雨降り土肥からの帰還
9月23日(日)3日目
昨夜半前から降り始めた雨が続いています。シュラフの中でラジオの天気予報を聞いて雨が止むという期待を打ち砕かれて5:30に起床。至福の時は長続きはしないものです。こうなったら今日は意を決して雨中走行で家まで帰投するしかありません。キャンプツーリングをしていると年に1回はこういう目に遭います。
テントに泊めてくれたハギワラ君と朝のコーヒーを淹れてくれたバイク乗りフルイチ君とコーヒーを飲むしいたけ
昨夜はハギワラ君の奄美日食テントに泊めてもらったので自分のテントを雨に濡らすこともなく畳む苦労が無い(撤収も手伝わずちょっとズルい気がしてココロが痛みました)のが救いです。昨日は午前中で走行が終わったのと温泉と十分な栄養補給で疲れも残っていません。
土肥出発直前のしいたけとバイク乗り釣り師のヨシダ君
雨具は100円ショップで買った通気性抜群のなんちゃってポンチョが常備してありましたが、2つほどの峠越えがあるのでもうちょっとましなビニールカッパをキャンプ場近くのコンビニで購入してきました。峠の下りで汗と雨でぬれた体を冷やさないようにするためです。体幹さえ冷やさなければ運動機能が落ちず走行を続けられます。テントやシュラフをビニール袋に入れて雨対策してキャリアに搭載。
フルイチ君の淹れてくれた暖かいコーヒーで体を始動させて、みなさんより一足お先に出発です。
帰路は、伊豆半島から離脱するのに伊東に出るか、熱海に出るか、御殿場を経由するか選択肢がありました。その中で距離は長くなるかもしれませんが一番標高が低く下り坂の緩い御殿場経由にしました。
6:30土肥出発~R136~船原トンネル~下船原R414交点
7:20体力温存のため最初の峠R136の土肥峠は船原トンネルを利用して通過しました。土肥峠(574m)より100mほど低いところを通過します。土肥からの上り区間はスピードも出ずカッパの中は汗で濡れますがハネで靴を濡らすことはありませんでした。しかしトンネルを抜けて下り区間になると一気に増速してあっという間に靴の中までビシャビシャでもうこれ以上濡れない状態に達しました。こうなれば怖いものは無くなりひたすら突っ走るのみです。カンチプレーキが雨の中の下り坂で働いてくれるのか心配でしたが制動力に問題はありませんでした。
~R136~県349~修善寺~R136~三島~県21~県394~R246~御殿場~R246~県727~県76~山北駅休憩
8:40三島に入る
R136の修善寺から三島間は平坦区間。大場川にかかる橋を渡ると三島市です。その手前で橋の下にもぐって雨を避け休憩をかねて地図でこの先のルートを確認。道に迷って時間と体力をロスしないように幹線道路をたどる作戦です。今日走行中唯一の写真です。
R136は三島でR1と交差して終点となり、そのまま直進すると県21に変わって明らかな上り坂が始まります。ただ御殿場までの区間で峠道のような急坂やクネクネ道は無くだらだらとした上りが続きます。
裾野市を過ぎてR246に合流しました。片側2車線の立派な道路で交通量はそれなりに多く自転車で走ってはつまらない道です。雨で煙って風景も何も楽しめません。天気が良ければ少し下をJR御殿場線に沿って走る県道394のほうが良いようです。R246の最高点は480m位で高原状に超えていく感じ。御殿場市に入りR138との交点を過ぎると時々下り坂が現れるようになり、小山町に入ると下り一方となります。山北町の下り区間は片側1車線に狭まります。路面が乾いていれば一気に下って通過するのですが今日はスリップ注意の慎重運転です。山北駅前で2回目の休憩。ここまでくれば日帰り圏内です。
山北駅~R246~県76~R246~松田~県72~12:00国府津~R1~大磯~R134~R467~遊行寺~境川CR
松田から先のR246は数回の上り返しがあるのを思い出し距離が延びますが海沿いの走りなれたR1へ迂回。雨の日のR1とR134はさすがにロード乗りはいませんでした。
藤沢でR134からR467に入ってすぐ前輪がふにゃふにゃになりました。雨の中のパンク修理はきついので自転車を引いて屋根つきの修理できそうなスペースを探して、とあるマンションの駐車場のスペースを拝借しました。今日唯一雨に打たれていなかった時間帯です。修理はチューブ交換で済ませました。パンクしたチューブを調べると小さな穴がすぐ見つかったのでせっかく手が乾いた状態になったのでパッチ修理しておきました。これが2回目のパンク修理に役立ちました。
向かい風の境川CRを北上しR246を横断した先で2回目の前輪ふにゃふにゃ。何かを突き刺したようです。さすがに根性無しの前輪タイヤに悪態をついてしまいましたが怒ったところで僕が修理しなければ先に進めません。ここで1回目のパンク時にパッチ修理しておいたことが大きな救いとなったのです。
境川CR~県57~都3で17:30帰宅。
ヘトヘトになって帰宅後、まずは温水シャワーで自分自身をきれいにして温まってから自転車の掃除です。きれいに拭き終わりチェーンにワックスして終わったらもう19時まわっていました。
走行時間:9h18、距離:191.7km、AV.20.6km/h
今日は自宅に着くまで雨の止み間は無く、走っても走っても雨粒に打たれ続け手も顔も足も乾くことはありませんでした。カッパを着た上半身も汗で蒸れて濡れています。ずぶぬれの姿でコンビニで補給するのもはばかられ、途中で摂取したエネルギーは缶コーヒー2本だけでした。気温は平地でも20℃以下に下がって暖かい飲み物が欲しいのに自販機は夏バージョンで冷たいものばかり。先日までの夏が恋しくなりました。
新車での初キャンプツーリングで自転車に雨の中の走行を強いてしまい申し訳なかったですが、新自転車と苦難を乗り切った思い出が出来たわけでやっと僕の愛車になってくれたって感じです。
ということで、3日目に雨に降られましたが土肥でのバイクと車と自転車のキャンプツーリングは成功に終わり、またやろうということになりました。でも毎回土肥はきついなぁ。
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コメント
こんばんは♪しいたけさん。雨の中土肥からの帰還だったんですね。とてもつらく2回のパンクには悪態もつきたくなったでしょう、当然です。
それでも、今になってみれば新しい自転車との記憶に残るキャンプツーリングになったんでしょね。
この日の前日私は美ヶ原林道をズタズタになりながら上り王ヶ頭まで。翌日は標高2000mから次々に峠をつなぎ豪快な峠下りをする予定でしたが、完全な雨‥雨だけではなく気温は7℃暴風。ホテルのマイクロバスに乗せていただき山からは撤退しました。完全な敗退でした。
こればかりはしょうがないですよね。大丈夫、次にはきっといいことあります。そして、こんな雨だったことも笑える余裕持ちたいですよね♪
投稿: ソフィ | 2012年9月27日 (木) 22時31分
ソフィさん、こんばんは。
普段の生活で思い出ってなかなか残りませんが、自転車に乗ることにより思い出が次々とできていくのが楽しいです。
特にツーリング中に雨と関係すると濃い思い出となるようです。
ソフィさんは美ヶ原だったのですね。相変わらず活発な活動を続けられていらっしゃるようで。日曜日のあれほどの雨降りは当初予想されていなかったのでハシゴを外された感じですね。
投稿: しいたけ | 2012年9月27日 (木) 22時51分
>新自転車と苦難を乗り切った思い出が出来たわけでやっと僕の愛車になってくれたって感じです。
深いなぁ・・・。^^
松田からは、ドッチにするか悩みどころですよね。
素晴らしいレポートを有り難うございました。
投稿: 齋藤電鉄ryu | 2012年9月28日 (金) 00時42分
こんばんは
以前に落選のコメントをしました!
その後セブンの先行も見事に落選!5時間かけ続けましたが、素人では無理という情報も教えていただきました。その後、私もぴあカードに申し込みましたが24日に落選の通知・・・あの文字って心がかなり痛みます・・・
明日、いよいよ一般発売です。
無理でもトライします!!!でも保険もかけました・・・・
投稿: トレトレ | 2012年9月28日 (金) 19時58分
齋藤電鉄さん、こんばんは。
自転車との関係は男と女の関係・・・?。いなくなれば淋しいし、手をかけないとすぐ拗ねる・・ははは。
松田からはそのままR246を突っ走ったほうが時間的にも遥かに近道なのは分かっていたのですが、何かが迂回路を選択させたのです。だから無事帰れたのか、そのために2回もパンクしたのか?
楽しい旅でした。
投稿: しいたけ | 2012年9月28日 (金) 21時44分
トレトレさん、こんばんは。
やはり”落選”され続けてますね。
ぴあとイープラスからメールが来ていましたが果たして一般発売に残されている枚数ってどれほどなんでしょう。
チケット屋とすれば先行予約で手数料という美味しい儲けを手にできるので、わざわざ一般発売に枚数は残していないでしょう。
また結果を教えてください。
投稿: しいたけ | 2012年9月28日 (金) 21時50分