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2014年4月14日 (月)

小諸まで

4月11日(金)
4:10起床。快晴の朝ですが北風が唸りを上げて吹いています。明け方前、何度も風の音で目が覚め今日出発すべきかどうか迷いました。おそらくずっと向い風の中を走り続けることになり、碓氷峠を前にヘタってしまい挫折するのではないかと思われたからです。とはいえ3日間の晴天が約束されているのでとりあえず出発。宿の予約は取らず、到着できる見込みが立ったところで連絡する作戦です。
Map20140411_2今日のコース
碓氷峠から小諸YHの区間です。最後の詰めは1000m林道で決まりました。





Map201404112プロフィール
断面を描くと大変な峠に見えますが走ったことがあればおわかりでしょうが上信国境の峠の中では楽なコースです。


5:10出発。多摩川CR~都12~県36~6:50羽根倉橋(33.1km)~荒川CR~R16上江橋~荒川左岸沿いの道~9:20熊谷(79.8km)~R17~11:15新柳瀬橋(113.3km)~県121~碓氷川CR~安中~R18~県216~松井田~県33~R18~14:10横川(149.2km)~R18旧道~15:30碓氷峠(164.6km)~R18~16:20追分(174.4km)~1000m林道~16:50小諸YH着
P50_20140411_071333向い風との戦い
荒川CR唯一の踏切で通勤電車の皆さまにしっかり見られました。お勤め御苦労様です。僕は遊びに行きます。荒川の羽根倉橋に出ると想像していた強風が弱まっていて拍子抜け。ラッキーとばかり荒川CRで北上を始めました。しかし風が弱かったのは早朝の一時的な安定期だったようでR16上江橋付近に着くころはウインドブレーカーもバタバタと騒がしくはためくほどになりました。CR走行はあきらめ先週の花見走行と同じく左岸の集落内で風を避けながら細道を辿っての北上。さっぱり距離が稼げません。
P50_20140411_111624烏川
新柳瀬橋を渡ると本格的に高崎市です。熊谷から高崎までの45kmほどは我慢の走りでした。ほとんど片側1車線で大きなトラックが走り車の流れも途切れません。深谷、本庄、上里とペダルを回しただけ確実に前進していますが正面からの風。トラックが追い越して行った後の一瞬のスリップストリームだけが唯一の味方でした。

P50_20140411_124016決断の安中
碓氷川CR沿いに走って終点の安中で時刻は12:30。ここまで来れば日没までに小諸に到着できると判断し小諸YHに宿泊の電話連絡を入れます。宿は市街地から遠く離れているので周辺にコンビニなど無く、到着してから街に食事に出かけるなんて自転車では絶対無理なので夕食もお願いしました。


P50_20140411_135254妙義山
安中からはCRも尽きてできるだけR18を避けて旧中山道を辿ります。細いながらも途切れずに続く旧街道は交通量もなく変化に富んで自転車でこそ走るべきみちだと思います。正面に見えていたゴツゴツした感じの妙義山が次第に大きくなりゴツゴツがノコギリの歯のような岩峰に分離できるまで近づくと横川です。

P50_20140411_144801メガネ橋
横川では満開だった桜もちょっと上った碓氷湖畔ではちらほら開花している程度でわずかな標高差による花の咲き方の違いに驚きます。メガネ橋あたりまで来ると谷あいにいじけた残雪があったりして早春の雰囲気。この場所ではどうしても止まって写真を撮ってしまいます。


P50_20140411_153650碓氷峠
自転車での峠通過は3回目ですが横川から越えたのは初めてでした。坂本宿内の直線区間がちょっとつらいですがそれを過ぎると傾斜の緩さはこれまでの下りで知っていましたので坂がつらいことはありません。しかし峠区間に入っても峠を吹き降りてくる西風がコーナー抜けるたびに進路を邪魔しました。


P50_20140411_1617561000m林道
R18は追分の分岐(最高点1006m)を過ぎると千曲川に向かって標高を下げていき小諸駅あたりでは660m。今回の宿小諸YHは小諸市にありますが標高1030mの高地にあり小諸の市街地からは370mも標高が高いのです。追分までで稼いだ高度を失わずにYHに向かう道をカシミールで調べた結果、YHのすぐ裏を通る細道が追分あたりから標高をほとんど変えずに続いているのを発見。地元の人は1000m林道と呼んでいます。その名の通り坂道だらけのこの辺りにあって追分~YH間をほぼ1000m等高線にそって”平坦”と言って良いくらいの走りやすい道でした。
P50_20140411_165158小諸YH
やっと着いたーっ!てな感じです。浅間山のなだらかな南麓の畑と林に囲まれた静かなYHでした。今夜の宿泊は僕一人。到着後すぐにお風呂入り疲労した筋肉をほぐし明日に備えます。夕食は19時から。頼んでおいたのは正解でした。おひつにあったご飯はお代わり3杯で一粒残らず食べつくし。デザートには図らずもあんずのシロップ漬けがでました。甘い中にちょっと酸味があります。ウメボシの種のよりも大きくそっくりな種があります。夕食後、宿のご主人に周辺の茅葺屋根情報を聞いたりして21時過ぎにもう一度風呂に入って体を温めて21:30前には寝てしまいました。
走行時間:9h51m、距離:183.3km、AV.18.6km/h

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