道の駅三芳村のレストランは改装のため休業中だった
10月13日(日)
5:15起床。快晴の朝ですが冷え込んでいます。冷え込んでいるとはいえ昨日までが異常な暑さだったので平年並くらいなのかもしれませんが寒く感じます。ささっと出発準備を終え、日の出を見に行くという同室のおじさんと勝手にユースの玄関のカギを開けて外に出ます。弱い北風でぶるっと来る肌寒さ。ウインドブレーカーを持ってくれば良かった。 今日のコース
左側通行の日本では半島は時計回りに回れば海が近くに眺められて気持ちよく走れます。といわれていますが房総半島南部の地形は海岸に出るのが一苦労。ずっと海沿いを走れるわけではないのです。
5:40白子出発。海岸に出て海からの日出を拝んだ後、県30~R128~7:30太東埼灯台~R128より海側の道~9:50御宿(54.5km)~R128と海沿いの道を繋いで12:20鴨川(94.1km)~県89~県88~14:00道の駅三芳村~県88~県187~R410良い海沿いの道~15:50野島崎~R410~16:50館山YH着。 九十九里浜の尽きるところ
海岸に沿った県30が一宮で茂原から来るR127と合流すると九十九里平野は終わって房総丘陵地帯となります。小高い丘に登って走ってきた九十九里平野を振り返ります。 太東埼灯台
岬の先端から奥まったところに立っていました。以前はもっと崖よりにあったのですが崖崩落の可能性が出てきたために現在の場所に移されたそうです。岬の突端には太平洋戦争末期に設置されていた電波探知機の基礎コンクリートやそれを破壊しに来た空母艦載機を迎撃した機銃座の跡等が残されていました。 夷隅の浅野栄商店ねこ
商店の前を通過するとねこ茶碗でキャットフードを食べているねこを発見。Uターンして挨拶をしましたがどうも相性が合わず良い被写体になってくれませんでした。こちらと視線を合わさないように店の中に逃れようとしている浅野栄商店ねこ。僕が「ニャニャニャ」と声をかけているのを近所のおばさんが聞きつけてきて、「この子はなつかないわよ」とのアドバイスがありました。 興津の湾
大原から安房小湊の間はなるべくR128よりも海側の道をたどります。細い道がトンネルを経由して続き小さな漁港や集落を繋いで走れます。そこは国道の喧騒から隔絶された静かでのんびりしていて時間がゆったりと流れているような空間です。おのずと自転車のスピードも落ち(坂でもあるため)、頻繁に停車しては写真を撮っていました。
大原の大舟谷という小さな入り江に入り込むと道はそこで行止まり。民家が谷を形成する入り江の崖に数軒張り付いている集落でした。たまたま15人ほどの子供たちが磯遊びに来ているのを集落のおばあちゃんが2人岸壁から見下ろしながら「こんなに子供を見たのは久しぶりねぇ」などと立ち話。紛れ込んできた自転車乗りも「珍しいわねぇ」と。
鴨川で12時を回りお昼はどうするかなと考えた時に浮かんだのが道の駅三芳村のかき揚丼でした。ここからなら内陸部に県89、88とつないで行けば迷うことはありません。途中に小さな丘越えが2回ほどありましたが目の前のかき揚丼に引かれて14時に道の駅に到着。さっそくレストランへ向かうと、何てことでしょう、10月24日まで改装のため休業でした。他の人が振り向くほど大きなガッカリという音が響きました。 イノシシ?
ガッカリ音を引きずったまま道の駅の裏から農道に出て集落の中を走ると黒っぽい生き物と目が合いました。引き返してよく見ると狭い檻の中で飼われているイノシシのようなヤツでした。甘いサツマイモくらいは食べてるんだろうなぁ。ウラヤマシイ。 野島崎
日が大きく西に傾いたころ房総半島の最南端に到着。ここまで来れば今日の泊地館山YHまではあと僅か。南西方向には伊豆大島の島影も見えていました。 館山YH
ユースに向う最後の道は田んぼの中の細い農道です。夜は真っ暗です。道の脇には冬に海から吹き込む強い西風を避けるために細い竹薮が続いています。
チェックイン後、まずは風呂で汗を流し、昼を食べていなかったのを思い出しGENTOS-SF353X3の強力ライトを装着してカツオのタタキを食べに行ったのでした。
今夜の宿泊は僕を入れて自転車乗りが3人いました。僕よりはるかに人生のセンパイですが自転車はバリバリの現役。火野正平の走りはアマイと手厳しい。秋田県の同窓会に自転車で向かうという兵庫県のおじさんと同室。
走行時間:8h41m、距離:171.0km、AV.19.6km/h
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