明るい星 2021/02/04
昨日の春一番と吹き返しの北西風がおさまった夜、ベランダから見えている明るい星を同じ条件でスタックせずワンショット撮影してみました。
明るい順に並べてあります。
2月05日20時~24時 D=60mm、F=355mm、ASI224MC
SharpCap 3.2、50ms、Gain=400 トリミング以外画像処理なし
冬の星空は一等星が多くみられます。昨晩ベランダ天文台からでも南の丘陵に遮られるカノープス、建物の庇に遮られるポルックス、カペラを除いて5星、春の星から2星、おまけの火星とにぎやかです。
Gainchiを高くしているので星像が肥大して色が見え星による違いが面白いです。
昨年の最接近時は-2.6等級まで明るくなっていた火星は、今は萎んで0.5等級。赤い惑星といわれていますが暗くなってしまうとベテルギウスやアルデバランと大差なく感じます。星像が丸く整っているのは点光源ではなく面積を持っているためでしょう。
おおいぬ座には「全天一明るい」星が2つあります。シリウスは圧倒的な明るさで星像の肥大も半端ありません。おおいぬ座のε星は全天一明るい2等星として特別採用されました。あと0.01等級明るければ全天一暗い一等星になれたのに。んーどっちが嬉しいでしょうかね?。現在はレグルスが全天一暗い一等星です。
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