パルから20時間で帰宅する
3月9日(水)~10日(木)5日目
そういう僕たちも食分50%まで戻ってきたあたりで暑くなってきたので観測を切り上げ部屋に戻りました。帰りの長旅が待っています。もう帰り支度です。今夜はジャカルタ-羽田便の機内泊なのでシャワーを浴びておきます。祝勝会
12時にホテルチェックアウト後、敷地内にある中華料理店「味王」でツアー会社おごりの祝勝会。
中華と言ってもやはりインドネシア風になっていてナシゴレン、ミーゴレン、魚のから揚げ、骨付き鳥の揚げ物は常連さん。春巻きは初登場でした。辛そうな炒め物はパス。味の薄いカットフルーツたちもお供します。ビールはビンタン、ミネラルウォーターはダノンのAQUA。
AQUAのシェアは圧倒的です。ホテルでもレストランでもガルーダの機内でも出て来た水はAQUAでした。これらの場所ではデフォルトで置いてあり、無くなればまたもらえます。
みなさんご機嫌ですが、ツアーの添乗員さんも日食が見れて参加者の歓声を聞きホッとしたことでしょうね。天気悪くて日食が見れなかったからといっても参加者には何の保障も無いわけですが、ツアーの目的が日食なのですから。この辺りが普通のツアーと性質が異なるところで難しいところすね。ツアーによっては見れなかった場所もあると聞きます。
日食観測成功祝勝会を終え、帰国の途につきます。きょうのコース1
パルまで来たルートを逆にたどります。まずは国内線でパル~マカッサル経由~ジャカルタ。
14:30ホテル前出発今回の旅最後のバス移動でした。
パルには観光バスが1台も無いため、今回のツアー用にわざわざスラウェシ島北端の観光地マナドにあるバスを26時間かけて回送してきたそうです。市街地の道路沿いには街路樹がありますが、車高の高い観光バスのことは考慮されていないため枝打ちされていません。下の方の枝がバスの屋根にガサガサ当たり続けます。きっと傷だらけでしょう。
空港到着後お世話になった現地ガイドさんとはお別れ。いつもはバリ島でガイドしているそうですが今日バリ島はヒンズー教の新年に当たり「静寂の日」といわれ一切外出できないため飛行機も飛ばずパルで遊んでいくそうです。
17:10パル空港離陸今回はトシユキ氏と隣あわせの席は確保できずバラバラ。しかし運良く僕は窓側の席でした。パルを離陸後、午後になると日課のようにスラウェシ島の上空に沸き立つ積乱雲を右に左によけながら進路を南に向け1時間のフライト。ボルネオ島が見えるかと期待しましたが雲と逆光のため確認できませんでした。
18:00マカッサル空港着陸
スラウェシ島南部にあるマカッサル空港周辺は雷雲が山岳地帯から接近中で雨でした。ここでまた航空券が2枚の人は席替えです。僕は1枚なのでシートをキープ。タバコ組の人は一旦外に出たようです。大変ですね。
19:10マカッサル空港離陸ほぼ現地日没時刻の離陸でした。上空に上がると太陽はまだ水平線上低くにあるようで雲を赤く染めていました。ひょっとしてこのあと太陽の東に位置を変えた細い月が見えるかと期待しましたが飛行コースがほぼ西であったため窓から月の方角が見えませんでした。
機内サービスで軽食、ドリンクサービスあり。オレンジジュースを注文。
21:10ジャカルタ空港着陸きょうのコース2
出国手続き後国際線でジャカルタ~羽田
羽田行きの便は深夜発となっているので往路と違いジャカルタ泊は無く、ぶっ続けで移動となります。パル17時発で羽田は翌日朝9時着の予定ですから所要時間16時間、狭いエコノミー席に約12時間縛られつづけます。
10日01:30ジャカルタ空港離陸
ガルーダ航空羽田行きの国際線には数人の日本人キャビンアテンダントが乗務しています。インドネシア語、英語に続いて久しぶりに聞く流暢な日本語での機内アナウンスで日本に一歩近づいたことを感じます。
離陸後多くの人が寝た頃ホットサンドの機内サービスあり。起きていた僕はGETできました。でも深夜の2時過ぎにサービスってどうなんでしょう。
06:20寝たような寝てないような気分のまま起こされて朝食とドリンクの機内サービス。和食を選択。食事にヤクルトが付いてきました。ドリンクはまたオレンジジュースを頼んでしまいました。
08:15羽田空港着陸沖縄の南あたりから追い風150km/hを受けて飛行機は対地速度1000km/hを超える速度で飛行。予定より30分以上早く羽田に着陸してしまいました。しかし早く着きすぎて到着スポットが空いていないため滑走路上で15分間の停止。遅れるのは困りますが早く着くのも問題ですね。
関空発のグループはさらに国内線に乗り換えて大阪に向かいます。羽田発のグループは荷物を受け取り次第解散ということで荷物を預けなかった僕たちはみなさんより一足先に帰宅の途へ。おっと、トシユキ氏はその足で職場に向かいお仕事とのこと。そもそも僕にしても3年前までは年度末の3月に休みを取るなどもってのほか。時間が足りず休日出勤が当たり前な生活でしたから今回は仕事のスケジュール的にも運が良かったと思います。京急線でトシユキ氏とはお別れ。奄美から足掛け6年半続いた日食旅は目的を達成して一旦これで完結ですが、ひょっとして来年のアメリカ日食は・・・・。
10:20無事帰宅。その日から5日間、関東地方は鬱陶しい曇り空が続き日も差さず日中は真冬の寒さですっかり体調を崩しました。あの暑さと光が恋しくなるほどでした。帰国して6日目の15日の会社帰り、ようやく晴れた夜空を見上げるとあの時太陽を隠して真っ黒に見えた月が半月手前まで大きくなって明るく光っていました。
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