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2020年11月11日 (水)

アトラス彗星をみる 2020/11/11

冬型の気圧配置だというのに8日、9日、10日と3夜続けて風のぶつかりによるキレの悪い雲が漂い続け星見をあきらめました。
日中は良く晴れるのですが、午後から風が東寄り成分を持つと伊豆半島を回ってきた西風とぶつかり気温の下がる夕方頃から低い雲がわき続けます。気象衛星の可視画像を見るとぶつかる位置によって雲のかかる場所も南北に変動します。
きょう未明、偶然3時半ころ目が覚め外を見るとほぼ快晴状態になっていました。風のぶつかる位置が南海上にそれたのでしょう。せっかくなので夜明け前まで星見をしました。すでに三脚架台は一昨日にアライメントしたままベランダに出しっぱなしなので、鏡筒だけ搭載すればすぐに自動導入で星見が開始できます。

アトラス彗星(C/2020 M3)がオリオン座付近で8等級らしいので導入してみました。 
C_2020m3_20201111_2  
11月11日04時25分 D=60mm、F=355mm、ASI224MC
SharpCap 3.2、2.6s×255フレームライブスタック、Gain=450、RegiStax 6でWavelet処理 縮小

これまで6cm屈折で11等級の系外銀河が写っていたので8等級は楽勝です。
CMOSカメラの中央付近のおいしい場所にホットピクセルがいくつかあるので彗星を中央から外して撮影。
ぼんやりとして中央が明るい星雲のような彗星が写りました。8等級なのでこんなものでしょう。地球に近いので10分ほどの間に彗星が移動して線状になっています。
7月のシッポを持ったネオワイズ彗星が悪天候続きで一度も見えなかったことが残念でなりません。

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