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2021年1月21日 (木)

ベランダに子午線を引く

ベランダに自動導入の経緯台を設置するとき、望遠鏡は水平・北向きの初期ポジションに据え付けます。
その後、指定された明るい恒星2つを順に視野に入れて経緯台に今いる場所と方向を教育します。
この手順を適当にやると目的の星が自動で視野に導入できなかったり、追尾中に目的の天体がだんだんずれていってしまいます。

水平については水準器を使って決定していましたが北の決定はB型性格が出て「だいたいこんなもんだろう」でおこなってきました。この建物は地図で見ると東西南北に合わせて建てられているので、望遠鏡をベランダの手すりに向かって直角に置けばほぼ北になっていたのでした。

でも焦点距離355mmの望遠鏡でもCMOSカメラの狭い視野には一発で導入できないくらいの精度しかなかったので、少しでも導入精度を高くするため「真北」を可視化することにしました。
方位磁石では偏角があるため真北を指しませんし建物内の鉄分により誤差が出ます。そこで太陽を利用することにします。ベランダの経度から当日の太陽の南中時刻を調べ、その時ベランダに落ちる影の向きを記録しておけば南北方向が決定します。
20210121
このベランダでは1月21日11時53分00秒の影は真北を指します。指定の時刻を待って影の南側と北側の位置にマークを打って2点間を結ぶ線をマジックで引いて子午線の完成です。

これにより水平を出した後に望遠鏡とベランダの子午線が一致するよう向きを調整すれば簡単に初期ポジションに合わせることができるようになり、望遠鏡設置が一層簡単になりました。自動導入精度向上よりも手間が減った効果の方が大きいかも。(引っ越していくときは消すのを忘れないように。)

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