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2020年12月16日 (水)

気象衛星ひまわりを見る

 日付の変わる前に気象衛星ひまわりのそばをオリオン座のM42が通過していくのを見てみました。
気象衛星ひまわり8号と9号は東経140.7度あたりの赤道上空にあり、ベランダ天文台(北緯35.6度)から見た場合は方位178度、高度48.6度あたりに静止して見えます。
オリオン座の散光星雲M42の赤緯は-5.4度ほどなのでベランダ天文台からM42を視野に入れて追尾していると星雲の南のほうを静止衛星がゆっくり移動していくのを見ることができます。M42が日周運動で動いているんですけど。

_20201215_2333
12月15日23時33分 D=60mm、F=355mm、ASI224MC、固定撮影
SharpCap 3.2、10s、Gain350、縮小、トリミング

静止衛星だけの写真ではさみしいので明るいM42星雲が通過していく時間を狙って撮影しました。
経緯台で方位と高度を合わせて望遠鏡を向けると視野にひまわりが見えてきます。ほぼ衝の時刻で10等星くらいの明るさ。
10秒間の固定撮影で星が日周運動で線になります。上の方に明るく広がっているのがM42星雲です。
この時間はひまわり9号のほうが北側にいますが、軌道の関係で8号が北がに見える時もあります。

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