北西風はいつから吹き始めるの
11月4日(月)
3時に目覚めたとき、川音に混じって雨音が聞こえました。まだ夜明けまでは3時間、テントに雨はかかっていないのを確認して眠りに戻ります。
5:30起床。雨はポツリポツリ程度でもう止みそうです。雲に覆われているためまだ真っ暗。行動を起こすには早すぎますのでラジオを聴きながら横になっていました。楽天が日本一になったようですが自転車の走行には影響ないでしょう。紅葉の日光いろは坂は上り区間で3時間もかかる混雑だったそうですが自転車よりはるかに遅いです。天気予報では雨は午前中までで午後曇りと言っています。止むのが遅くなっているようですが6時にテントから出てみると雨は止み明るくなってきた空は低い雲が切れたところに青空ものぞいています。北関東から天気は回復しつつあるようです。
気温も高めで冷え込みはありません。とはいえ路面はしっかりウェット状態なのでのんびりとお湯を沸かして朝の起動食「緑のタヌキ」を食べます。上永野のそばはウマかったですが雨を上手くしのいだ朝のカップそばもオツなもんです。
橋の屋根効果のおかげで昨日の朝露で濡れていたテントはすっかり乾き撤収が楽ちんです。泥ハネ除けと雨対策で念のためシュラフ・テントをビニール袋に包んで自転車に搭載。僕のキャンプツーリングではビニール袋大活躍なのです。
今日は水沼から自宅まで帰ります。2泊3日ツーリングはあっという間に終わってしまいます。2年前も同じコースでしたが今日は出発が遅れたのでまっすぐ南下するコースです。低気圧通過後の一時的な冬型による北西の追い風ターボを利用すればちょっとの出発遅れなどすぐに取り返せるはず。ワクワクしながら出発準備をしたのでした。
7:40水沼駅出発。R122~8:20赤城駅休憩(10.8km)~県69~県14~9:20新田荘資料館休憩(30.1km)~9:50上武大橋(31.4km)~県356~県275~深谷市街~県47~10:40押切橋(47.2km)~荒川CR~11:40吉見運動公園休憩。12:20出発。荒川CR~13:40羽倉橋(97.5km)~志木~県36~ひばりが丘~都12~都9~多摩川CRで15:30帰宅
徳川氏発祥の地
赤城駅から県69は南にまっすぐゆるーく下り基調なので行程がはかどります。利根川に近づくと傾斜もなくなり北西風の追い風吹き出し待ちです。北の空は晴れていますが南に見える雲が厚いので少し時間稼ぎに新田荘歴史資料館で休憩。ここは徳川氏発祥の地とのことで系図がありました。
上武大橋
利根川まで出ましたがまだ北西風にはなりません。北西風なら利根川CRで刀水橋まで下り熊谷を目指すルートですが、ちょっと東寄りの向い風気味なので深谷に向かいました。
深谷を通過し押切橋で荒川に出ましたが、頭上から北は青空、南はどんより曇って東寄りの風。ここから荒川CRで南下ですがいつでもいいから北西風吹いてきて。
吉見運動公園
天気の良い休日は自転車乗りが次々と訪れにぎやかな休憩所ですが今日は埼玉南部、東京方面の天気回復が遅れているようで荒川CRを北上してくる自転車乗りの姿は無くバイクラックは空っぽです。上空北の空は青空ですが南の空は灰色に霞んでいるので雨が降っているかもしれません。一旦ここで停止して昼食休憩を兼ねて風待ち。カップめんを購入して食べます。休憩所は僕一人だけでラーメンをすする音が淋しく響いていました。
路面ウエット
ホンダエアポートあたりにさしかかると、さっきまで雨が降っていたかのような路面ウェット状態となりハネが上がるのでスピードダウン。南に低くなった太陽から一時的に日差しが戻り路面が反射して銀色の道です。これでは南から自転車乗りが来ないわけです。入間川CRから川島の笛木醤油店のかけせんべいを購入するプランも浮かびましたがこのスピードダウンで寄り道は諦め。真っ直ぐ自宅を目指します。
半分青空
自転車の南下とともに背後の青空も広がっていますが南の空は雲に覆われています。荒川CR区間も羽根倉橋で志木市街の県36にそれて終わりなのですが北風どころかずっと南寄りの東風が吹き続けて向かい風。追い風ターボは全くの不発。この状態は多摩川CRに出ても変わらず僕が北から青空を引っ張ってきたみたいな感じ。今回は風の予報が全く外れでした。
帰宅して荷物を解き自転車をクリーニングしていると雷の時のような豪雨が襲来。寄り道しないで帰ってきて正解でした。結局北西風が吹いたのはこの雨の時だけでした。
これで粕尾峠への旅は無事終了です。今回の旅では鹿沼側の前日光林道入り口から粕尾峠までの区間が未走として残されました。いつの日か逆方向で日光市側からあのクネクネ道で峠を越えて鹿沼市側へ抜けたいものです。
走行時間:6h03m、距離:132.7km、AV.21.9km/h
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