おおいぬ座145星を見る
夜の初めころまでは薄雲を通して星が見えていましたが22時頃にはにわか雨が降ってきました。
今夜は久しぶりにベランダ天文台は閉じられたままで月の連続観測も途切れました。
以前に撮影したものを見返していて、おおいぬ座145星という色の対比のきれいな二重星を撮影していたのを発見。
1月18日22時17分 D=60mm、F=355mm、ADC、ASI224MC
SharpCap 3.2、500ms、Gain=80 、2倍拡大、トリミング
離角約28秒。145番星のオレンジ色(4.8等)とHD56578星の水色(6.0等)の対比がきれいです。
別名「冬のアルビレオ」とも呼ばれているそうです。本家の「アルビレオ」ははくちょう座にある二重星ですが、ベランダ天文台からは北の空になるため見ることができません。
この2星は見かけの二重星でたまたま同じ方向に見えているだけ。地球からの距離は145番星1418光年、HD56578が303光年と離れています。145番星から見るとHD56578の水色と太陽の黄色の対比がきれいな二重星に見えているのでしょうか。
等級差以上に星像のサイズに差が出ました。撮影では露出をうまく調整しないと色飛びしてしまいこの色の対比をうまく表現できません。たまたま風が吹いて鏡筒が揺れて星像が伸び、いい感じで色が出ました。
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