岡本太郎の「であい」をみる
8月9日(日) 2日目
4:50起床。良く晴れています。昨夜のにわか雨で所々に水たまりがありますがほぼドライ状態。今日もいっぱい走らなくてはなりません。幸い昨日は距離の割には急坂で足を使うことが無かったので疲労はあまり感じません。今日のコース
今日はひたすら海沿いに西へ西へ進み渥美半島先端の伊良湖岬からフェリーで三重県鳥羽に渡ります。そこには岡本太郎作品が待っています。
5:20出発~R150~臨港道路~県357~6:10御前崎(12.4km)~県357~R150~8:40天竜川の遠州大橋(59.4km)静岡県の最南端
以前にもキャンプツーリングで来ましたが改めて静岡最南端の地として再訪です。天竜川を渡る
海岸線に並行して走るR150は海も見えず単調な走りとなり時々海岸側の細道に入りこんで気分転換などしながら坦々と走りました。海岸沿いには太平洋岸自転車道もあるのですが前回走って砂の堆積や根っこの段差などがあり走りづらかったので無視しました。ようやく天竜川の最下流に架かる遠州大橋です。原付以上は有料ですが自転車は無料でした。橋の歩道部分を走って天竜川を渡ります。ここから西は自転車未踏の地に入ります。
~中田島砂丘沿いの道~9:40浜名湖の舞阪漁港(80.0km)~R1~旧道~R42~9:50愛知県入り(96.5km)~R42~13:40伊良湖岬~14:10出航~伊勢湾フェリー~15:10鳥羽港着愛知県に入る
渥美半島を走るR42は1km走るうちに10m前後のアップダウンが2回はあります。県境から伊良湖岬まで46kmほどありますから10mのヒルクライムが単純計算で92回繰り返されることになります。とすると獲得標高はざっと1000mを超えることになるのです。下り坂でつけたスピードを上手く上り坂に繋いでペース良く走るかがカギです。国道なのに県境を境に愛知県側の道路ペイントがきれいになっているのが面白いですね。国道工事事務所の管轄境界になっているのかな。渥美半島CR
所々に渥美半島CRの案内があったので国道から下って海岸線を走ってみました。やはり予想通り路面は悪く砂がたまり少し進むと崩落による通行止めにぶち当たりました。海岸線CRは自然の力にさらされやすくよほど力を入れてメンテナンスしない限りすぐに通行不能となってしまいます。(写真はきれいだった所)伊良湖岬
伊良湖岬を回ってフェリー乗り場に下るアップダウンが最大のものでした。ここは童謡「椰子の実」の舞台。前方の白い浜は恋路ヶ浜、その先の盛り上がりが伊良湖岬です。その浜にヤシの実が打ち上げられていたのですね。伊勢湾フェリー
ここから伊勢湾フェリーで一気に三重県鳥羽に渡ります。フェリーは自転車航送料込みで2570円。所要時間は55分となっています。車両甲板はほぼ満載でしたが自転車は2台だけでした。さすがに伊良湖岬までのアクセスが大変なのでしょう。
たった1時間でもう三重県にいます。フェリーの力は侮れません。鳥羽港到着後すぐに走り始めましたが全然足が回っていないのに気づきフェリーターミナルに戻って遅い昼食にお稲荷さんと伊勢うどんのセットを食べました。うどんのタレのしょっぱい味はうれしかったですが何てコシの無さでしょうか。
食後、今夜の宿に予定していた太江寺YHに連絡してみると満員とのこと。また今日もフラれました。まだ15時台、この先は伊勢や松阪があるのでなんとかなるでしょう。
鳥羽港~R42~五十鈴川沿い~16:20三重県営サンアリーナ(157.1km)岡本太郎の「であい」をみる
今回の旅の目的の一つである岡本太郎作品の鑑賞です。伊勢市の三重県営サンアリーナにある金と銀に輝く「であい」を鑑賞しました。西日を浴びてきれいに光っていました。スバラシイ。「であい」の題字
出会いと岡本太郎のサインは太郎フォントです。1994年(太郎84歳)に三重県で開催された三重県世界祝祭博覧会のシンボルモニュメントとして制作されたものだそうです。金の像
昔の資料では「出会いの泉」となっていて池の中に設置され口から水を噴き出す噴水モニュメントだったらしいのですが周辺施設の再整備で静的なモニュメントに変更されたのでしょう。銀の像
単体の作品で「女」という題であったと思います。
~県102~県37~16:50伊勢外宮(165.5km)伊勢神宮の外宮
まもなく17時。伊勢に泊まろうか悩みましたが明日は猛暑の予報なので少しでも名古屋に向かって進んでおこうと松阪に向かいました。鳥居の所から拝んだだけで伊勢外宮を後にします。
~県37~近鉄山田線沿い~R23~松阪~18:40松阪の松屋旅館着今日の宿
松阪の市街地に入ったのが18:30頃。駅周辺のビジネスホテルに当たってみるとどこも満室の答え。駅前の観光案内所は18時で閉まっているので力にならず。自転車で市街地を走りまわってようやく見つけたのがこの宿でした。素泊まり3000円!。どんな部屋でも自転車乗りはぐっすり眠れるのです。女将は自転車盗まれたら大変と空いている部屋に入れさせてくれました。
走行時間:9h18m、距離:196.8km、AV.21.1km/h
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