木星 2020/09/11
11日の晩は初めの頃薄雲が広がりところどころに積雲列が北に流れていて星見は無理かと思われましたが、次第に木星が明るく見えるようになったのでベランダ天文台をオープンしました。気流はモヤモヤかと思われましたが、1枚目を撮影したところ意外とよく見えていたので本腰を入れて観測しました。
9月11日19時06分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バローレンズ、ADC、ASI224MC
SharpCap 3.2、10ms、Gain=300 3500フレームを70%スタック、RegiStax 6でWavelet処理
撮影開始1枚目の画像です。ベランダ天文台にしてはこの夜の気流はかなり良く5インチでも細かい所が写っています。
ちょうど大赤斑が見え始めたタイミングでした。10日の北半球の白斑はすでに裏側に回っていて、その最後尾の黒い斑点が右端ぎりぎりに見えているものと思われます。中央付近に見える白斑は新しく発生したもののようです。西の端にも何やら白いものがありそうです。
9月11日20時47分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バローレンズ、ADC、ASI224MC
SharpCap 3.2、10ms、Gain=278 4000フレームを70%スタック、RegiStax 6でWavelet処理
上の写真で左端のかすかに白いものは白斑でした。大赤斑とほぼ同じ経度にあり、後ろに黒い斑点を2つ引き連れています。これも新しく発生したものと思われます。
大赤斑付近を見るのは8月30日以来です。大赤斑の北をぐるっと回り込むような「眉毛」型をしていた縞は大赤斑の右で切られてしまいました。変化が速すぎです。
この後も大赤斑が裏側に回った22:30まで見ていましたが、これ以上の白斑はありませんでした。
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