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2020年9月14日 (月)

ISSをカラーで撮る 2020/09/11

9月11日、海王星の撮影成功に満足して眠りに落ちた後の早朝です。

4:20起床。3時間は眠ったようです。
晴れています。東の空が白み始めていますが冬の星座がきれいに見えています。海王星を撮影していた時の透明度が継続しています。ISSの通過まであと40分ほど。オリオン座のM42など眺めてみたい誘惑が強かったのですが、冬になればいやというほど見ることができるので、今はISSに集中です。
さっそく撮影準備で、今回は月があるので月でピント合わせしました。気流はまあまあ良いようです。月のクレーターを撮影したかったのですが、今はISSに集中です。露出は前回同様1msにし、Gain値は火星を導入して決めました。火星も撮影したかったのですが、今はISSに集中です。今回はCMOSカメラのモードをカラー動画で撮影します。

今日のISSは北西の空から南東の空へ、天頂の少し東側を通過していく予報です。ベランダ天文台は天頂を含む北側半球全体が死角となっており、南下して通過していく人工衛星に対しては奇襲を受ける形となります。建物の庇から見え始めた時には最接近は過ぎていてどんどん遠ざかるだけです。いかに早く発見して望遠鏡視野に捕捉するかが勝負です。

空がすっかり白くなった4:58から動画撮影を開始しベランダで経緯台に同架した望遠鏡を構えて庇から現れるISSを待ち構えていました。が、不覚でした。西から迫ってくる低い雲に気を取られていた隙を突かれました。発見したときにはISSはすでに南東の空にどんどん遠ざかっているのでした。

Iis_20200911_0458
9月11日04時59分頃 D=127mm、F=1500mm、ASI224MC カラー
SharpCap 3.2、1ms、Gain=300、動画からフレームキャプチャ、RegiStax 6でWavelet処理、トリミング。
経緯台にてファインダーを覗きながら手動で追尾。

一番最初に捕らえた画像です。前回よりも小さくなっちゃいましたがISSに色が付きましたね。スバラシイ!(これが本当の自画自賛)。3回目のチャレンジでここまで撮れるようになりました。意外と誰にでもできる簡単なことなのかも。

今回露出1ms時のGain値を火星の模様が見える値で300にしましたが露出不足だったようでオリジナルの画像は暗くカラーバランスが崩れている可能性があります。画像処理で明るさ、色調、コントラストを調整しています。350か前回8月24日白黒撮影時の400のほうが良かったかも。撮影チャンスが少ないし試行錯誤なのでなかなか完璧にはいきません。また次回頑張ります。

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