昼間の金星を撮る 2020/11/13
今日は仕事お休み。
日出を過ぎてようやく雲が切れました。昨夜21時の高層天気図を見るとまだ等温度線、等高度線とも緩んだ状態で下層の雲も消えたので、前回気流が悪くてあきらめた金星の撮影を行いました。
アライメント済みの架台に鏡筒をセットして金星を自動導入します。もちろん一発で望遠鏡の視野に入ってくるほどの精度は無いのでファインダーの視野の中に金星を探して照準を合わせます。真っ青な空ではないですがマイナス4等級の金星は簡単に見つかりました。
11月13日08時49分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、ASI224MC
SharpCap 3.2、1ms、Gain=150、3000フレームを70%スタック、RegiStax 6でWavelet処理
望遠鏡のピントは昨晩木星を撮影した状態で固定されているので、同じ拡大率で撮影しました。
思っていたよりもきれいに欠けた金星が写りました。青空が背景ですが明るい金星に露出を合わせると夜空のようになってしまいます。
今日の金星の視半径は6.2秒角で木星の3分の1程度の大きさですが、欠けているのでもっと小さく感じます。内合の前後が欠け方、大きさの変化が大きくて面白いのですが、その期間ベランダ天文台では死角になって見れませんでした。残念。この後は欠けが小さく丸くなっていきます。
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