岡本太郎の「未来を拓く」と「歓喜の鐘」をみる
8月11日(火) 4日目 その1
4:50起床。晴れています。洗濯物も乾いて自宅出発時と同じ態勢に戻りました。今日も前半は岐阜市から大垣市へと市街地走行があるので道の空いている早朝に出発です。朝食の準備をしている女将さんに挨拶して宿を出ました。今日のコース
岐阜と米原にある太郎作品を鑑賞した後、日本海に向かいます。米原から関ヶ原を越えると滋賀県に入り初めて関西に到達することになります。
5:30各務原出発~JR高山本線沿い~県152~岐阜市街~R157~忠節橋~6:40岐阜メモリアルセンター(19.5km)岡本太郎の「未来を拓く」をみる
到着が早すぎて岐阜メモリアルセンターは開門前でしたが一部に通用口が開いているところを発見して中に入りました。自転車を駐輪場に停めてセンター内を歩いて広い敷地内を探しました。「未来を拓く」は長良川競技場の隣にありました。1988年岐阜中部未来博のシンボルタワーとして制作されたもの。メモリアルセンターは博覧会会場の跡地なんですね。遠くから見ると3本足の首の長い動物のようです。丸い頭に髪の毛のようなピラピラが飛び出していてかわいい。高さは16mほどありかなり大きいです。見る場所で形が変わる
近づいて下から見上げて撮った写真です。痩せっぽのようですが見る場所によってはボリューム感あふれる造形となります。頭が自由の女神の冠みたい。太郎の題字
太郎フォントの題字とサインです。刻まれているメッセージは太郎の言葉だそうです。できればこのメッセージ文も太郎本人の筆跡でお願いしたかった。
~主に岐阜・瑞穂市の市道~9:20大垣女子短大(48.3km)大垣女子短大
ここに岡本太郎作品があるのです。女子大に侵入するのは初めての経験です。守衛のおじさんに捕まりはしないかとドキドキです。でも守衛さんはおらず夏休み中なので女子大生もいませんでした。さっそく受付で見学を申し込むと事務のお姉さんが対応してくれました。年に数人は太郎作品を見せてくれと訪ねて来るそうです。やはり同志はいるのだなとうれしく思いましたが「自転車で」とは言っていなかったような。岡本太郎の「歓喜の鐘」をみる
作品は正門から見て正面のC号館(20周年記念館、上の写真の建物)ロビーに展示されていました。僕もテレビでリアルに見た太郎本人がこの鐘を叩いて「芸術は爆発だ!」と叫ぶ何かのCMで使われた鐘です。学校創立20年を記念して寄贈されたものだそうです。学校の歴史をみると創立が1969年ですから1989年頃ということになります。鐘は昨日久国寺で見た「梵鐘・歓喜」と同じデザインでサイズが小さいものです。鐘のうしろにぼんやり見えるのが案内してくれた係のお姉さん。僕が自転車で来たことを知って旦那さんが自転車を始めると言って買ったけれども一向に乗ろうとしないのよと嘆いておられました。「自転車旅は楽しいですか」と聞かれたので思わず「辛いです」と答えてしまいました。岡本太郎の「座ることを拒否する椅子」をみる1
こちらは各地にある椅子ですね。4脚あるうちの右の2つで
す。オレンジの目玉の椅子は座りにくいで。岡本太郎の「座ることを拒否する椅子」をみる2
左の2つです。これ以外にも理事長室に太郎制作の作品があるそうですがそちらは非公開とのことでした。見学を終えC号館を出ると最後に敷地内に「冷たい湧水があるから汲んでいってね」と紹介されたのが次の写真。紹介された湧水
案内のお姉さんから「水質検査済みよ!」と太鼓判を押された短大敷地内にある湧水です。みずき森水と書いてあります。本当に冷たくておいしい水でした。近所の人も車でポリタンクに汲んで帰るようです。水筒代わりの500ccペットボトルに汲んだ水がしみこむように一気喉を通過してしまいました。大垣市内には多くの湧水があるそうです。
さて、これで東海地方にある岡本太郎作品訪問は終了にして「金沢の友人に会う」目的のために関ヶ原から日本海に向けて走ります。
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