岡本太郎の「無籍動物」をみる(2回目)
5月5日(月)
4:20起床。すでにどんよりと曇り空。夜中過ぎて吹き始めた南風は芽吹いたばかりの木々の梢を鳴らして山全体がうなっているようです。南風で気温は比較的高くて行動しやすいです。今日は出発当初は予報になかった雨が降り出すまでが勝負なのでそそくさとテント撤収。
今日のコース
昨晩眠りながら考えた結果、新潟方面に進むのは中止して少しでも雨の影響の少ない南へ。雨の降り方によっては上田か小諸でホテル泊か、道の駅御牧でテント泊か小諸YHに逃げ込むかあわよくば群馬に下る作戦です。小諸手前で雨となった場合は明日中に自宅に帰れないので羽生に自転車と荷物を預け空身となって電車で帰宅することになります。さて雨はいつから降り出すことやら。空とにらめっこの走行となりそうです。すべての準備を終え缶コーヒーとあんぱんで始動のエネルギーをチャージして出発です。
5:10北竜湖キャンプ場出発~県38~県414~中野市街~県54~広域農道~小布施市街~R403~7:30須坂IC近くのコンビニ休憩(47.8km)~R403~屋代~旧北国街道~8:50戸倉駅(74.0km)~「無籍動物」~万葉橋~県77~県186~常田新橋~9:50上田(89.5km)~千曲川沿いの道~大屋~旧北国街道~R18~12:30追分宿休憩(124.5km)~R18~13:20碓氷峠(136.3km)~13:50横川休憩(151.6km)~R18~県33~県216~県125~安中市街~碓氷川CR~高崎~16:30天神の湯入浴(190.2km)~高崎市内~利根川CR~18:00斉田休憩所着(207.2km)。
最初の数キロは昨日苦労して上ってきた長い坂を下ります。下りきると急ぎたいのに南の向い風でガックリとスピードが落ちました。
木島平の茅葺民家
南風を避けるため千曲川堤防上の走行は避けて家並みの中を通る県道や裏道を走っていると茅葺民家が現れたりします。すると条件反射で停止して写真を撮ってしまうのです。こちらの方がタイムロスが大きいかも。
小布施の茅葺屋根
R403沿いの180年ほど使われてきた古民家を改築してオープンした「かんてんぱぱ」というお店でした。
岡本太郎の「無籍動物」再訪
4月のあんずツーリングの時に訪問していますが、今日のコース変更で近くを通過するので立ち寄りました。今回の旅では通しで長野県内の岡本太郎作品を総なめにできました。すでにポツポツと雨が落ち続けていますが無事に帰れることに集中して走ります。
茅葺の追分資料館
軽井沢に向け標高が上がるにつれ気温が下がります。標高1000m近い追分宿あたりでは9℃の表示です。雨がパラパラ降ったり止んだりで上り坂の運動負荷が無かったら震えが止まらなかったでしょう。このあたりからR18の交通渋滞が始まりました。これまで上り坂でバンバン抜かれていった車を軽井沢に向けての下りでどんどん抜き返していきます。渋滞の列は軽井沢駅手前の県道43号線交点から軽井沢バイパス方面に右折して続いています。僕はまっすぐがら空きのR18旧道を碓氷峠へ。
碓氷峠
先月に続いてこの峠通過は今年3回目です。毎回同じ写真になってしまうので峠のコーナー番号の標識を写しました。ここまで来れば後は下り。今日の終着先は利根川CRの斉田休憩所に決定です。
峠の釜飯を食う
走りたくなくなるような路面ウェットな雨の心配が遠のき今日の山場を越えたことだし、横川駅で釜飯を食べることに決定。ごちそうというわけではないですが雰囲気ですよね。
旧安中藩武家長屋
安中まで来て旧道をちょっとそれてみたところ偶然発見。復元された建物だそうですが桁行26間(約47.3m)もある長い茅葺屋根です。
旧安中藩郡奉行役宅長屋門
武家長屋から道1本はさんだ隣にも茅の葺き替え直後らしい色をした茅葺屋根が連なっていました。
旧安中藩郡奉行役宅長母屋
こちらも復元だそうです。屋根の葺き替えは最近終わったばかりでしょうか。電線に感電防止用の黄色いカバーがついています。
斉田休憩所
高崎市内のスーパー銭湯で入浴を済ませ、汗をかかないようにスローペースで利根川CRまで出ました。ここまで持ってくれば明日は余裕で自宅まで帰れます。雨が大したことなかったのは運が良かったのか判断が良かったのか。休憩所の照明は節電のためか点灯をやめていました。街明かりはありますがぐっすり寝れそうです。トイレも感知式で自動的に照明が点く仕組みのはずですが止めているようです。夜のトイレはお化けが出そうに真っ暗でとても大の方に入る勇気は出ません。テントは東屋の下に張りました。夕食を食べて走行疲れから20時には寝ていたのですが夜半頃強い北西風とともに雨が降ってきました。屋根の下でも風で雨が吹き込むので急遽東屋の反対側にテント移動の労働が発生しました。雨は大したことなかったですが利根川沿いに吹く北西風は強くテントがかしぐほどあおられしばらく寝着かれませんでした。
走行時間:10h01m、距離:207.2km、AV.20.7km/h
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