク。
泣いている?
その時の気分で泣いているようにも笑っているようにも見える砂防ダム。笑っているように見えますよね。
勧能
大上峠から南牧村の急な下り坂で手が痛くなった頃勧能
の集落に到着。ここから県道93号線で田口峠に上り返しです。
根性の段々畑
県道は谷沿いに細く続きます。所々に集落があり谷の斜面に畑が作られています。この場所は最も大規模だったところで、石垣で組んだ段々畑が谷のかなり高い場所まで拓かれていました。すごい努力が必要であったと想像され感動します。
峠手前なのに長野県に入る
なんでもないところに県境がありました。長野群馬県境はほとんど山の尾根沿いに引かれているのにここは利根川水系に長野県がなだれ込んでいる場所です。関東から長野県に行くにはどこか峠を越えなければならないと思っていましたがここはラクして長野県の地を踏むことができます。
広川原集落
谷に沿った道が次第に高度を上げてくると峠手前最後の集落があります。みんな赤い屋根です。静かな場所です。見下ろしているとどこかの家から三味線の音が聞こえてきました。
田口峠へのぐねぐね
広川原を過ぎると谷から離れてぐねぐね道が始まりました。細尾峠の日光側の上りのような感じです。見上げると何段ものガードレールが積み重なって見えます。
田口峠(1120m)
もうちょっと頑張れば尾根を乗り越せそうなのですが、その手前でトンネルで峠を越えています。自転車の位置に田口峠と書かれた標識があります。トンネルは短く照明はありません。ここも太平洋側と日本海側を分ける中央分水嶺の峠です。
日本で海から一番遠い地点入口
峠からしばし下るとこの標識があります。上3つはイメージ絵と英語表記がありますが「日本で海から一番遠い地点」の標識は後から追加したようで文字だけの味気ないもの。とはいえイメージ絵はどう表現したら良いか難しい内容です。
この先の林道入口に自転車を止めていよいよその地点を目指して山の中にハイクします。
つづく・・・・。
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