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2021年6月 4日 (金)

木星のピント位置を決める

昨日の木星観測の最初にピント確認のために撮影した6枚の木星像から改めて画像処理をおこなってピント位置を確かめてみました。
本来であればNeptune-C II購入後早めにやりたかったのですが、木星高度は低く気流は悪く雲もかかるしまともに見えないためできませんでした。

最初、わし座のアルタイルを導入してバーティノフマスクでピント合わせをおこなってから木星を導入。
その状態でシャッタースピード15ms、撮影枚数4000フレーム(1分間)、gain200の設定で1枚撮影。
条件をそろえるため以降の撮影はピント位置だけを変更していきます。

ピント位置は 「直進ヘリコイド マイクロフォーカサー」 で目盛りを見ながら反時計回りに1目盛りずつずらして5枚撮影。
1枚目から6枚目まで撮影するのに10分かかりました。

撮影したAVIファイルを同じ条件でAutoStakkert3 で60%スタック、RegiStax 6でウェーブレット処理して南半球の縞の範囲を切り出して並べたのが下の画像です。
20210604
僅か10分ほどですが模様が自転により左から右に移動しているのが分かります。
今回は赤矢印の位置にある縞の中のコブに注目して上から順に写り具合を比較していきます。
恒星ピントより1が明らかに良い。
1と2はわずかに2のほうが良いかな。
2と3はわずかに2のほうが良いかな。
3は4より明らかに良い。
4は5より明らかに良い。

と僕の目には見えたのでピントの山は1から3の間にありそうです。
そこで1と3を比べると1のほうが僅かですがコブが濃く縞もはっきり見えるので1のほうが良いと判断。
結論は2に近い1寄りの位置ということに決定しました。
次回からは明るい恒星が見えていれば木星のピント合わせは迷いなく機械的におこなえるはずです。

現在木星撮影は未明におこなっています。気温も下がり切って安定しているので温度変化によるピントズレはほとんど気にしなくて済みます。
でもこの先、木星が衝を迎える8月頃では夜半前の撮影となり気温降下中の時間帯です。秋には日没後の観測となるのでさらに気温変化が大きくなります。こんな微妙なピントとなると30分に一度ピントを見直さないと温度変化により途中でピンボケになってしまいます。

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