上野ダムを見る
8月13日(火)4日目
5:00起床。林間のキャンプ場でしかも空は曇っているために明るくなるのが遅く目覚めるのが少し遅れました。標高1200mあまりの所にあるキャンプ場は快適な気温です。
今日のコース
今日は群馬県上野村にある神流川発電所の下池である上野ダム「奥神流湖」を訪問します。昨日訪問した南相木ダムからは直線距離で7km弱、御巣鷹山トンネルが使えていれば1日で回れたのですが入口封鎖なのでぶどう峠で分水嶺を越えて上野村に入ります。そのあとは沼田の玉原ダム訪問に向けた走行となります。
プロフィール
上野ダムが終わると一旦関東平野に下ります。
6:00松原湖高原オートキャンプ場出発~県480~R141~小海~県2~県124~8:20ぶどう峠(29.0km)~上野村しおじの湯~村道~9:30上野ダム(46.3km)~村道~県124~10:30R299交点(59.1km)~県45~11:40塩之沢峠(69.2km)~県45~12:40道の駅なんもく休憩(81.9km)~下仁田~R254~富岡~県10~14:20高崎(117.9km)~県25~渋川~R17~R353~16:10小野上温泉さちの湯(148.3km)
北相木村に入る
昨日下った県2を小海から遡って県124分岐まで来ました。ぶどう峠へは県124で北相木村に進みます。交差点わきにある100円自販機は昨日も缶コーヒーの厄介になりましたが今朝も厄介になりました。
茅葺民家
北相木村白岩集落にあった茅葺民家です。すばらしい。
長者の森キャンプ場への分岐
ここで県124はずっと寄り添ってきた相木川から離れて峠を目指して尾根に取り付き林道の様相を呈します。
ぶどう峠
中央分水嶺の峠で長野県と群馬県の県境です。ここまで進路はほぼ東でしたが今朝は雲が多く正面から太陽の光を浴びることなく済みました。
ぶどう峠の長い下りで涼しい風を受け続け、ダムに向う幾本かの曲がった長い上り坂のトンネルの連続通過で冷気を浴びたためかお腹の具合が悪くなり始めました。何とかダムサイトにあるはずのトイレまでガマンすべく昔の楽しかった思い出などを思い浮かべて気を紛らわせようとしましたが波状的に強くなる圧力に我慢の限界が近づいていました。まさかトンネルの中じゃ無理でしょう。虎王トンネルを抜けるとその右手が上野ダム入口でした。
上野ダム
ちょうど9:30の公開時間になったのでゲートが自動で開き始め、まるで僕の到着を待っていたかのようです。見学はさておきまずはトイレに直行して精神の安定を取り戻しました。どこのダムにもきれいなトイレがあるのは素晴らしいことです。ホッとしてから撮った1枚。
奥神流湖
ここは神流川発電所の下池となっておりダム提の標高は846.5m、上池の南相木ダムとの標高差は685.5mあります。まだ朝早いので水が南相木ダムに汲み上げられて水位が下がった状態です。
ダム堤
ダム堤上はアスファルト舗装されていたので対岸まで走ってみました。河床からの高さは120m。コンクリート製の重力ダムなので下流側を見下ろすとその高さが体感できます。
ダムを下から
一旦ダムから村道を下って浜平トンネルから神流川沿いにさかのぼりダム直下から見上げています。ダムからは一定量の水が放水されて神流川の流れを作っています。数年前はこの近くの東屋の下でテントを張ったりしたのを思い出しました。
湯の沢トンネル
塩之沢峠の下を貫くふるさと林道湯の沢線の長さ3323mのトンネルです。上野村側入り口は標高720mくらいなので峠を越えるよりも300m上らずに済みます。南牧村側入り口は630mくらいなのでトンネル内では南牧村に向かって下りとなります。車は全部林道のトンネルへ、自転車はもちろん県道の峠道へ。たまにバイクが通るくらいで急に静かな走りに変わります。
塩之沢峠(1020m)
国民宿舎を過ぎた少し先までは傾斜がきつかったですが、それ以降はグネグネの木陰道となり比較的良いペースで走れました。御荷鉾林道に合流してすぐに分岐したところが峠のトンネルとなります。
このあと小野上温泉に着くまで写真の記録はありません。平野に出たとたんの暑さですっかり参ったのとこれまでの変化に富んだコースに比べて平野のあまりの単調さに感覚が麻痺して写真を撮る気もなくなったのでしょう。
渋川で明日に備えて沼田方面に進もうかと考えましたが適当な泊地も無くさまようのもイヤなので勝手知ったる小野上温泉に向うことにして進路をR353に取りました。
小野上温泉さちの湯のゴミ集積所
温泉施設駐車場の片隅にあるごみ集積所です。こんな掲示がありました。ずい分と具体的な禁止事項ですね。この辺りではねこをゴミとして捨てる人がいるんですね。夜来てみると捨てられたと思われる温泉ねこを2匹ほど見かけました。
キャンプ地
小野上温泉さちの湯の吾妻川河川敷駐車場の片隅です。キャンプ場ではありませんがこれが4回目の利用です。標高270m程度では日が暮れても日中の暑さは退散しません。コンクリートもホカホカと熱を持っています。こんな中でテントに入ったら汗をかいてしまいます。しばらくテントには入らずに河原のベンチでラジオを聴きながら21時頃まで川風に当たっていました。
走行時間:7h46m、距離:148.6km、AV.19.1km/h
| 固定リンク | 0
コメント
素晴らしくテーマ感のある夏休みツーリングをなさいましたね。
レポを拝見していてこちらまで楽しくなります。
私もここに記載のぶどう峠を懐かしく思い起こしました。
お天気もよく良かったですね。
同じ頃、私は田舎に帰省しのんびりと過ごしてきました。
投稿: クロタマ | 2013年8月24日 (土) 19時07分
クロタマさん、こんにちは。
ツーリングをした週は今年の夏としてのピークであったようで本当の真夏ツーリングとなりました。高いところを走ってきて正解だったと思います。
こんな山奥に苦労して作った発電所から送られた電気を都会では何も気にせず消費しているのだなーとちょびっと考えさせられました。
上州と信州の間の峠道は上州側からのほうがきついですね。
投稿: しいたけ | 2013年8月24日 (土) 21時12分