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2013年7月17日 (水)

入笠山

7月14日(日)2日目
4:30起床。同室の人を起こさないようにコソッと荷物を持って部屋を抜け出します。高い所にかかる雲で朝日が遮られて涼しい朝。盆地は日中気温が上がりますが夜は気温が下がってめったに熱帯夜は無く過ごしやすいのです。
Map20130714 今日のコース
今日は入笠山まで上って下ってくるだけの単純なコースなのでアップダウンの連続よりは精神的には楽です。最低点
の甲府市内から標高差1700mのヒルクライムです。




5:00石和出発~R140~甲府~県6~韮崎~県17~R20~7:20道の駅白州休憩(38.6km)~8:00道の駅蔦木宿休憩(46.8km)~9:10木之間集落(55.5km)
P50_20130714_071523 旧道にそれて走る
道は富士見峠までR20を辿るだけなのですがあまりにも味気ないので旧道の残っている区間はそちらへ逃げ込みました。韮崎から蔦木まで結構旧道が残っています。ちょっと入り込むだけでまるで別世界に入り込んだよう。



P50_20130714_080703蔦木宿
道の駅蔦木宿裏の釜無川河川敷はすっかりオートキャンプ場状態。ここは注意しないとブヨに噛まれて足がパンパンに腫れますよ(経験者は語る)。




P50_20130714_085254 木之間集落の茅葺
入笠山へはR20で富士見峠の交差点を左折すれば簡単なのですが、その手前から集落の中の道へそれました。そうしたらご褒美に萱葺き屋根にめぐり会えました。これは木之間観音堂。スバラシイ。



P50_20130714_091141 若宮集落の茅葺
こちらは若宮八幡社の萱葺き屋根。スバラシイ。脇に立つ木は柏の木





P50_20130714_090821 木之間集落
萱葺き屋根の見える木之間集落越しにこれから向う入笠山が見えます。のんびりした良い風景です。この写真を撮っていると駆け足で自販機にジュースを買いに行く近所の小さな兄弟から「こんにちは!」と挨拶貰いました。



~町道~入笠林道~11:10大阿原湿原(70.2km)~11:20首切登山口から登山開始~11:35入笠山山頂休憩(1955m)
Map201307141 入笠山への道
残りの道のりは10数キロなのですが今日の走りは、いや今回の2泊3日のツーリングはここの上りの10数キロに凝縮されているのです。




P50_20130714_092558 入笠山へ
木之間集落でまったりした後入笠山へ向う町道へ出ました。あとはひたすらこの道を上っていけば良いのです。





P50_20130714_093100 1000mの標識
標高1000mの標識がありました。100m毎に標識があるのかと思いましたがここだけでした。この標識を過ぎて森の中の道に変ってしばらくはきつめの上りです。標識の脇にあるベンチがおしゃれです。座る方向が入笠山を向いていませんがここに座ると八ヶ岳の見晴らしが良いのです。


P50_20130714_102648 入笠林道
車両乗り入れ規制の沢入登山口の駐車場(1450mくらい)を過ぎて林道区間に入ると勾配は落ち着き上がれば上がるほどゆるくなっていく感じです。




P50_20130714_111003 大阿原湿原
分水嶺を越えてわずかに下りになると大阿原湿原(1820m)に到着。ここを右折して今日の車道の最高点1845mほどを通過した先に首切登山口(1835mくらい)があります。ここまで来ると林道を歩いている登山者の姿が結構ありました。



P50_20130714_112237 首切登山口
自転車を止めた首切り登山口から山頂までは標高差120m、直線距離600mほどだったので和田峠から陣馬山頂くらいかと予想していましたが階段があるのとガレた斜面では登りの労力は大きく異なりました。自転車で上っているときよりも心臓バクバク状態になってしまいペースを落としてゆっくり登りました。


P50_20130714_114200 入笠山山頂
フリガナがかいてあり「にゅうかさ」なんですね。山頂付近は樹林が途切れて岩肌むき出しになっており、360度のパノラマでした。東に八ヶ岳、南南に甲府盆地から富士山、南西に中央アルプス、北に諏訪湖から北アルプス方面を見渡せます。が、その多くは頂上を雲に覆われておりました。残念。今日は上空雲に覆われ西寄りの風が吹き抜けて半袖短パンの自転車乗りの姿ではとても涼しく感じられました。ちょうど昼時で山頂には多くの登山客がカラフルなウエアをまといリュックを降ろして昼食休憩中。GPSロガーを片手に手ぶらで登ってきた僕はちょっと異様な存在だったかも。
でも麓から片道1000円のゴンドラリフトに乗って標高1780mまで上がって山頂に来るよりも充実感はありました。
P50_20130714_114000 八ヶ岳方面
天気が今ひとつでしたが実際目で見た感じはもっと雄大に広がる風景

6時間半かけて到着した入笠山山頂ですが滞在時間僅か10分で帰途に着きます。雷嫌いの僕としては午後の発雷に用心して早めの行動なのです。
12:00首切登山口出発~入笠林道~町道~12:30富士見峠(83.8km)~R20~13:20道の駅白州休憩(101.2km)~R20~徳島用水沿い
P50_20130714_123459 富士見峠
上るのに長く下るのはあっという間です。900mほど下ってR20交点の富士見峠ですがまだ標高950mです。ペダルを回さずともこの先蔦木宿を過ぎて国界橋を渡って山梨県に入るまで走っていけます。



P50_20130714_144101 徳島用水ねこ
民家の塀の上でしっぽ垂らして昼寝していました。昼寝するにはもうちょっとましな場所がありそうなもんですが。
県12で南アルプス市に入るころから今日もパラパラ雨に襲われました。甲府市内から石和に向かう途中では雨宿りするかどうか迷うほどの強さで路面がぬれ始めましたが大事に至らず。


~南アルプス市~県39~県5~甲府~R411~16:20石和着。
走行時間:8h24m、距離:152.3km、AV.18.1km/h

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