惑星撮影のためPCを強化した効果が出たこと
パソコンを強化した結果を確認するチャンスは意外と早く訪れました。
午前中予想外に日差しがあり、急いで半袖短パンになりベランダで日光浴してビタミンDを生産し、骨折回復に努めました。午後からは雲が広がりいつも通りの天気かと思っていましたが、日没後に急速に雲が切れて木星が輝き始めました。
望遠鏡を落とさないよう慎重にベランダ天文台をオープンし木星の撮影に入りました。
SharpCapで640×480ドットの撮影を行います。露出と撮影枚数は以下の通り。
同時にAutoStakkert3とRegiStax6を起動しておきます。
①露出:10ms 4000枚撮影 → 撮影時間 40秒 コマ落ち 0 転送速度 100fps
②露出: 8ms 5000枚撮影 → 撮影時間 40秒 コマ落ち 0 転送速度 125fps
③露出: 5ms 5000枚撮影 → 撮影時間 40秒 コマ落ち 0 転送速度 125fps
①では転送速度がずっと100fpsでコマ落ち無しで撮影終了。
②では①の画像処理をしながらの撮影です。8msだとCMOSカメラからの転送速度の限界になりますがほぼ125fspで転送が続きコマ落ち無しでした。効果大です。しかもAutoStakkert3でのスタッキング速度も遅くなりませんでした。
③は②の画像処理をしながらの撮影。計算上200枚/秒ですが転送速度の限界を超えるのでほぼ125fspで転送され40秒で撮影終了しコマ落ち無し。
メモリ増設とストレージのSSD化でストレスなく惑星撮影が可能となったことが確認できました。
しかし残念なことに今日の気流は荒れていてボケボケでとても掲載できるものではありませんでした。ガッカリ。
今日は惑星撮影を早々にあきらめて望遠鏡を屈折に換装して電視観望の星見に切り替えました。
10月18日21時15分 D=60mm、F=355mm、ASI224MC
SharpCap 3.2、1.5s、Gain=460 256フレームライブスタック(6分24秒)トリミング
秋の星座みずがめ座にある球状星団メシエ2です。透明度が良かったのできれいに写りました。経緯台で355mmノータッチガイドですがSharpCapのライブスタック機能が星の位置ずれを補正してくれるので星団内の星が分離して見えています。赤や緑のホットピクセルが流れた線を引いていますが画面上で見る分にはあまり気になりません。
惑星シーズンが終わったら電視観望の星見ですね。望遠鏡はベランダで働いてもらい自分は室内でぬくぬくとパソコンに映し出される星を眺めるわけです。
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