あんずの花を見に行った
あんず(杏、杏子)とはバラ科サクラ属アンズ種の木でアーモンド、梅、スモモに近い果樹だそうです。
僕はこれがあんずの実と認識して食べた記憶はありませんが、種を使った杏仁豆腐はなじみがあります。
長野県千曲市の森地区、倉科地区はあんずの里と呼ばれていて日本有数のあんずの栽培地となっています。開花は桜よりも早い時期となっており、森、倉科地区では4月上旬から一斉に咲き甲州の桃源郷のように一面ピンクの杏郷が広がるそうなのです。今年の開花は4月4日。今週末あたりから見頃を迎えるようなので自転車で見て来ることにします。
あんずの里までは東京から上田まで長野新幹線、そこからしなの鉄道で屋代まで輪行すれば自宅から3時間ちょっとなので十分日帰り圏ですが、そんな途中を省略してしまうようなモッタイナイことはせずに自宅から全自走往復の旅です。僕の走力では当然一日では着かないので贅沢にも2泊3日のお泊りツーリングとして計画しました。ユース会員になる
ついに今年はこの歳にしてユース会員になりました。クレジット機能付きだとユースの年会費が1500円とお得でクレジットカードの年会費は無料。しかも入会記念に1500円分の割引券付き。
今回のツーリングでは中継地点の小諸ユースを2泊利用して千曲市のあんずの里を目指しました。3日間の経路
11日(金):自宅→小諸
12日(土):小諸⇔あんず
13日(日):小諸→自宅
この季節、移動性高気圧に覆われて穏やかに晴れて気温が上昇すれば荒川、利根川沿いのルートは内陸に向かう南東寄りの追い風が碓氷峠まで押してくれるのですが、木曜日の午後に北から前線が通過した後一時的な冬型となり金曜日は一日中北西の風が吹き続けずっと向い風との戦いを続けながら終盤の碓氷峠越えを迎えました。あんずの里へ
小諸ユースは標高1030mの高地にあり、土曜日の朝は氷点下5℃近くまで冷え込み寒さとの戦い。自宅周辺で真冬に数回程度しか出ない年最低気温並みの寒さは春の陽気に慣れてしまった体にはこたえました。そんな苦難を乗り越えてたどり着いた杏郷の美しさは好天にも恵まれて心と体を慰めてくれたのでした。
走行距離:515kmほど、走行時間:25h50m
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コメント
こんにちは、しいたけさん。暖かな春になりました。待っていた季節ですね。
アンズですねー♪生のアンズって見た目すごーくおいしそうなんですよ。
とってもきれいなオレンジ色をしていて、そのまま生で食べたくなるような果実なんですよ!
去年、長野自動車道のSAで見かけて買ってみてすぐにかじりついてみたところ‥とても食べられない。
プラムと同じような味を想像していたのですが、まったく違うものでした。
アンズはシロップで甘く煮たり、ジャムにする、砂糖とお酒に漬けるなど‥そう、生アンズはとても酸っぱいものなのでした。
投稿: ソフィ | 2014年4月14日 (月) 15時40分
ソフィさんこんにちは。
あんずという言葉の響きから甘そうな雰囲気がぷんぷんするのですがナマは酸っぱいのですか。貴重な体験談ありがとうございます。
宿であんずの花を見に行くと話したら夕食のデザートにあんずのシロップ漬けが出ました。人生初体験のあんずです。実を縦に二つ割りにしてあって、片方に種が付いていました。実は濃い黄色で桃みたいにやわらかく甘く感じたのはシロップの味でわずかに残っていた酸っぱさが本来のあんずの味なんですね。
投稿: しいたけ | 2014年4月14日 (月) 22時44分