パルぶら歩き
3月8日(火)3日目
7:20起床。雲がありますが晴れています。今日は添乗員さんによると何かあって飛行機が欠航した場合の予備日として設けられていたそうです。しかし無事昨日到着できたのでオプションツアーが実施されました。僕たちはオプションツアーに申し込まなかったので丸一日フリーです。
8:30ビュッフェスタイルの朝食。ジャカルタと同じ系列のホテルなのでメニューも大体同じです。ただ、パルでは日本人客が珍しかったのかにぎり鮨、味噌汁、おかゆ、タクアンなども供されていました。ナシゴレン、ミーゴレンは主食。魚のから揚げ、骨付き鳥の揚げ物をおかずに、デザートは味の薄いカットフルーツという食生活が定着してきました。そんな中で僕にヒットしたのは写真のパンプキンケーキ。これはウマカッタです。表面ちょっとカリッとして中はしっとり。食後コーヒーを飲みながら今朝は3ついただきました。
コーヒーメーカー不調
コーヒーはその場で豆を挽いて抽出する装置が備えられていましたが不調でした。ボタンを押すと豆を挽くガリガリーという音がしてチョロチョロっとコーヒーが出て来るのですがカップに3分の1ほど溜まったところで停止。レストランの係りの人に目で合図すると何かを操作してカップを満たしてくれました。しかし翌日の朝食時にこの装置の姿は無く、ドリップ済みのコーヒーがポットで提供されていました。
10:20ショッピングセンターに向け徒歩で出発今日のコース
オプションツアーに参加する人たちは1台は砂金採り、1台は小学校訪問でバスに分かれて出発していき、ホテルは静寂を取り戻しました。僕たちもじっとしているわけではなく約2kmほど離れたショッピングセンターまでぶらぶら歩いて散策することにします。以下はぶらぶらしながら見たものです。ガマの穂綿ではないか
埼玉の沼の岸などで見るガマの穂綿のような植物が空き地に繁茂していました。どう見てもガマの穂綿です。海岸からわずかしか離れていない場所です。海岸線沿いにある現地の食事処
ここはきれいな建物のレストランです。お店の前のヤシの木に素手でするすると登ってヤシの実を取っていました。海岸沿いにある多くの飲食店はヤシの葉を屋根に葺いた掘立小屋、良く言えばくたびれた海の家みたいな感じで風が吹き抜けるオープンスペースです。10時には開店していなかった
現地時間10時にショッピングセンターに着いたもののまだオープンしていませんでした。ショッピングセンターから見たパルの湾と対岸の山脈です。パルの市街地は前の通りを右にずっと進んだ方向です。道を挟んで立っているのはヤシの葉で葺いた現地の人たちが夜になって飲み食いに集う食堂のようなもの。昼間は閑散としています。時間稼ぎにこの先にある海上に突き出たモスクまで行ってみることにします。モスクは各所にある
日本でもお寺や神社はちょっと歩けば見られるようにモスクもあちこちにあります。まだ朝暗いうちからスピーカでコーランを流し始めホテルの中まで聞こえてきます。朝が近くなるにつれ各所のモスクから合唱のようになります。ビックリマーク標識があった
Hati-Hatiというのはインドネシア語で「注意」の意味だそうです。通りに出ると相変わらず車やバイクが相当なスピードで走りぬけていきます。走りぬけながら僕たちに向かってクラクションを鳴らしたり声をかけていきます。時々タンデムの後ろの女性が手を振ってきたりするので振り返してあげると喜びます。そもそもこんな日差しの強い昼時に道路脇を歩いている人などいませんでした。よっぽど目立っていたようです。しいたけはこんな恰好をして歩いていた
久しぶりにしいたけ登場。海岸線に出ました。海は河川から流れ込む水によって茶色く濁っています。山の方で多くの雨が降るようです。漁をしている船はいましたが海岸で泳いだり日光浴するなんて人は見当たりません。
真上から差し込む強烈な太陽光に対して帽子にハットを選択したのは正解でした。顔と首と腕は入念に日焼け止めを塗ってあります。腕の先が黒っぽいのは去年夏の日焼け跡がまだ残っているためです。腕、脚には蚊対策で虫除けを吹きかけてあります。でも昼間の海沿いであれば不要だったかもしれません。履いている七分丈のハーフパンツは自転車用。襷にかけているのは自転車に乗るとき使っているウエストバッグ。自転車用のサンブラスもかけています。何かと自転車用品は流用が利きますね。しかし、紺色のポロシャツはかいた汗が乾いた跡に白く塩が浮き出してしまい失敗でした。とにかく暑さ慣れしていないため汗が止まりませんでした。海上に張り出したモスク
パルの空港からホテルに向かう途中に見た海上のモスクまで来ました。この時間は橋の入り口のゲートが閉められていました。潮が引いている時間なので陸続きになってしまっています。夜はライトアップされていてきれいです。手前には漁に使うカヌーがありますね。道端で獲ったばかりの小魚を売っていました。アジのような魚もありました。
そろそろ現地時間11時なのでショッピングセンターまで引き返すことにします。戻って行く途中で地元の小学生の一団が後ろから付いてきているのに気付きました。そのうち一人の少年が走り寄って来て僕に英語で話しかけてきました。
「こんにちは」「名前はなんていうの?」「いま何歳ですか?」
名前の次に歳を聞かれたのは驚きでした。学校の教科書がそうなっているのでしょうか。でもここまで来てサバを読んだ答えをしても仕方ないので正直に答えてあげました。彼からすると僕は年齢より若く見えたようです。ヨシヨシ、良い子だ。
彼の家族がヤシの屋根の店を経営しているようで寄っていけというそぶりをするのですが、添乗員からは腹を壊すからと言われていたので、分からないそぶりをし続けました。ちょっとココロが痛いなぁ。彼らとはショッピングセンターの所で手を振ってお別れです。
ショッピングセンター自体のオープンは現地11時だったようです。でも店内のテナントはまだシャッターが下りたままの店が多くありました。熱い昼間はほとんどお客が来ないのでゆっくり商売を始めるようです。
スーパーは開店していたので中に入って商品を見てみました。日本の家電やカメラなども扱っていました。値段は国内と同等くらいです。
子供用品の品ぞろえが多いのに驚きです。さすがに国民の平均年齢が20代の若い国で子供も多いのでしょう。現在2億5千万人ほどの人口が今後3億人を越えると予想されています。若い国は活気があって良いですね。一方我々のツアー参加者の平均年齢たるやインドネシアの平均年齢の倍か?
ケンタッキーフライドチキンが出店していたので味見してみました。1ピース150円くらいなので国内よりも安いです。そのお味は・・・さすが国内で食べるのと同じ味でした。影が消えたこと
この日12時の太陽の赤緯は南緯4°44’なので南緯0°52.5’のパルでは太陽は”南中”し、その高度は86°51.5’という高さになりほとんど影ができません。10日後の正午にはちょうど頭上に太陽が昇り、それ以降太陽は”北中”するようになります。昨日のジャカルタは南緯6°7’なので高度88°23’に北中していたことになります。
自動販売機や公衆電話は無い
缶飲料はコカコーラ、スプライトなどを商店の窓越しに見ます。しかも常温。しかし自動販売機というものは全く見ませんでした。まず、価格がコインでは買えない値段であること。レストランで頼んだ250mlの冷えたスプライト缶で10000ルピア。インドネシアで最高額のコインは1000ルピア。お金BOXがすぐいっぱいになっちゃいます。その他、安定電源の確保や無人の自販機保安など設置するにはリスクが高すぎます。同様の理由で公衆電話は無いのでしょう。
15:00ホテルに戻る
シャワーを浴び、塩を吹いてしまったポロシャツを洗面所で水洗いします。夕飯までに乾くかな?
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