金峰山荘キャンプ場まで
4月28日(土) 1日目
4:10起床。曇っています。昨夜遅くまで小雨が残っていたので路面もしっとりしたまま。予報ではこれから晴れてくるらしいのでいそいそと出発準備。
甲府盆地から金峰山荘まで
5:30出発。多摩川CR~浅川CR~R20~8:00大垂水峠~9:15鳥沢休憩(78.0km)。
9:30鳥沢出発~R20~県212~11:30笹子峠(104.9km)~県212~R20~柏尾~フルーツライン~13:15道の駅まきおか休憩(131.2km)。
13:50まきおか出発~県210~クリスタルライン~16:00鳥居峠(146.1km)~16:05金峰山荘キャンプ場着(147.0km)
プロフィール
目的地は1500mの高地にあるキャンプ場です。
大垂水峠まではどんより曇り空で霧がかかったりしましたが相模湖を過ぎると青空が広がりました。気温も急上昇していきます。R20は相模湖インターで多くの車が中央高速に飲み込まれ大型車もたまーに追い越していくくらいです。
R20から県212笹子峠旧道の入り口に通行止めの看板がありました。昨年秋に勝沼側から越えたときも台風の影響による路面崩落で通行止めだったのでずっと継続しているのでしょう。思案していると近くの工事現場のおじさんから「自転車は越えられるようだよ」と背中を押すようなお言葉。昨年秋のときも自転車は通れたので峠越えすることにします。
笹子峠
矢立の杉の先にあるゲートは閉まっていましたが自転車は脇を通っていけました。路面には落ち葉、小枝、小石が散らかっている状態。
トンネルのポータルの左側が剥がれ落ちています。
峠道の桜
通過する人もほとんどいない峠道に満開の桜が咲いていました。土手沿いの桜並木の桜と違って山の桜は幹が細く背が高いですね。
復旧工事現場
峠からずっと下ってもうすぐ駒飼宿の集落にはいるかなというところで復旧工事現場に出くわしました。道路が谷に崩落したため通れる幅は50cmもありません。重たい自転車を肩に担いでバランスを崩さないように左端を通過しました。
フルーツライン
牧丘に向かうのに出来るだけ高度を落とさないように広域農道フルーツラインを使いました。甲府盆地内は異常な暑さ。道路わきの自販機コーナーで水分補給してこの景色を眺めていると飲料補給の車が到着。「自転車旅ですか、うらやましいですね」と話しかけられました。
手前のビニールハウスの中はさくらんぼの栽培だそうです。白い花がいっぱいついていました。
クリスタルライン
牧丘の県210をひたすら上ります。とにかく暑くて汗が噴出します。道路拡幅工事をしているおじさんから「ダムまで上がるの?がんばって」と声をかけられますがうなずくのが精一杯。集落を過ぎて琴川を渡るところまでが一番つらいところです。
鳥居峠
ここを越えればキャンプ場に着いたも同然。一瞬の下り坂を利用して勢いをつけ上り返せば金峰山荘のある小学校前です。
ここまで来たのはこれで3回目です。標高が1500mもあるので寒いかと思いましたが下界の暑さがここまで到達しているようで全然寒くありません。
金峰山荘
早速キャンプの申し込みをしに行くと、今日は天体望遠鏡を持参したグループで貸切状態らしいのです。天体写真の撮影をするので照明は迷惑になるのです。シャワー使えるか聞くと今の時間ならOKとのことだったので速攻で浴びてサッパリ。キャンプ代を支払おうとしたら「今回はいいからまた来てね。」とのこと。ありがたや。でもまたあの道を上って来なければならないのね。
テント設営状況
ここで良かったらと案内されたのが小学校脇の物置小屋の隣のスペースでした。キャンプ場は三角屋根の校舎の向こう側になります。
予想外に汗をかいてしまったのでパンツとシャツを気温の高いうちにテントの上に干しました。
テントから見える風景
牧草地越しに越えてきた鳥居峠と琴川ダム(乙女湖)が見えます。
ここは終戦直後に満蒙開拓団の引揚者が入植して切り開いた土地なのだそうです。今から67年ほど前、よくぞこの高地で農業を目指したものだと感心します。
夕食
牧丘で購入したおにぎり4個とカップそば、インスタント味噌汁が担ぎ上げた全食料です。今夜はおにぎり3個とカップそば、味噌汁、明日朝はおにぎり1個と味噌汁に非常食の柿ピーという配分にして明るいうちに夕食としました。周辺に自動販売機などありません。水は山荘にいただきに行きます。
夜、月が山陰に隠れるときれいな星空が広がりました。明け方になれば夏の天の川が見れるかと期待していましたが日中の暑さと疲れで爆睡してしまい目覚めたときは日出直前で明るくなっておりガッカリ。
走行時間:8h39m、距離:147.0km、AV.16.9km/h
| 固定リンク | 0
コメント