二度上峠越え
4月28日(日)2日目
4:50起床。快晴の朝です。昨日の北西はだいぶおさまりましたがまだ吹いています。この時期とすれば寒い朝です。起き上がってみると昨日の種まき労働で自転車では使わない筋肉を使い込んだようで意外なところが筋肉痛ですが自転車走行には影響なし。
出発時は冬の恰好です。
今日の目的は群馬県の二度上(にどあげ)峠を越えてその先の鹿沢温泉にあるキャンプ場です。高崎までは利根川-烏川のCRが使えますが北西の向い風なので遮るもののないCRは使わず川に沿った県道をつないで走ることにしました。
5:50羽生出発。羽生市街~昭和橋~利根川CR~利根大堰~県59~妻沼弁天~県45~本庄~県392~8:30烏川の柳瀬橋(53.7km)~県13~県121~県25~9:20高崎
妻沼聖天山
変わった形の大きな山門です。貴惣門と呼ぶそうです。国の重要文化財に指定されています。さらに本殿は華麗な彫刻が施されていて昨年国宝に指定されたそうです。近くにこんな立派なものがあったなんて知らなかった。
烏川CR
高崎を過ぎてから烏川に沿った道となります。烏川にはしばらくCRが連続していたようです。ちょこっとはいりこんでみました。正面は榛名山
~県29~室田~R406~11:25権田(92.5km)~県54~13:20二度上峠(111.2km 1390m)
権田
いよいよ県道54に分岐して二度上峠に向かいます。
権田から峠まで約20km、権田で標高490mほどなので峠までの標高差は900m
権田から先のコース
県道と農道を辿る道なので交通量は少なくじっくり走れました。
プロフィール
二度上峠を越えれば小さなアップダウンだけのように見えますが使い切った脚にこのアップダウンはきついです。
萱葺民家
旧倉渕村の現役民家です。高崎で中学校の先生をしている学生時代の友人のふるさとです。
峠までの距離表示
はまゆう山荘という施設を過ぎると峠道区間に入ります。途中2人のロード自転車乗りに追い越されてました。コーナーごとに峠までの距離と番号の標識が立っていて目安にはなりますが自転車にとってはなかなか数字が小さくなっていかず大きなお世話かもしれません。
二度上峠
峠から振り返ると上ってきた倉渕越に榛名山から関東平野まで見渡せました。峠を吹きぬける風の冷たいこと。
羽生から111kmで標高1390mであれば家から110kmで標高1472mの柳沢峠とほとんど同じ条件なので今の走力をキープすれば羽生の実家から日帰りできる峠であると想定されます。
峠の反対側
雪の残る浅間山がドーンと見えます。この峠を越えて下ってもまだ群馬県が続きます。
~県54~13:50北軽井沢R146交点(121.5km)~県235~パノラマライン~県94~16:20休暇村鹿沢高原キャンプ場着(149.7km)
パノラマライン
カタカナの名前の付く道は自転車にやさしくないのはこれまでの経験からわかっていましたが北軽井沢R146交点から鹿沢温泉に向かうのに一旦R144まで下ってから上り返すのも厳しいので県235からパノラマラインを走りました。途中で曲がる場所を間違えて万座鹿沢口に向かって下ってしまい標高差150m上り戻し。その先のパノラマラインは左に浅間山、右に四阿山が見渡せる名前の通りの見晴らしの良いルートでしたが向かい風も加わって予想通り厳しい上り坂の連続でした。R144で上り返したほうが楽だったかもと考えたほどでしたが、下調べではこちらのほうが獲得標高は少ないはずなのです。
苦戦したパノラマラインも県94合流手前は下り坂。せっかく稼いだ標高が・・・。
県94で鹿沢温泉に向かって最後の上りです。ずっと進むと地蔵峠に通じる道です。
16:00最初に現れたキャンプ場に到着しやれやれでテント一張りを頼むと5900円と言われて驚きの声を上げてしまいました。担当者がこの先のあるキャンプ場を紹介してくれたので最後の頑張りで上流方向へ向かいます。帰ってから調べてみるとハイシーズン料金のようです。でも一番安いレギュラーシーズンでも2950円で、自転車で行ってもオートキャンプ料金が適用されるようです。
県94をさらに2kmほど上った所に公共の宿、休暇村「鹿沢高原」に併設されたキャンプ場がありました。標高は1380mほどもあり二度上峠と同じくらいです。
休暇村「鹿沢高原」キャンプ場
フリーサイトは1張り1000円で管理費が400円でした。他にオートキャンプサイトと常設テントサイトが併設されています。温泉は隣接のホテルで525円で利用できてキャンプ場利用者は18時から20時まで入浴可能でした。ホテルで食事の提供無しだったのはガッカリ。というのも今日持参している食料はおにぎり2個とピーナッツチョコ、柿ピーの小袋×2、インスタントカフェオレ×6なのです。
風呂上りにキャンプ場の管理棟でカップラーメンとビスケットを購入してテントに戻ります。いざお湯を沸かそうとガスカートリッジとメステインを取り出して気づきました。なんてこった、バーナーを持ってくるのを忘れたのです!。
カップラーメンをかじるのはセツナイし捨てるには忍びず、この先荷物として家まで持ち帰るのはどうなのよと考えてダメもとで管理棟にお湯をもらいに行きました。運よく湯沸かし器があり管理人さんからお湯の提供を受けることができました。カップめんとおにぎり2個の夕食です。ついでにカフェオレも飲むことができました。
しかしこの先、持参してきたガスカートリッジ、メスティン、カップ、カートリッジスタビライザー、割りばし、インスタントカフェオレ×5は単なる負荷加重となったのです。
日中でさえ寒かったのが夜になって一層冷えてきたのでシュラフの上にウインドブレーカーや着替えを振り掛けて21時には寝ていました。
走行時間:8h59m、走行距離:149.7km、AV.16.6km/h
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