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2021年6月19日 (土)

アジサイを撮ってみる

ほぼ一日雨降りで星見も自転車もお休みでした。

木星師匠たちの撮影方法を調べていると16bitのser形式で撮影している人が多いようです。
僕はこれまでRGB24の8bitのAVI動画で撮影していました。
両者に差があるのか調べてみたくなり、室内に設置した望遠鏡で南に見える多摩丘陵に咲いている季節の花アジサイを撮影して比較してみました。

20210619
D=127mm、F=1500mm、直焦点、Neptune-C II 

SharpCap 4.0、15ms、Gain=200、500フレームを20%スタック、RegiStax 6でWavelet処理
150%拡大 、カラーバランス:オート

同じ条件でRAW16とRGB24で撮影、同条件でスタック、Wavelet処理して差が分かるように150%拡大したものを並べています。

アジサイまでの直線距離は約670mです。雨が一時的に止んだタイミングで撮影しました。南東風があり湿度が高く視野内のアジサイは木星のようにもやもやと揺れていました。16時過ぎで雲が低く垂れこめて薄暗く、図らずもシャッタースピードとGainの値が木星撮影と同じになりました。

比較してみると僅かながらRAW16のほうがシャープです。
明るさはRGB24が僅かに明るいですが、その分露出オーバーで白飛びの部分が多いようです。
ノイズはRAW16のほうがちょっとざらついた感じ。RGB24のノイズが少なく感じるのはシャープさがないためか?。
ファイルサイズはRAW16が468MB、RGB24が703MBでRAW16が3分の2でディスクにやさしいです。

結論として木星(惑星)撮影ではシャープさが命なのでRAW16のほうが良いのかもしれません。
実際の木星撮影では拡大率がさらに2.6倍高くなりますのでこのわずかな差も拡大されることになるでしょう。ただ、今回のターゲットは光量の多い地上物だったので木星撮影にも当てはまるのかは実際に木星で比較して見ないといけませんね。

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