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2014年4月30日 (水)

真壁の小田部鋳造の風鈴を買いに行く

4月27日(日)
5:00起床。快晴の穏やかな朝です。昨日の作業の疲れも筋肉痛も無く体は快調で目覚めもバッチリです。
Map20140427 今日のコース
羽生から真壁の風鈴を購入して茨城県方面に1泊のお泊りツーリングを考えていました。しかし昨晩地図を見ていて羽生から日帰りでつくばりんりんロードを走破して帰って来れる距離であることに気づきました。
 
 
 
 

5:40出発。利根川CR~栗橋~利根川橋~県228~R4~8:10小山(45.8km)~R50と旧道~9:20岩瀬駅(76.9km)~つくばりんりんロード~10:30真壁(91.2km)~つくばりんりんロード~12:10土浦(120.9km)~R354~県143~県3~県127~県46~守谷~R294~県47~14:40新大利根橋(161.0km)~利根川CR~16:10関宿(193.7km)~利根川CRで18:00羽生着(227.2km)
出発して1時間も経たない栗橋手前の利根川河川敷内のCRで今年初めてのパンクです。チューブには小さな突き刺し穴が開いていました。パッチ修理しようとゴムのりを絞ったらすっかり揮発成分が飛んでしまっていて粘着力が失われていました。仕方なく予備のチューブ交換で対処しましたが2回目パンクの不安もあるのでどこかでゴムのり購入もしなくてはなりません。今日は長距離だというのにいきなりタイムロスです。
P50_20140427_093941 岩瀬駅裏
ここからつくば鉄道の廃線跡を利用した「つくばりんりんロード」が土浦まで40km続きます。岩瀬駅裏の広場は2009年ゴールデンウィークにテント泊して以来5年ぶりの訪問です。ベンチで家から持参したあんぱんと自家製あられをかじって休憩。この季節、駅裏で寝ていると隣に広がる田んぼからカエルの鳴き声が一晩中心地よく聞こえてくるのです。

 
 
Map201404271 桜川市真壁あたり
つくばりんりんロードで真壁の街に入るとかつての真壁駅ホームが残る休憩所があります。ここから小田部鋳造を探します。持参した大雑把な地図では真壁小学校近くになります。ちょっと周辺を捜索して発見。



 
P50_20140427_103658 門は閉じられていた
今回の最大の目的はここで作られている風鈴を購入することでした。しかし文化財に指定されている門は閉じられています。日曜日なので営業していないのでしょうか。ここまで来て風鈴が買えないのはショックです。工場の反対側に周ってみることにします。


 
 
P50_20140427_102538 小田部鋳造
小田部鋳造は創業800年!。鎌倉時代から続く関東地方唯一の梵鐘、半鐘、天水鉢製造元で当代で37代目の歴史を誇ります。入口の所に自転車を停め、ヘルメットを脱いで恐る恐る庭に入ります。番犬に吠えられながらもひるまず玄関まで前進し呼び鈴のボタンを押すことができました。しばらくしておかみさんが出て来ました。やはり鋳物工場はお休みでしたが風鈴は販売してくれるそうです。玄関から中に入ると歴史を感じさせる太い梁で組まれた天井の見える土間のスペースに大小の釣鐘が並び高い天井からサンプルの風鈴がぶら下がっています。これが欲しくて来たんですよーということで1個購入。箱に入った風鈴を受け取るとズッシリとしたその重さにびっくり。フロントバッグに格納しましたが大丈夫かな?
P50_20140427_110518 筑波山
早々に目的を達し意気揚々と帰途につきます。とはいえ、せっかくなのでつくばりんりんロードを終点土浦まで走り切ってから進路を羽生に向けます。天気は快晴、CRは廃線跡なのでずっと平坦、CR沿いに咲く八重桜が吹き始めた南風で花吹雪となり良い感じですが向かい風で速度が上がりません。岩瀬方面に向かう対向の自転車乗りは楽々と走り抜けていきます。

 
P50_20140427_123142 土浦
霞ヶ浦の最奥、湖に桜川が流れ込む水郷橋の上です。ここから自転車で羽生に戻るにはまず利根川CRに出ること。茨城県南部は利根川に流れ込む川が南北に流れているため、西に進むと何回も丘陵と川のアップダウンの繰り返しで苦戦します。向い風ですが南西方向に走って利根川に出るほうが精神的近道です。
 
P50_20140427_144111 利根川到達
新大利根橋を渡って千葉県柏市です。やれやれ、ここからは利根川CRをほぼ追い風で走れます。もう羽生に着いたも同然の気持ちでしたが残りの距離は66kmもあったのです。
 
 
 
 
 
 
P50_20140427_192828 本日の戦果
無事羽生に運搬された風鈴です。2200円でした。色は5色(銀、銅、ピンク、緑、赤?)ありますが、新聞で紹介されて以降人気が出て銀と銅と緑しか在庫が無いそうです。僕は銀か銅で迷いましたが釣鐘っぽい色の銅を選択しました。銅色は着色なので時間が経っても緑青を吹いたりはしないでずっとそのままだそうです。
 
  P50_20140427_193225 梵鐘型風鈴
梵鐘型なので飛天が描かれイボイボの「乳」がちゃんとあり、家内安全・健康長寿の文字が刻まれています。重さを計ると660gもありました。これだけの大きさだと音色がどうなのかと思われるでしょうが、箱から出したとたん「キンキーン」という軽やかな澄んだ高音が響きました。風鈴の音を文字で表すとき「チリンチリ~ン」でしょうがイメージを覆す音でした。形、質感、音色ともに想像以上の出来栄えに満足。さすが創業800年の梵鐘造りの技、スバラシイ!。しかし意外と大きな音なので僕の家のベランダに吊るした場合近所迷惑となること必定。泣く泣く羽生で使ってもらうことにしました。一晩だけでお別れです。う~ん、嬉悲しい・・・。
走行時間:10h07m、距離:227.2km、AV.22.4km/h

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