木星と火星 2020/11/11
11月6日に「週間予報支援図」で予想した上層の気流は今日からが良くなる予想でした。その後も毎日チェックしていましたが予想は変化することなく上層の風は弱くなり寒気の底となりました。
日没時の天気はほぼ快晴で、テレワーク終了後ただちに望遠鏡を架台にセットして木星を導入。
11月11日16時56分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、ASI224MC
SharpCap 3.2、7ms、Gain=280 6000フレームを70%スタック、RegiStax 6でWavelet処理
やはり気流はこの数日と比べ安定していました。秋以降の上層気流の安定度予想に「週間予報支援図」は使えそうです。
そんな日に大赤斑が見えているとはラッキーでした。
北半球左側の縞の中の明るい点は衛星エウロパが木星面を通過中の姿です。このあとエウロパの影が木星面に落ちてきます。
ところが17時になるといつもの切れの悪い低い雲が広がって木星を隠してしまいました。雲の隙間から出た木星はふにゃふにゃとゆがんでいます。雲周辺の上昇流で気流が乱されています。せっかく上層が落ち着いているのに観測を始めて30分ほどで使い物にならなくなりました。
夕食が終わると雲が切れたのでついでに火星も撮影
11月11日19時39分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー+2.5×パワーメイト、ASI224MC
SharpCap 3.2、4ms、Gain=280 8000フレームを70%スタック、RegiStax 6でWavelet処理
高度も高く気流がそこそこ安定しているので拡大率を上げました。
まだ南極冠はしっかりと白く光っています。
| 固定リンク | 0
コメント