木星 2021/04/21
昨夜の月は安定して見えていたので拡大撮影してみました。
4月20日18時42分 D=127mm、F=1500mm直焦点、Neptune-C II、トリミング
3つ連なったクレーター、左からアルザケール(97km)、アルフォンスス(110km)、プトレマイオス(153km)です。
かなりシャープに写ったので欲張って2.5×パワーメイトでさらに拡大して見ました。
4月20日19時49分 D=127mm、F=1500mm+2.5×パワーメイト、Neptune-C II、トリミング
容量の関係で真ん中のアルフォンススだけを切り取って掲載。
直焦点では見えなかったクレーター底にのたうつ谷や小クレーターが見えてきています。
中央丘の影を見るとかなり尖った丘のようです。
1枚目の写真でクレーター底の左下に小さな暗いシミが見えていますが、こちらではシミの中央にクレーターが見られます。おそらくこのクレーターから噴出したものが周囲に堆積していると思われます。また、この小クレーターはのたうつ谷の中にあるように見えます。インパクトクレーターではなく火山性のクレーターかもしれません。
谷沿いを右にたどっていくと数か所暗いシミにになっている場所があります。はっきりしませんがおそらく同様の小クレーターが存在しているのではないでしょうか。
ここまで写るのは珍しくかなり気流が安定しています。翌朝の木星を楽しみにして就寝したのでした。
あくる朝、3:50起床。
なぜか予想外の北西風が強く吹いていました。天気図をチェックすると夜のうちに北日本を弱い気圧の谷が通過し、その後面で関東は局地的な弱い冬型になっていたのでした。
いやな予感を感じつつ木星を導入するとメラメラでした。
4月21日04時52分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II
SharpCap 4.0、8ms、Gain=300、7000フレームを60%スタック、RegiStax 6でWavelet処理
今朝は大赤斑がこちらに向いてくるタイミングだったのですが残念ながらまたもやボケボケです。
今のところ大赤斑はクッキリ写りたくないようです。
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