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2016年5月13日 (金)

三国山に登頂する

5月2日(月) 4日目
6:10起床。薄曇りの朝です。昨晩の予報では野辺山は2℃まで冷える予報でしたが雲があって南風が吹いているので恐れていたほどには寒くありません。
P50_20160502_062827朝の散歩
ツーリングも4日目あたりが一番体のきつい頃なので珍しく宿の朝食を食べて体力温存を図るのですぐに出発はせず宿の周辺を散歩しました。
地面が真っ白く雪のように見えるのは植えつけた野菜苗を覆うビニールシートです。ヤマナシの木が一本だけ畑のど真ん中に生えています。地域外から来た人にとっては風景的には良いのですが機械を使った農作業には非常に邪魔な存在なのでこの畑の所有者は切り倒したいらしいのです。でも、この地に入植して森林を切り開いて開墾したその人の祖父母はこの木に当時の苦労の思い入れがあるようで自分たちが生きている間は切ってくれるなと言われている。そんな話を昨晩こっつぁんから聞きました。この野辺山の風景は人間の手が作り出したものなんですね。

朝食を終え荷物を自転車に積んで出発しようとすると後輪がちょっとふにゃっとしていました。超スローパンクのようです。とりあえず空気を入れてどこまで持つか分かりませんが出発してみます。
Map20160502今日のコース
今日は埼玉県西端、長野県東端、群馬県南端の地をまとめて訪問するため三国峠に向かいます。その先は秩父に下らず長野県に戻って旅を続けます。




Map201605022プロフィール



8:30野辺山出発~小海線沿い~川上村~県68~林道~10:20三国峠(33.3km)~10:40三国山山頂
こっつぁんちで朝食を食べているうちに空は快晴となりました。1300mの高原でも日差しが強いですから気温がすぐ上昇します。
Map201605023三国峠あたり
川上村中心から三国峠までは意外と距離があり、ナナーズからの計測では20kmあります。
先日渡良瀬遊水地近くの埼玉、群馬、栃木の3県境を訪問しましたが同じ3県境でもこちらは到達するのが大変です。
GPSロガーは林道区間に入ると頭上を覆う樹木や地形の影響で精度がガタ落ちです。

P50_20160502_110659長野県の最東端に立つ
三国峠の長野県側です。自転車に乗って走れる車道としてはここが長野の最東端となります。本当の最東端はここから南にある十文字峠付近。今日は連休の谷間の平日ですが好天でもあり結構な数のオフロードバイクが埼玉県側の中津川林道のダートを上って峠を越えて長野側に下って行きます。


P50_20160502_101917埼玉県の最西端に立つ(1740m)
三国峠の埼玉県側です。自転車に乗って走れる車道としてはここが埼玉県の最東西端となります。峠に到着するとランドナーの二人組が峠から中津川林道に下り始めるところでした。僕はここで自転車を降り、群馬県の最南端を目指します。



P50_20160502_104133三国山山頂(1834m)
三国峠の埼玉側トイレ脇にある登山口から登り始めました。すぐに中央分水嶺の尾根に取り付き尾根道を登ります。急な登山道ではありませんが数か所数メートルの岩場を乗り越える場所がありました。途中木の幹に人工的な黒い箱がくくりつけられているのを発見。なんだろうと近づいてみましたが不明。。(後でわかりましたが黒い箱はニホンカモシカ監視用のカメラだそうです。覗き込んでいた僕がバッチリ写っているはずです。)
10:40三国山山頂の標識に到着。でもここは地形的には埼玉県と長野県の分水嶺を成す尾根のピークで群馬県ではありません
P50_20160502_104448群馬県の最南端に立つ
山頂から先にちょっと低いピークがあり、そこから尾根がY字に分かれていました。左は長野群馬県境、右は埼玉群馬県境、後ろは埼玉長野県境です。ピーク上の赤い標柱の位置が群馬県の最南端です。 これで本日の目的は達成しました。三国山から慎重に下山し自転車の待つ峠に戻ります。


11:00三国峠出発~林道~県68~12:10ナナーズで昼食(53.3km)~県68
P50_20160502_112936チェーンがトラブっていたこと
三国峠から下り始めて気づいたのですが、ペダルを回すと周期的にチェーンがプーリー付近で引っかかる感触がありました。林道入り口まで下ったところで停車して調べてみるとチェーンのプレートが1か所破損してピンからずれてはみ出していたのでした。これがプーリーを通過するときにガードに引っかかっていました。後ろギヤを軽くするとチェーンラインが斜めになり余計引っかかりが強くなります。つまり上り坂で軽いギヤにしたときに破壊が進む可能性が高くなっています。引っ掛かりだけは無くそうとずれたプレートをピンの位置に戻してみましたがペダルを回すとすぐずれてしまいます。この旅2度目の挫折のピンチ到来。こうなると後輪の超スローパンクなんてトラブルのうちに入りませんね。
腹は減ったし今日の宿も決めなければならないし心配のタネは尽きませんがまずは昼飯ということで川上村のナナーズに立ち寄りました。食堂コーナーがあるのでそこでからあげ定食。食後に牛乳500ml一気飲み。ついでに今夜の宿を小諸YHに手配成功。これで今日の最優先事項はチェーンの修理だけに問題を絞り込めました。
とはいえ本格的な下り坂に出るまでに大蔵峠やR141へ復帰するための上り返しを通過せねばならずヒヤヒヤでした。
~R141~小海~県2~14:20八千穂駅(82.7km)~15:30中込IC近くのホームセンターでチェーン修理(103.6km)
P50_20160502_154339チェーントラブルに対処
中込を過ぎると浅間山に向かって道は上りに変わっていきます。チェーンに力がかかってきますからピンチです。そんなとき中込インター近くの県道9号線沿いにホームセンターを発見。運よく1個だけ在庫のあったチェーンカッターを購入(1420円)できました。さっそく修理にかかります。破損プレートの前後2コマをカットして、なぜか運良く常備していたコネクトピンで接続しなおして修理完了。ようやくピンチを脱しました。後輪の空気圧もちょっと下がっていたので空気を継ぎ足して小諸まで持たせます。チェーン修理できていなかったら御代田から先の1000m林道までの直登で千切れていたことでしょう。
16:10出発~県138~県9~御代田~県134~農道~1000m林道~16:50小諸YH着
今日は距離が短かったですが内容の濃い記憶に残る一日となりました。
走行時間5h32m、距離:114.3km、AV.20.5km/h

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コメント

おかえり♪しいたけさん。

三国峠もナナーズも野辺山も‥私も数年前に自転車で走ったことのある道。ほんのすこしだけど知っている道です。

長距離自転車旅の不安材料は、宿の確保と空腹と夕暮れですよね。よーくわかります。
それに足してマシントラブルもあったなんて私には危機的状況ですが、しいたけさんの能力をもってすれば「内容の濃い記憶に残る1日」程度なのですね。
これは、スバラシイ!にあたいすると思います。

旅の記録はまだまだつづきますよね。楽しみにしています。


投稿: ソフィ | 2016年5月14日 (土) 12時28分

ソフィさん、こんにちは。
スバラシイ!をいただきました。ありがとうございます。
今回のチェーントラブルには参りました。
でも普段からチェーン交換など自転車メンテを自分でおこなうようにしているので、こんなときどうすれば良いのか対処方法が分かります。後はそれをおこなうツールを手に入れれば良いだけなので切れないことだけを祈って走りました。
もしこのとき林道内で切れていたらどうしていたかあとから考えてみました。
「小海線信濃川上駅までは基本下り坂なのでチェーンを外して足で地面を蹴って惰性で駅まで走る。電車で佐久あたりまで行って工具を買って戻り修理する。こっつぁんちにもう一泊する」
となるでしょう。

投稿: しいたけ | 2016年5月14日 (土) 22時02分

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