大井川鉄道に乗って温泉に行く
5月2日(木)6日目
5:00起床。夜中に1度トイレに起きた時、谷間に広がる星空がすごくきれいだったことをなんとなく覚えていました。今朝も快晴の朝ですが寒く冷え込んでいます。和知野川キャンプ場は標高320mほどで最初にキャンプした鹿沢高原よりは1000mも低いのですが寒気に覆われて全国的に冷え込んでいるようです。残っていたおにぎりとピーナッツチョコで始動します。テントは屋根の下に張ったので乾いたまま。撤収が楽です。
今日のコース
今日は天竜川を下り前回走った気田川沿いからR362を逆にたどって大井川沿いにあるキャンプ場を目指します。昨日のような困難な状況は無いものと願いつつ。
プロフィール
5:50知和野川キャンプ場出発~県1~6:20平岡駅(6.6km)トイレ、缶コーヒー休憩~9:20佐久間ダム(49.5km)~県1~R473~県285~10:35秋葉ダム(74.5km)~県286~11:05気田川合流点(81.6km)~11:40秋葉神社前(92.9km)昼食
平岡ダム湖
平岡を出ると途中愛知県豊根村の集落があるだけで佐久間ダムのダム湖となった天竜川沿いの県1のクネクネ道を延々と走ります。交通量は全くなく対向してくる自転車乗りもなく、コーナーを曲がるたびに眼前に飛び込んでくる緑に覆われた谷の風景を楽しみながらの走行でした。
飛び出せダンプ
県1のトンネル群の佐久間ダムに一番近い「うなぎだるトンネル」から出てくる砂利運搬のダンプです。ここを筆頭に狭くて曲がっていて暗いトンネルが数本連続します。しかも今日は平日で土砂運搬のダンプの通行があり、2度ほどトンネル内ですれ違い。おお怖っ。すれ違う時は照明のある場所で停止しトンネルの壁際に張り付いて運転手さんに手を振って存在をアピールし潰されないようにしてかわしました。
天竜川左岸の県道
R473の対岸、左岸を走る県道は車の通行はほとんど無く自転車で走るのに快適な道です。写真の場所は秋葉ダムを通過した海から43km標識の地点。まもなく天竜川から別れ気田川を上流に向かいます。
秋葉神社前の食堂で昼食
前回は逆方向からきてここで雨に降られて2泊したキャンプ場があります。今日は豚焼き定食850円。しいたけ定食というのがあり気になっているのですが数組のお客さんのなかで注文している人はおらずその正体が気になるところです。次回ここを通ったときは絶対しいたけ定食を注文しようとココロに誓いました。
~R362~14:40久保尾辻(123.9km)~R362
春野町の地滑り現場
ニュースにもなっていた茶畑が崩れて下の川をせき止めている春野町高杉地区の現場を通過しました。下を流れる川から台地上まで標高差150mもあります。あの上に茶畑があり民家があるなんて下を走っていたら絶対気づきません。国交省が各種機材を持ち込んで崩落を監視していました。
久保尾辻
R362の峠で浜松市と川根町の境となっています。春野町側からだと弁天島ビレッジキャンプ場の分岐する道があるあたりから本格的な上りとなります。峠区間に入ると木々に覆われて日陰となり強い日差しにあぶられることはありませんがそれなりに汗をかかされます。峠にはお茶工場があり濃い茶の香りが漂っていました。近くにテーブルがあったのでちょっと休憩してから川根町に下りましたが、1分ほどしてサングラスを峠のテーブルに置き忘れたのに気づき上り返しです。1分の下りを取り戻すのに5分近くもかかりました。
川根町の茶畑
前回も感動した川根町の茶畑です。今日は進行方向が逆で前回とは違った角度で鑑賞できました。スバラシイ。
やっぱりここからの見晴らしが一番かな。
ハナズラ峠
R473が大井川方面に分岐したところからR362を30mほど尾根を上りかえした所にある峠です。
~県77~15:50塩郷駅(140.6km)~塩郷ダム~16:00くのわき親水公園キャンプ場着(142.0km)
くのわき親水公園キャンプ場
自転車1張り1100円(受付のお姉さんが、「自転車だから1100円でいいや」という価格設定)。大井川が大きく右に屈曲する右岸にある広い芝のフリーサイトのキャンプ場。24時間温水シャワー、ランドリーもありました。売店は無しなので缶の自販機以外食料調達はできません。
【大井川鉄道の電車に乗って温泉に行く】
今日の温泉と夕食は川根温泉を計画していました。昨日に続いて夜間走行もしたくないので電車で通います。そもそもキャンプ場から温泉までの道路アクセスは良くないのです。キャンプ場到着前に最寄りの塩郷駅に立ち寄って時刻表を確認しておきました。塩郷から2駅で川根温泉笹間渡に行けます。料金は230円。次の電車は17:21塩郷発17:29川根温泉笹間渡着なのでテント設営後余裕を見て15分ほど前に着替えとタオルだけもってキャンプ場を歩いて出発。
大井川にかかるつり橋
キャンプ場近くに大井川の対岸にある塩郷駅近くに渡れる長いつり橋があります。人数制限があり同時に渡れるのは10人まで。ゆらゆら揺れる橋をのんびり渡り歩いて10分弱で駅に到着。
塩郷駅
駅のホームの前は広々とした大井川の河原が広がる風景です。電車は2両編成でワンマン運転。駅には乗車方法が書かれていたので慌てずに済みました。進行方向1両目後部ドアが乗車口で乗車整理券を取り、下車するとき車両の一番前で運転手さんに整理券を見せて現金を支払う路線バス方式です。しかし、1両目後部ドアがどの位置に停止するのか分らず、電車が止まってからダッシュすることになりました。ガッタンゴットンと音を響かせてのんびりと走る電車でした。
川根温泉
道の駅にある温泉施設です。500円。食事も一緒に済ませました。明日の朝食用に大きなどら焼き1個購入。お姉さんが「ツブあんだけのじゃなくて栗入りのほうがおいしいのよ」と教えてくれたので素直にお薦めに従いました。
山奥であれば閉店まで温泉でのんびりして閉まってから片隅にテント張っちゃうんですけど、ここは人気スポットでもあり平日なのににぎわっているところらしいのでままならず。
川根温泉笹間渡駅
帰りの電車は19:13川根温泉笹間渡発19:21塩郷着でした。すでに夜になってしまったのでライトをつけておっかなびっくり吊り橋を渡ってキャンプ場に戻ったのでした。
温泉から戻ってしばらく明日以降のコースを検討していましたが静岡市から先がうまくまとまらず保留状態で21時には寝ていました。
走行時間:7h43m、走行距離:142.0km、AV.18.4km/h
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