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2020年8月16日 (日)

星見のピント合わせ

5:30起床。
今朝はこの時間ですでに29度を超えてました。「朝の涼しいうちに」が存在しませんでしたので自転車での出走はあきらめ、体力温存に努めます。この猛暑は災害ですね。

さて、望遠鏡で星見をしているとき、眼視であれば望遠鏡のピントノブで「とりあえずこれくらいかな~」で済ませてしまいます。ぴったり合っていなくても目力である程度矯正できるからです。
でもCMOSカメラ導入で電視星見するようになってピントにシビアになりました。電子機器にかかってはB型の曖昧さは許されず、ディスプレイ上に映し出された微妙にぼけた画像は目力ではどうにも矯正しようもないからです。

そこで、かなり前からうわさの兵器「バーティノフマスク」を導入しました。(容量節約のため写真は無しね)
バーティノフマスクは光がマスクのスリットを通ったときにできる回折光のパターンでピントの良否を判断するという便利ツールです。使ってみるとピント合わせはパターン認識になり、非常にわかりやすいです。
でも、最後のピント追い込みには微妙なピントノブの操作が必要です。一般にはマイクロフォーカサーとか電動フォーカサーという便利ツールがあるのですが、お高いし、僕の望遠鏡には導入できません。


そこで唯一利用できそうな「直進ヘリコイド マイクロフォーカサー」を購入

P50_20200816_085228
AstroStreet 1.25" 直進ヘリコイド マイクロフォーカサー(4378円)
ヘリコイドは1回転で10mmの繰り出し幅があります。目盛りが0~9まで振ってあります。0から1まで回すと接眼部が1mm繰り出されることになります。ピント合わせの分解能が高まりました。

大まかなピント合わせは望遠鏡のピントノブで行い、最後の詰めをバーティノフマスクとこのフォーカサーで行います。
これでようやく素人の僕でも素早く簡単にピント合わせできるようになりました。眼視でもジャストなピントを得ると微光星の見える数がちょっとは増えたかな。

ふと思い立って望遠鏡をベランダに出してアライメントし、ピント合わせして電視星見開始するまで5分程度です。このお手軽さがベランダ天文台の稼働率を上げ、楽しさを倍加させてくれます。

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